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人生で初めてキレた話をしてみたいと思う

サレ夫
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506: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2014/10/08(水) 12:59:23 ID:Uyrbvm7Ol

営業で飲むときのからみシ酉は嫌というほど味わってきたから慣れていた。
むしろ次期社長候補の意外な一面を見れて興味深かった。
嫁は本社勤めだから俺とは格差だと言われた。
俺はそうですねと適当にあしらった。
そんなの屁でもなかった。
給料はいくらだと云われ400万ちょっとですと答えた。
嫁は450万以上貰ってるだろう?と言われた。
俺はハイと素直に答えた。
そこでAさんが「でも嫁子さんはそんな俺男さんに惚れてるんだもんね?」と気遣う様な事を言った。
このときB君、嫁上司を見て、やばいという表情をしていたのを覚えてる。
営業の鉄則として、からみシ酉をあしらう時に反論をしては絶対にいけない。
火に油を注ぐようなものだ。
適当にハイハイとあしらっておけばいい。

嫁上司が実は嫁が結婚する前からお互い想い合っていたという事を話し出したのはこの時の事だ。
AさんとB君、さすがにズッコケて「嫁上司さ~ん」と呆れていた。
俺だって酔っ払いの妄言を真に受けるほど馬.鹿ではない。
笑いながらそうだったんですか?全然知らなかったですと笑って聞いていた。
嫁と出張に行くとき、夜景の見えるレストランで食事をしたりよくしたそうだ。
食事ぐらいで想い合ってたなんて嫁上司さんも意外とピュアなのね~とAさんがからかった。
B君が完全に酔っ払っちゃってますね、と俺を見ながら言った。
真に受けちゃ駄目ですよというジェスチャーだ。
手だってつないだ事もあるんだぞ!と嫁上司が少しムキになった。
B君がそれセクハラですよ~と言った。

507: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2014/10/08(水) 12:59:47 ID:Uyrbvm7Ol


嫁上司が「合意の上でだバカ」と言い返した。
Aさんがでもそれは結婚する前の話よね?と確認するような事を言ったような気がする。
実をいうとこの辺から少し記憶が曖昧になってる。
それで嫁が子供産んで社会復帰してからも少し続いてたという話をしたのかな?確か。
2~3年とか具体的な数字を出して。
ここで俺はちょっと妄言にしては話がリアルだなと思った記憶がある。
酔っ払ってるだけに妄言がスラスラでる事に違和感を感じだした。
でも「私だって美味しいレストランだって誘われたら行っちゃうわ~」とAさんが俺を見ながら言ったんだ。
俺をなだめようとしてくれてるのは酔いながらも理解していた。
そしたら嫁上司が満面に笑みでニン!と笑ったわけ。
その時の表情だけはいまだに忘れられない。
勝ち誇った表情というのかな。
○○事件って知ってるか?って嫁上司が言った。
俺はその事件を知っていた。
嫁が壮大に仕事でやらかした話だ。
「また嫁上司さんはそんなこと言うと嫌われますよ!」
とAさんが怒って言った。
きっと今度は嫁に攻撃対象を切り替えたと思ったのだろうと俺は思った。
違う違うそういう話じゃないと嫁上司は話をはじめた。
あれは5年前の話だと言うとB君が違いますよ僕がした入社ときだから7年前ですと訂正した。
そうかそうかと頷きながら嫁上司は遠い目をしながら回想している様だった。
B君の記憶が正しい。
息子が三歳の頃だったと俺もはっきり覚えていた。

508: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2014/10/08(水) 13:00:09 ID:Uyrbvm7Ol

嫁が発注していたつもりのものが未発注のまま直前まで気づかなかったという大失態だ。
大口の仕事だったから高級車10台分ぐらい吹っ飛ぶようなやらかしだった。
嫁が「私クビになるかもしれない」と言って青い顔して帰って来たからその日の事は俺も忘れていなかった。

「結局俺が知り合いの居る他社に頼み込んで事なきを得たんだけどな」
と嫁上司が言った。
おや?と思った。
俺の記憶と齟齬が生じていると感じた。
嫁は明朝関西方面にあるクライアントに赴き謝罪と事情説明をした後、とんぼ返りでトラフ”ル処理に追われていたはずだった。
他社に依頼したという話は初耳だった。
しかしAさんとB君は「そうだったよね~」とその日を思い出して感慨にふけっている様子だった。
「だから関西に行ってもやることなくなっちゃってな」と言いながら嫁上司は俺を見た。
「嫁子と観光してまわっちゃった」と嫁上司が言った。
心がズキン!と疼いた。
「嫁上司さ~ん」Aさんが咎めるように言った。
「夜になって夜景の見える所で飯食ってから港をちょっと散歩してさ」
AさんとB君が硬直して嫁上司を見てた。
場が一気に凍りついた。

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509: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2014/10/08(水) 13:00:32 ID:Uyrbvm7Ol

「で、いい雰囲気になったからキ.ス.しちゃった」
酔いがまわって周囲の空気が読めなくなった上司は話し続けた。
「無理やりにじゃないぞ?向こうから舌入れてきたんだからな、ワハハ!」
もはや誰も上司の話を遮ろうとはしなかった。
止めたところで手遅れだと誰もが察していたからだ。
「それで帰りまでまだ時間があるから何処かで休憩するか?って誘ったら嫁子が頷いたんでタクシー乗ってな、どっか休めるとこやってくれって頼んだんだ、そしたら俺男お前、携帯に連絡入れただろう?誰から?って俺が聞いても嫁子知らないってクビ横に振ってたけど、俺着信でお前の名前見ちゃったからな、ガハハハ!」
止め手のない暴走列車は更に加速を続けた。
「それでホテルの前に着いたら嫁子のやつ留守電聞いて、そしたら涙ぐみながらスイマセン!やっぱり帰ります!だってよ、そりゃね~よな~!ガハハハ!」
そこで俺はプッツン!切れた。
闇雲に嫁上司の浴衣の袖を引っ張った。
嫁上司、お膳に足を引っ掛け少しだけよろめいた。
食べ残しの料理が散乱した。
俺は嫁上司の鼻っ面に自分の額を叩き付けた。
鼻チがボタボタと畳の床に落ちた。
周囲のざわめく声が少し聞こえたけど、もうそんなどうでもよかった。
クビにでも何でもしてくれ!という自暴自棄な気分になっていた。
でもラガーマンあがりの嫁上司はカッと俺を見据えたまま身じろぎ一つしなかった。
俺は顔面に右ストレートを見舞った。
チ飛沫が舞った。
しかし嫁上司は潰れた鼻のまま俺を直視していた。
そんなの効かないよと小ばかにしたような顔つきだった。

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コメント

  1. 名無し@2ch浮気速報 より:

    確かこれネタでした、って判明したよな
    本人も認めてたし(笑)
    その後は逃亡しちゃってたけどwww

  2. 名無し@2ch浮気速報 より:

    面白いからいいじゃん
    まとめの中では圧倒的に読める文章だぞ
    要約って言うけど、体験談に産業で説明って、何求めてんだ

  3. 名無し@2ch浮気速報 より:

    仮に事実だとしたら今度生まれてくる子供よりも先に生まれた子供の方が托卵の可能性あるだろ?その子供を身籠った頃の汚嫁はまだ間男に夢中だった頃だから。

  4. 名無し@2ch浮気速報 より:

    嫁に失敗を上司がフォロー笑
    もういいから。創作は100%そうなんだけど、内容もなんだかなって感じ
    読みやすかったけどあまり面白くなかった
    どうでもいい薄っぺらい会話や心理描写みたいのが多すぎて(苦笑

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