嫁から何度もメールや電話があったが全て無視した。留守電メッセージには
謝罪と帰ってきて欲しいとの言葉が泣き声とともに入っていた。
全て消去した。
嫁と付き合い始めた頃に交わした会話の中にこんなのがある。
浮気したらどうする?
嫁は泣いて暴れる、と言ったが
俺は「怒りはしないだろう。ただ冷めると思う」
「寂しい人ね」と嫁。
その言葉の通り俺は既に冷めきっていた。
その週末、嫁と嫁の両親が実家を訪ねてきた。既に嫁から話を聞いていたらしく、
客間に上がるなり嫁の両親が手をついて平謝りに謝った。嫁も涙目でそれに続く。
俺の両親も「もう許してやりなさい」と俺を促す。
俺の意思は固まっていたがいきなり離婚を切り出すのも相手の両親に申し訳なく、
1時間ほど会話を交わしたが最終的に俺の離婚の意思が固い事を告げた。
息子についても俺が引き取る様子を全く見せない事に嫁が「本当にいいの?」と問う。
「僕の子かどうかわからないからね。」周囲は言葉を詰まらせた。
俺なりに愛情は注いできたつもりだった。暇があれば遊び相手になり、
箸の扱い、近所の人にも率先して挨拶出来るようにもしつけた。
最近ではキャッチボールが一番のお気に入りになっていた。
あっさりあんな事が言えたのは今から思えば驚きだ。
俺の言葉を両親はたしなめたが俺は全く意に介さなかった。
愕然とした表情の嫁に俺は、
「あの日まで僕の子である事に何の疑いも持ってなかった。
君がした事の意味がわかった?
君がした事が僕の気持ちにどんな変化をもたらしたかわかった?」
「君」「僕」等と二人の会話で使った事がない言葉がその時は自然と口から出た。
嫁は嗚咽をもらし顔を伏せた。
正式に離婚した後も嫁と息子は暫くそれまでの部屋に住んでいた。
しかし仕事も手につかず、食事も息子に食べさせるのが精一杯で嫁自身は喉に通らず、
次第に体を壊し会社も退職し実家に引き上げ、入院したと義父に聞いた。
嫁には兄弟が無く、それだけに息子が出来たと義父は結婚を喜んでくれていた。
孫もとても可愛がってくれた。
仕事中にも「○○を買って来たから晩飯一緒に食べよう」とよく携帯に入った。
と言っても仕事で帰りが遅い俺は待っていた嫁と二人で食べる事が殆ど。
俺より先に嫁と来ていた息子とさっさと食事を済ませ、風呂に入れ、
居間で目尻をさげっぱなしで息子と遊んでくれているのを、
嫁とともに笑ってみていた。
義父には本当に感謝していた。
そんな事だから暫くは、頻度が当然減ったとはいえ義父からの電話には以前と同様に応えていた。
時折義母も電話に出た。電話の度に二人が発する謝罪の言葉に「もういいですから」と返す。
だが段々義父の声に元気がなくなっていくのがわかった。
陽気だった義父の声から全く覇気が失せていた事が辛かった。
「もう電話しないで下さい。義父さんの声聞くのが辛いです」
「そうだな、悪かった。これで最後にする。○○君、本当に申し訳ない事をした」
「すみません、義父さん。本当にすみません」
電話越しとはいえ義父の前で初めて泣いた。
嫁に対しては何の思いも無い。もう冷め切っていたのだ。
でも嫁のご両親がやつれていく様子が俺には辛かった。
嫁の家族が引っ越したらしいと聞いたのは去年の事。
今どうしているのか全く知らない。
俺なりの仕返しだったかな。
長文駄文失礼しました。
>>41
レス有難う。
明日も出勤なのでもう寝ます。
皆さんレス有難う。今日はsage進行でいきますね。
昨日のを見直したら全部ageてたんで一寸焦りました。
ここで書き、頂いたレスを読んだ事で当時の事をもう少し冷静に考える事が出来たようだ。
帰宅して考えをまとめている間にこんな時間になってしまった。
で、これははっきりしておきたい。
当時は仕返しだと思って離婚したのではなく、スレタイを見て
「俺なりの仕返しだったのかな」と思ったんです。
>>43
浮気の原因については脱衣所で多分話していたと思う。
ただ、書いた通り俺が聞く耳を持ってなかった。
俺の側に全く非は無いと思い込んでいたのだろうね。
内心、浮気の原因に俺に対する不満があるんじゃないかと思って、
聞きたくなくて耳を無意識に閉ざしてしまったんじゃなかろうか。
全く覚えていないんだよ。
何らしか至らない点はあったと今は思う。
ちゃんと聞いていればもう少しマシな人間に成長したかもしれない。
貴方と同じで俺も浮気に浮気で対抗するなんて考えもしなかった。
大袈裟だが、そんな事をすれば俺の信義に反するなんて思っていた。
また周囲の女性に嫁以上の魅力は見出せなかったしね。
>>44
ごめんよ。
コメント
これなんで元文章を変えてるの?
投稿者だけしかピックアップしてないから他のレス番の内容わからなくてイミフ
ウジウジウジウジウジウジウジウジ
なげー最後っ屁だな
旦那さんも周囲の人たちも、
これだけ苦しんだのだから、
早く新しい道を歩んで欲しい。
40まで読めば事の顛末が分かる。
あとは旦那の心境や考えの記述だ。
しかしまぁ、人の縁や出会いというものは、
一体何なんだろうかと思ってしまう。
幸せになりたくて結婚したはずなのに、
こんなことになるなんて言葉が見つからない。