「こんな彼女いて羨ましいわー」友達からそう言われるたびに元彼は気持ち良さそうだった。
はい、馬鹿ww全てはお前を地獄に落とすため。今でも尻/軽からの嫌がらせメールは続いてるし、二人の浮気メールも見てる、罪悪感なんて微塵もなかった。
むしろこれからのこと考えると、全てがいい気味だった。
そんなときB君と一緒に帰る機会が。
B「彼女、また浮気してるっぽい…。あいつ(元彼)かな?」
最近B君と喋る機会がなかったから久しぶりだったんだけど、尻/軽が今もまだ平気で浮気してることを知らないようだった。
時期はもうすぐバレンタイン。私はこの日に決行しようと決めてたのもあって、B君に全てを話した。まだ続いてる、しかしバレンタインに自分は別れるつもりだ、と。
B「…そっか。お前、もう完全に吹っ切れたん?」
私「うん、もう全然(笑)二人のメール見てるし、むしろ整理的に無理なレベルかな」
B「…俺にもさ、メール見せてくれない?あいつ(尻/軽)の携帯ロックかかってるし、ちゃんと見ないと実感わかなくてさ」
悩んだ挙げ句、その日ちょうど元彼の家に泊まることになってた私は承諾。
元彼が寝てる間に二人のメールを自分の携帯に転送し、次の日B君に見せた。
メールを見てるB君、もう怒りでプルプル。
「彼女も許せないし、元彼も許せない。ダチじゃなかったのかよ…」って。
B君もバレンタインの日に尻/軽と会うらしく、そこで振ることにしたらしい。
さぁ、当日が楽しみだこと。
そしてバレンタイン当日。元彼の家に到着した私。
元彼「おー」
ドアを開け、チョコを貰える嬉しさからかルンルンの元彼。
今日でやっと別れられると同じくルンルンの私。もちろんチョコなんか用意してねーwww
私「はいっ」
百均で買った空の箱を渡す。嬉しそうに開ける元彼。
元彼「…あれ?」
空だと知り、不思議そうな顔をする。そこで私は恥ずかしそうに言った。
私「なんか恥ずかしくて…。今ほんもの渡すから、目つぶってて?」
ニヤツキながら素直に目をつぶる元彼。こんなときだけ素直なんだから。悪い子ね。
遠慮なくビンタをかましてやった。
バチーーン!!!
いい音が部屋に響きわたり、頬っぺたおさえて元彼唖然。満面の笑みで言ってやった。
ビンタじゃ足りないくらいだったけどね。
私「さよなら。今日でやっとお別れできるわー」
元彼「…は?………え?え?」
私「ずっと浮気してるの知ってるよ。誰がてめーみたいな男とこれ以上付き合ってられるか。明日以降、一切私に関わらないでねー気持ち悪いからさ」
元彼「…え?ちょっと……ちょ………」
元彼、なんか息が荒くなってくるが、構わず続ける。
私「ちなみに、あんたが浮気してる尻/軽。B君の彼女でしょ?友達まで裏切るなんて、あんた本当に最低。あ、もうB君も全部知ってるから。ボコボコにされるかもねwww」
こんな口悪く元彼に何かを言ったこともないので、元彼かなり驚き気味www同時に息もさらに荒くなってハァハァしまくり。
過呼吸だとすぐにわかった。浮気を知ったとき、ショックで私も過呼吸になったから。
まあ、ざまああぁぁぁー!!としか思わなかったけどね。
元彼「待っ……ちょ…お願い…だから……」
元彼は号泣しながら、立ち上がる私の足に必タヒにしがみついてきた。引き留めるかのように助けを求めるかのように。
遠慮なく足で払いのけた。
なんで後悔するのが手遅れになってからなのだろう。もっと、早い段階で、後戻りができるチャンスだって今まであっただろうに。
「別れたくない、頼むから」
本当に聞こえるか聞こえないかの声で、元彼は苦しそうにしながら訴えた。
自分の思うままに、長い間尻/軽をつなぎ止めておきながら、私を裏切って友達を裏切って。
今になってこんな苦しむなんて、勝手すぎるし自業自得だ。今更すぎる。
私「その手で尻/軽を抱いてきたんでしょ?汚いな、触んじゃねーよ。そんな手で私に助けなんか求めるな。さんざん人を見下して裏切りやがって。楽しかった?」
わかる…私はスッキリしたけどやっぱり辛かった。
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コメント
糞女の妄想乙