数日後、彼男の部屋に私と彼女の二人で合流した。
おそろいのエプロンをして、彼女と事前に打ち合わせての仕返しのため。
彼男が帰ってくるなり、二人で笑顔で「おかえりなさいー☆」でお出迎え。
声がでないほど驚いている彼男を
「まあまあ。美味しい晩ご飯つくったんだから食べてね」
「私もつくったんだから☆」と二人で誘導。
彼女は得意のパスタ料理、私は地味に純和食を準備して、
狭い食卓に二人分(彼のだけ)の料理がぎっしり。
料理前にして真っ青な顔で二人の顔をキョロキョロ見る彼男。
何をどういえばいいのか迷ってるのか、それとも上手く
この状況から逃げる計算を必タヒでしているのか…
「さ。冷めちゃうからご飯食べて」
と私は自分のつくったイカと里芋の煮物を彼の前に出すするとA子が
「彼男君ってパスタ好きだよね。ハイ。イカたっぷりのシーフードパスタ」
とパスタをすすめる。
ちなみに彼男はイカがダメ。
当然、わかってての今回の作戦。
「二又中の二人の彼女がペアのエプロンを着て
笑顔で自分の苦手な料理をすすめてくる」
というのは結構効いたみたいで
彼がヘンな汗をかきながら
「あの…ごめん。二又とかそういうつもりは
なかったんだけど…その…」と言い訳をごにょごにょ。
「そんなのいいから早くご飯食べてよ」
「そうだよー。せっかく一生懸命つくったのに!」と言い訳を封じる。
彼は涙目になりながら、パスタと煮物を交互に食べた。
食べたというか、ほとんど噛まずに必タヒで飲み込んでいた。
「美味しい?」そう聞くと、涙浮かべたまま
「うん」とうなずき「でもこっちの方がもっと美味しいよ」
と反対をすすめられ「うん」と涙目で答えた。
本当はこのままバイバイ。二人とも貴方のもとからサヨーナラーという話だった。
…でも、A子が突然裏切った。
「ふざけんなああああああ!!」
叫びながら、A子がいきなり机の上の料理をぶちまけた。
ポカーンとなる私と彼男。
「ふざけんな!この嘘つき男が!!!タヒねよ!!タヒねよ!!」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら、床におちてた料理を
拾っては彼男に投げつけるA子。
「私、初めてだったのに!ずっとずっと一番最初の
男性と結婚して幸せになって子供つくって…
そういうふうに考えてたのに!
人の純情うらぎりやがってええええ!!」
そういったかと思うと、皿まで彼に投げ出した。
さすがに私も止めに入った。
放置してたら本当に彼男を○してたかも、というくらいの勢いだったから。
彼男がA子を抑えようと「じゃ…じゃあ俺が結婚する!責任とるから!!」というと
「はぁ?何言ってんの?アンタにその価値あると思ってんの?
私がムカついてんのはアンタみたいなクズとやったって事実だよ!!
アンタみたいなクズと結婚なんてできるか!!私の純情返せよ!!」
とさらにナグりかかろうとした。
私は必タヒで彼女を抱きしめて「落ち着いてー!」というしかなかった。
しばらくして落着いたのか、A子が「もう帰る…」とボソッと言った。
「うん。帰ろう」彼女の頭を撫でて、帰り支度をした。
「あの…料理…」と何か言ってる彼はA子が睨みつけると、
そのまま黙り込んでしまった。
二人で荷物抱えて帰り際、A子は「なんであんな馬.鹿好きになったんだろ…」
とポロポロと泣きだした。
「だよねぇ…ホント。馬.鹿だよねぇ…」また頭撫でながら、
彼女の部屋にいき、また一晩中飲み明かした。
ごめん…orz
いきなりPC落ちて残りの部分が消えて復活無理でした。
IDかわってたらごめん。
ID:5A1Nv2o80です。
っつっても特に続きというほどではないけど…
その後、一応それぞれに彼男と話し合いの場(というか別れ話)を持ったけど
私の時は彼男は「お前ほど人生で話が合った奴もいなければ、楽しかった奴もいない。
彼女は職場近くに住んでいるからホテル代わりみたいなもんだった。
お前のことだけが好きだ。もう二度と二又しない」と言い張ったけど、別れた。
彼女の方は「遊びで付き合ったわけじゃないし、本気で将来のことも考えてた。
ただ、私子との恋愛も捨てられなかった。二又をするきはなかった(←意味不明)。
お前さえよければ責任をとるし二度と浮気はしない」といっていたらしい。
この期に及んでそれぞれに「もう二又しないから付き合おう」宣言する彼男に呆れるばかり。
当然、二人とも別れて、その後A子とはメールしたりご飯食べたりする仲になった。
そして、A子は昨年の5月私の弟の友達と結婚して、現在妊娠4ヶ月。
私も来月、彼との結婚を控えている。
彼男のその後は結構悲惨なことになったらしいけど、修羅場スレとはちょっと無関係っぽいので
「浮気男は不幸になったとさ」とだけ書いておく。
以上が私の人生で唯一の修羅場のお話し。
途中で長時間落ちてスマソ。
支援ありがとー。
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