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バブルも終息。気がつけば妻は女友の旦那と不倫

サレ夫
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434: 名無しさん@お腹いっぱい。:2012/10/09 (火) 22:08:11.85

やばいドキドキする

435: 45:2012/10/10 (水) 06:24:16.91

当日まで、俺は逃げたくて仕方なかった。
でも結局、逃げることも帰ることも出来なかった。
Bに「俺、逃げんなよ」と予め釘を刺されたことは、多分あまり関係がない。
やっぱり俺は嫁に会いたかったんだ。

当日待ち合わせたのは、嫁に伝えたのよりいくらか早い時間だった。
「あ、マジで俺くんだー!ひっさしぶり!!顔変わったねー言われなきゃ気付かないよ!」と
会うなりまくし立ててきた女子は、小学5年生当時俺もよく遊んだ子。
「嫁ちゃんは今日、仕事帰りなんだよ。食事だけしておシ酉はナシで帰るから、飲ませないであげてね」
「子供をすごく大事にしてるから、自分を犠牲にしてるとか我慢してるとか思われたくないんだって」
「子供ちゃんたちもすっごくいい子なんだよ!嫁ちゃん似で可愛い子ばっかし!」
「嫁ちゃん、すっごく色っぽくなったよ!俺くん、イッパツで参っちゃうよ!」
とがんがんまくし立ててきたあと、女子はじっと俺を見てこう言った。

「嫁ちゃん、私とBとご飯いこーって言ったときは断ってきたんだよ。俺くんが帰ってきてるよ、Bが連れてくるって言ってたよ、って教えたら
散々悩んで、でも来るって決めたんだよ」
「俺くん、嫁ちゃんのこと好きだったよね?嫁ちゃん、すっごい苦労してるからちょっとヘン。でも俺くんが好きだったところはそのままだと思う」
俺は女子に言われたことを反芻して考えてみた。その間、Bと女子が色々教えてくれた。

436: 45:2012/10/10 (水) 06:24:47.74

Aは中学に入ったとき、とうとう決心して嫁に告白したそうだ。
ずっと嫁が好きだ、付き合いたいとか解らないけど、手をつないで帰ったりずっと一緒にいたいんだ、って。
嫁はきちんとお礼を言って、ごめんね、好きな人がいるんだ。Aくんは大好きだけど友達なんだ。ってきっぱり断ったらしい。
この時の嫁が言う「好きな人」は俺のことじゃないらしいw 
でも嫁はさすがに男を見る目があったんだと思う。

嫁の言ってた「好きな人」Hは、解り易いかっこ良さはないけど芯が強くて、誰にでも本当に優しい男だった。必要であれば必要なだけ
人に厳しくもできて、公平な見方と解決法を提示することの出来る、男人気の高い男。
AもHなら仕方ない、と思ったらしいが、結局嫁が転校後も長いこと引きずってたらしい。15歳の人生の半分以上片思いしてたんだから仕方ないけど、
それでもAは自分を奮い立たせて高校入学と同時に「吹っ切った!」と宣言したんだそうだ。

というか、Aが嫁を好きなのは(嫁以外には)周知の事実だったけど、俺が嫁を好きだったのが嫁とA以外みんな知ってたって俺どんだけ…
俺必タヒにAから隠そうとしてたのはみんなわかってて、協力されてたのに気付かないとか俺本当鈍すぎ。

嫁の来る時間が近づいてきて、俺はそわそわしだした。また逃げたくなってくる。
なのに逃げるためではなく入り口をちらちら見て、入ってくる客に神経を尖らせたりしてBに「さすがに落ち着け」と呆れられたりした。

そして嫁が店に来た。俺は一目でわかった。
その瞬間俺は嫁から目をそらして、そして再び見る。女子を探してるらしい嫁を観察する。
嫁はスタイル的には確かに良くはない。年相応にふっくらしている。だがすらっとした長身とそれに見合う手足、
ぴっと伸ばされた背筋と身のこなしが目を引くいい女だった。
じっと嫁を見る俺に嫁は目を留めると、「本当に俺くんだ!」と遠くから笑った。
その笑顔が3年生のあの日、Bに手を振ったあの時そのままで、俺はまた苦しくなった。

437: 45:2012/10/10 (水) 06:26:20.71

そばに来て女子の横に座った嫁は、多分少し昔の俺が見たら幻滅したかもしれない。
こざっぱりしたシンプルな服、ゆるく上げられた長い髪、薄い化粧。消毒液とキンモクセイの匂い。それらが醸すしっとりとした色気。
小学生にはクセのあった可愛さが軒並み良いほうに転がっている。本人がそれらに気付いてなさそうなのがまたいい。
きらびやかなブランドスーツ、前髪の立ち上がったワンレン、ピンクの口紅とプアゾンの演出するわかりやすいアピールに慣れ切ったままの俺なら
嫁の存在に気付きもしなかっただろうと思う。
なのに「嫁久しぶり」とか月並みなこと言う俺に「俺くんも、久しぶり。元気だった?」とか言って子供の顔で笑うんだぜ?
二十余年の時を経て、俺は再び嫁に出会った。女子の予言どおり、俺はイッパツで嫁に参ってしまった。

