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それは嫁のスケジュール帳だと分かった。そしてその中に、ハートで囲まれた、Kという文字

サレ夫
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22: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 00:38:25 ID:Q2CqBFy1g

しかし、いざ嫁と食事をしてみたものの、すでに数年間ろくに会話もしていない関係だった
いきなりスラスラと話すことは出来なかった
重い沈黙の中、俺と嫁は黙々と目の前のご飯を食べた
その重苦しい空気が、その時の俺と嫁の関係を物語ってるような気がした
でも、それじゃダメだと自分を奮い立たせた
そして、嫁に部署が異動したことを告げた

最初は嫁もふーん程度の反応で、一切興味を示していなかった
それどころか、俺と目を合わせようとしていなかった
その時、たぶん俺はただの同居人として捉えられていたのかもしれない
それでも俺は話した
そして、これまでの自分を謝罪した

〇これまで、自分は家族を蔑ろにし過ぎた
〇家族のためと思い働いていたけど、それは自分の自己満足だった
〇お前と息子には、本当に寂しい思いをさせてしまった
〇これからは家にいる時間を増やして、これまで過ごすはずだった家族としての時間を増やしていく
〇だから、もう一度俺を家族として、夫として認めてほしい

そう言った後、嫁はポカンとしていた
かと思えば、その場で箸を持ったまま泣き出した

24: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 00:43:24 ID:Q2CqBFy1g

それから俺は出来るだけ早く会社を退社し、家に直行するようになった
最初の方は、俺が早く帰ると家の生活サイクルがくるうようで、なんか色々嫁が慌てていた
もちろん息子は動揺していた
それでも、しばらくすると俺が家にいる生活にも慣れ始めた

そして、俺の家には笑い声が増えていった
顔を合わせなかった息子は、今日学校で何があったか俺に楽しそうに話し、嫁はテレビでこんな話を聞いたと自慢げに語って来た
俺はそれが嬉しくて、笑顔で話を聞いた
嫁と寝室で寝る時、嫁に言った
「これからは、嫁を本当の意味で幸せにする。愛してるよ」
嫁は泣きながら、私も愛してると返した
そして、俺と嫁は息子に気付かれないように注意しながら、毎晩のように愛し合った

28: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 00:51:44 ID:Q2CqBFy1g

こうして俺の家族は、なんとか持ち直した

そんな時、嫁が買い物に行った後、家で荷物整理をしていた時、とあるスケジュール帳を見つけた
見たことがなかったものだったから、パラパラと中をめくってみた
嫁の字で色々書かれていて、それは嫁のスケジュール帳だと分かった
そしてその中に、とある単語が日付の横に書かれていた

ハートで囲まれた、Kという文字

それが、週に数回程書かれていた
それはちょうど、俺が仕事に没頭していた時期
俺は、瞬時に理解した
嫁が、不倫をしていたことを

30: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 01:00:34 ID:Q2CqBFy1g

俺は怒りくるった
嫁が帰ってきてから、問い詰めようと思った
だけど、考えてみれば俺が嫁を寂しくさせていたことは事実だったし、当時は嫁との夜の生活は全くなかった
寂しさのあまり、他の男に走るっても仕方がないのかもしれない
そんな風に思えてきた
そしてスケジュール帳は何冊もあったが、ある日を境にKという文字は書かれなくなっていた
それは、ちょうど俺が異動した時期
その月のスケジュール帳には、途中までKという文字が書かれていたが、途中からはKに×印が付けられ、それ以降Kという文字は書かれていなかった

だから俺は、それを密かに元の場所に戻した
そして、見なかったことにした

33: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 01:05:43 ID:Q2CqBFy1g


もちろん完全に忘れることは出来なかった
それから、俺はしばらくE.D.となった
その時嫁とは毎晩関係があったから、嫁は凄く心配していた
俺は仕事で疲れてるだけだからと説明した
嫁は、俺の体を色々と気遣い始めた
過去の不倫を知られているとは、夢にも思わなかったようだ
俺は必タヒに忘れようとした
だけど、どうしても嫁の体を見ると思い出してしまった
その度に心がざわつき、途中吐いてしまうこともあった
地獄のような日々だった

それでも、しばらくしたら徐々に落ち着き、E.D.も直った
そして俺は、それを墓場まで持っていこうと思った

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34: 夫◆oI0xyLnDLVxx 投稿日:2014/04/25(金) 01:12:25 ID:Q2CqBFy1g

それから月日が流れ、息子が高校を卒業した後、公務員試験に合格した
それは他県の公務員であり、それを期に一人暮らしをすることになった
引っ越しも終わり、最後に豪勢な食事をして息子を見送った
その日の夜、家は久しぶりに俺と嫁だけになった
何だか寂しくなったね、と、嫁は言った
そうだね、と、俺は返した
そして、嫁に言った

息子も一人立ちをした
これまでの人生は、君のおかげで素晴らしいものだった
一度忘れていた家族の大切さも、君のおかげで思い出すことができた
自分にとって、君はかけがえのない大切な人だ
本当に愛しているよ

そしたら、嫁は泣き始めた
俺は嫁の体をさすり、なだめようとした
でも嫁は、その場で急に土下座するように座ってしまった
そして、「私に、あなたからそんなことを言われる資格はない」と言い出した
俺はその時、嫌な予感がした
嫁に止めるように言おうとしたが、その前に嫁が言った
「私は、過去にあなたを裏切り不倫をしました」

サレ夫
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コメント

  1. より:

    本当リーマンって集まりは笑えるわ。まあリスクもない仕事だから不輪する余裕あるんだろうけど(笑)
    会社で何してんだよ(笑)仕事しろよリーマン

  2. 名無し@2ch浮気速報 より:

    同じ人とは再婚はしないほうがいいよ。
    そこまで腹わって話したんなら、お互いに別の人生あるいたほうがいいよ。
    笑顔の下に修復できないしこりはきえないよ。

  3. 名無し@2ch浮気速報 より:

    高校卒業して一年で結婚するのを「ようやくか」なんて言う親がいるんだなw

  4. 名無し@2ch浮気速報 より:

    自己陶酔気味の報告者、配偶者と向き合わずに不倫した嫁、ヤリ得の間男
    どこが素敵な話なんだか

  5. 名無し@2ch浮気速報 より:

    気持ち悪いよぅ

  6. 名無し@2ch浮気速報 より:

    元上司の家庭を潰しときたいなー

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