【修羅場】私、不倫相手、嫁、の三人一緒に飛行機で帰ってきた

 

スペック
私子：独身女　
倫男：不倫相手　
嫁子：不倫相手の嫁　

以下、一部フェイクあり。

元々一人で行く予定にしていた国内旅行。
休みも取ってウキウキだったところ、倫男も一緒に行くと言い出した。
一人で予約していた宿をキャンセルし、倫男との旅行に切り替えた。

あと数日で出発というとき、倫男からの電話。
（倫男とはめったに電話しない。電話がかかるときはロクな内容じゃない）

倫男：私子、ごめん。嫁も一緒に行くと言い出した。俺たちが二人で
　　　行くと疑っているようなんだ。
　　（てか、その通りなんだけどね）

私子：わかった。じゃ、別々に行こう。向こうではもし会えたら会えばいいし、
　　　基本嫁さんと一緒にいなよ。会えなくても私は私で楽しむから。

倫男：そんなこと。。必ず時間作るよ。本当は私子と一緒に行きたいんだ。
　　　旅行中会えなくても、いつもココロは一緒だよ。

その時から私は、お一人様旅行のプランをウキウキで立て始めた。

その数日後、再び倫男からの電話。

倫男：私子、くすっ（倫男は言いにくいことを言う前には必ず小さく笑う）
　　　私子と嫁子、帰りの飛行機同じ便なんだ。一緒に帰れない。
　　　（てか、倫男も同じ飛行機ではあったので、隣の席に座れないって意味）

私子：わかった～。仕方ないね。私を見つけてもポーカーフェイスでね～。

あー、こんなことだったら倫男に言わないで一人旅行にすればよかった。
もう飛行機も宿もキャンセルできないしなぁ。。。
せっかくの私の旅行を夫婦のごたごたで邪魔しないでくれー。

と、夫婦のごたごたの張本人の私子は思うのでありました。

そして帰りの飛行機。
私子と倫男は別々に空港に向かった。

早めについてしまった私は、自分は隠れているが、自分からは全体が
見渡せるベンチに座って出発の時間を待った。

生の嫁子を見るのは始めてたったので（顔は知っている）ちょっと
ワクワクした。嫁子と倫男が一緒に仲良く居る姿を見るのは、正直かなり
きつかったが、これも不倫の醍醐味！と自分に言い聞かせ、楽しむことにした。

もう、この時点で私子は女として壊れてたんだと思う。

結果、嫁子を発見することはできなかった。
かわりに一人でチェックインする倫男を見つけた。

なんで一人なんだろう？嫁子は？？？

一人でよかった＜生嫁子が見たかった＜夫婦で仲良しなところを
見て自分を痛めつけてみたかった

。。。な図式だったのでちょっとがっかりした。
ほんと壊れてたよな。

そして離陸と同時に、三つ巴飛行機、の完成！

愛/人、不倫男、サレ妻、が一緒に乗っているとは、
ほかの乗客は夢にも思わないだろうな。。

乙!!
続けてくれ

飛行中はそれぞれ離れた席に座り、何事もなく着陸。

何か動きがあるかと思ったりもしたけど、何もなく。

飛行機を降りると、倫男が私子を追い越して数メートル前を
蛇行しながら歩いていた。嫁子はおらず。

私子を発見したことをアピールしていることを知らせるための蛇行。爆

私子は飛行機に乗る前から倫男をロックオンしてましたよ。。

それでもまだどこで嫁子の目が光ってるかわからないので、下手な動きは
できない。私子と倫男はお互いを見失わないギリギリの距離を保って移動した。

電車が動き出すまでは他人のフリ。

目立った修羅場はないけど、書きたかったので書いてみた。
目立った修羅場はまたいずれの機会にでも。

ちなみに今は私子と倫男、めっちゃ幸せです。