食事の間、嫁は聞かれるままに子供のことや仕事のことを話したが、愚痴は一切言わなかった。
特に子供に関しては苦労のかけらさえ見せない。ただ「大変だけど、楽しいよ」って。
話してたのは主に女子で、Bはニヤニヤ俺を見てたと思う。
俺はただぼんやりと、瞬きするときにわかる嫁の長いまつげや、するすると動く薄い唇、笑うと動く頬なんかばっかり見てた。

22時前、俺はぼんやりしすぎて嫁とほとんど話せなかったことに気付いたが、嫁はもう「ごめんね、楽しかったぁ」とか言いながら帰り支度を始めてた。
ちょっと待て、まだ何も話してない。連絡先さえも聞いてない、俺はまた嫁に会いたい。
おろおろしだした俺を察してか、Bが「俺、嫁ちゃん帰るってよ。送ってやりなよ」と助け舟を出してくれた。
「いいよ、これから3人で飲むんでしょ。悪いよ」と遠慮する嫁に、「女の子なんだからwww夜道は危険でしょwwwww」とさらに押して、
俺が送ることを了承させてくれた。

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438: 45:2012/10/10 (水) 06:31:48.37

道すがら「こーやって一緒に帰るのってひさしぶりだねぇ」と笑う。可愛い。
「俺くんはいい男になったね。眼鏡はやめたんだね」
「俺がいい男に見えるならお前は目が悪すぎだ」
「えーとね、女子ちゃん結婚まだなんだよ。いい子だよ、可愛かったでしょ?狙うなら今だよ?」
「何?何の話?」
「え、だって俺くん昔は女子ちゃんのこと好きだったでしょ?女子ちゃんも、俺くんが帰ってきたの最初は秘密にするくらいだから
実は俺くんが好きだったのかなって。私とばっかり話してたのも俺くんをまともに見れないからかと」
はああああああああああああ?
脱力。もう脱力だよ。確かに俺は昔女子と仲が良かったよ。
でもよく話したって言っても嫁の次の次くらいで、俺は嫁しか見てなかったってのに、嫁は俺が女子を好きだと思ってたのか。何故。

「俺が好きだったのは嫁、お前だよ」「えっ」
「俺はまた嫁に会いたい。今度は2人で飯食おう。携帯持ってる?番号教えてくれ」
「ご飯はいいけど、2人はダメ。子供も一緒ですよー。ダメならダメ」
子供か…と思ったけど、俺は嫁の子供にあってみたいとも思ったので「おけ、じゃ5人で。いつならいい?」と返すと、
「え?あー、うーんごめん…」と謝り出した。
「どした?5人でもダメなん?」と聞いたら「違う、そうじゃなくて」
「今のは、何ていうか誘ってくる男の人に対する断り文句なんだ。結果的に試しちゃった。そんなつもりなかった、ごめん」って。

旦那が○くなってから、嫁はよく男に誘われたらしい。さもありなん。
こんないい女が未○人で近くにいたら誘いたくなって当たり前だと思う。
嫁はそういう遊び半分の男たちに、「自分を誘うなら子供込みで!」と断ってきたらしい。それで8割は冗談で済むから。
「ごめんて思うならまた一緒に飯食って。勿論5人で」と再度押すと、嫁は携帯番号を教えてくれた。

大きい通りに出ると、嫁は頑なに「ここでいいから」と同行を拒否した。家まで送りたいのはやまやまだったけど、嫁があまりにも嫌がるので
俺は素直にBと女子のところに戻った。
またね、と走り去ってく嫁はやっぱり昔のままに見えるのに、きちんと女だった。

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コメント

  1. 名無し@2ch浮気速報 より:

    うーんwww
    ドラマとか携帯小説の読みすぎかなー(笑)

  2. 名無し@2ch浮気速報 より:

    なんで息子が来たか書けよー
    飽きたのかー?

  3. 名無し@2ch浮気速報 より:

    頑張ったな、先生は

  4. 名無し@2ch浮気速報 より:

    バブルババア元嫁と今嫁の格の違いに愕然。
    まあ、どっかで読んだ話の寄せ集め感は否めんが。

  5. 名無し@2ch浮気速報 より:

    不倫話で小学生の頃から書き出す奴なんなの?

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