何日かして、俺はいつも行ってる居シ酉屋に行った。
その居シ酉屋のマスターに、彼女の話を聞いてすると。
マスターも、彼女が、結婚してたのを知っていた。
知らないのは、俺だけだった。
その後、たまにいくスナックに行くことにした。
繁華街を歩いてると、見慣れた後ろ姿があった。
彼女だった。
隣には、多分旦那と思われる男もいた。
175センチの彼女よりも、ずっと身長が高くて
おシャレな落ち着いた感じの奴だった。
彼女と腕を組んで歩いて行き、俺がいこうと思っていた
スナックにはいっていった。
俺はかなり迷ったが
何を思ったか、彼女達が入っていった
スナックのとびらをあけた。
見慣れたスナックのカウンターに
他のお客さんと、彼女と旦那の姿があった。
彼女は、俺と目が合うと、少しびっくりしていた様だが
すぐに目をそらし、旦那と談笑を始めた。
俺はカウンターの端に座ると
ビ○ルを頼んで一人で飲んだ。
騒がしい他の客に混じって
彼女と旦那の話が聞こえる。
結婚式はいつにしようとか
旅行はどこにいこうとか
仕事の話だとか。
彼女はもう、俺の知っている彼女よりも、ずっと綺麗になっていた。
綺麗な髪、綺麗な肌、身なりの良い服、
左手の薬指には大きめの指輪が光り
別人みたいに楽しそうだった。
旦那はその彼女を、余裕たっぷりに受け止めている。
注文するシ酉も、安い焼酉寸ではなくて
ウィスキーやプランデーだった。
俺は自分が隅っこで、ビ○ル飲んでるのが恥ずかしくなった。
しばらく飲んでいて、俺はかなり酔ってきた。
酔っぱらうとクセが悪くなる自分が嫌だったが
本当に情けなかった。
彼女の、自信満々な挙動や話を聞くのが耐えられなかった。
俺はかなり酔っぱらって
彼女と旦那に話しかけてしまった。
随分、幸せそうですね~。
多分、こんな感じ。
すると彼女は向き直って
旦那に言った。
「旦那さん。こちら、前に話たと思いますけど
私が以前にお付き合いしていた、俺さんです。」ニコニコ
「俺さん、はじめまして!ダンナです!
俺さんには、うちの妻が大変お世話になったそうですね!」
旦那もニコニコしていた。
俺は訳がわからなかった。
何で二人して笑っているんだ?
俺は、二人して、俺に当て付けしてると気付くまで
時間が掛かった。
それから特に、大した話もしてないが
旦那は、彼女の肩を抱いたり
彼女も甘えたりして、俺はかなりムカついた。
が、俺にはもう何も出来なかった。
俺がまともにしていれば
今頃、彼女と結婚していたのは
俺だったのに。
俺はたまらず店を出た。
彼女は最後まで笑顔だった。
俺と付き合っていたときに、毎日不幸そうにしていた
彼女はもうどこにもいなかった。
家に帰って数日すると
娘から連絡がきた。
それは、高校生になったら
お姉ちゃんの所に行きたいという話だった。
どうやら娘は、どこかで彼女に偶然あったらしく
今、俺と離れて親戚の家にいるのを
彼女に話したらしい。
それから彼女と娘は連絡を取り合い
娘が良ければ、自分の意思でどこにでも行けるようになったら
私の所に来てもいいよと話したらしい。
娘は、迷うことなく彼女を選んだ。
彼女の旦那も快諾したそうで
たまに三人で会ったりしてるらしい。
彼女は、旦那の家で仕事をして
娘の為に金を貯め、そこから娘の洋服や*/着を
買っているらしかった。
俺は毎月決まった額を、親戚に預けているが
俺に頼るどころが、娘はハッキリと彼女を頼っていた。
彼女にも嫌われ、娘にも嫌われた。
しかも全然知らない旦那の方になついてる。
自業自得だが、ここまで、俺はめちゃくちゃになると思わなかった。
コメント
とんでもないポンコツ野郎だな
同性としても許せない情けなさだわ
同性として、というか人間として恥ずかしくない?
俺だったら生きてられんわ…
女は切り換えが早い
これガチな
〜のはずだった。〜するつもりだった。
クズの言い訳は大体こんなもんだよな。
どうせ時間が巻き戻ったとしても、3日坊主で長続きしないんだから
すまん、クソ男すぎて全く共感できん
本当の話なら全く同情出来ない。
気持ち悪い
これは創作だと思うな
リアルでこんなにクズな奴はおらんだろ
他人に感謝したり、思いやったりしないのか?
仮に今流行りの漫画みたいに過去に戻れたとしても、結局彼女の優しさに胡座をかいてだんだんやらなくなるよ。
その事は避けられても他のことで盛大にやらかす。
てか、子供の世話も何もせずに親に全部丸投げして、女ができたら今度はそっちに全力で押し付けて娘に何もしなかった、見向きもしなかった、気にもかけなかったくせに。
元カノがいなかったら娘はこの世にいないんじゃない?
娘が元カノの旦那に懐いてるのが辛い、ってどの口が言うんだろ。
子供は親から親だからって理由だけで離れて行かないと思ってんのかな?
ただの作り話である事を祈るわ。
浮気ができる女だったのね