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私に彼以外の別の好きな人がいる らしい という噂が広まった【長編】

シタ女
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793: 791の続き 2001/08/10(金) 02:33

そして一週間が過ぎ、私はまた彼と話す機会を
作りました。

その間の一週間、彼を見ることが何度もあったの
ですが、どうも忙しい様には見えず、
ただ男友達と遊びにふけっているようにしか
見えなかったのです。

私のこと、嫌になったのなら早く言って
欲しい。でも、少しこわい…、そんな気持ちでした。

来た彼に、私は言いました。
「忙しいって、遊ぶのに忙しいの?私の事冷めたなら、
 早く言ってくれればいいじゃない!」
もう、わたしの気持ちも限界に達していたみたいです。
責めるような口調になっていました。
すると、彼はぽつぽつと話し始めたのです。

彼の言い分はこうでした。
・私に冷めた訳ではない
・けれど、今は男友達といたい
・そう思ったきっかけは、わたしに別に気になる人がいる、という
 話を聞いて、私のところへ来なくなり、男友達と一緒に
 遊ぶ時間が多くなっていくうちに、楽しさが増していった
・だから、今はあまり会えない

というものでした。
わたしは、男友達を制限するような事は
していないし、本当に意味がわかりませんでした。
だから、「ちょっと話する時間も作れない程なの?
 休み時間、ちょっとだけでも…前みたいに話したいよ…。」
と言いました。

794: 791です。 2001/08/10(金) 02:38


>>792
わたしはもう別れています。
これは当時の元彼の話です。

796: 793です 2001/08/10(金) 03:07

彼の返事は、「前みたいにマメには行けないけど、時間作る
       ようにする」 でした。
わたしは、正直信じていいものかわかりませんでした。
でも、疑う気持ちより、好きな気持ちが勝っていて、
どうしようもありませんでした。
そういう時期が私にもあったし、理解しようと思い
「わかった。でも、もうすぐ夏休みだよ?勉強あるから、
 会えなくなるよ…。空いてる日、会いたい。」
と言いました。
彼は、次の日曜日に会おうと言ってくれました。

798: 796のつづき 2001/08/10(金) 03:23

その日曜日、私は彼の家へ行きました。
そして、他愛のないおしゃべりをしながらも
私たちは、どこか気まずさを残していました。

本当のところを言うと、その時すでに
私は、彼から別れを言われるのを覚悟で
家に行っていたのです。
ふとした沈黙が、その予感を大きくさせます。
彼は、私に部屋へ行こう、と言いました。
私は、あぁ、言われるのかな…と思い、部屋へ
行きました。

いつも私優先にしていてくれて、受験勉強で会えなくなってからの
休み時間は
必ず話すようにしていた彼の昔の姿とは
別人のような現在の態度。
これを見ていると、別れの予感は
当たり前とも言えるものでした。

なのに彼は、私が思ってもいない事を
したのです。

803: 798のつづき 2001/08/10(金) 03:31

彼は、私を抱きしめました。
私は、別れを言われると思っていたので、
本当にびっくりしました。

そのまま流されるように私はキ.ス.をしていました…。
彼にされている間、いろいろな事が頭に浮かびました。
“別れ話じゃないの?” “このままされてていいの…?”

でも、そんな考えより、彼が別れ話をせず
私を抱いている事が、今までの緊張をほぐし
何より嬉しかったのです…。
今から思えば、バカだったと思います。

808: 803のつづき 2001/08/10(金) 03:43

まだ好かれている、彼は好きでもない相手に
こんな事をするような人じゃない。

私はそう思い、本当にほっとしました。
そして、彼は服を脱ぎました。
その時、ふと彼の顔を見ると物凄く
冷めた目をしていました。
わたしはその目に愕然としました…。
そして彼は、私に自分のモノを咥えるように言ったのです。
私は、彼の冷たい目を見て、どうしてもできませんでした…。

拒否すると、彼はゴメン、と言い部屋から出て行きました。
私は涙が止まりませんでした。
そして、落ち着いてから
彼の元へと行きました。
彼は、ソファーに寝転んでいました。

私に気が付いた彼は、言いました。
「俺、おまえの事考えてやれない。
 男友達と遊ぶのに必タヒで、かまってもやれない。
 待たせたくもない…。
 俺、無理だわ……。」

809: 808のつづき 2001/08/10(金) 03:50

「もう、好きじゃなくなったの…?」
わたしが聞くと、彼は
「好きだよ…。だから待たせたくない…。」

そうして、ふたりで1時間ぐらい話し合っていたように
思います。
話は進まず、彼の言いたい事も理解ができませんでした。

別れたいのなら、冷めたといえばいいのに…。
別れたくはないが、待たせたくない、と言うのです。
じゃあ私は一体どうすればいいのか…。

その時、家のチャイムが鳴りました。
「誰だろう…?」
そう思っていると、彼は玄関に行き、
ドアを開けました。

817: 808のつづき 2001/08/10(金) 04:05

彼が開けたドアの前に立っていたのは
Mでした。
「Y(私)帰ったの?自転車なかったから
来たんだけど」

Mと私の視線が合いました。
Mは、「あ!Yいたのかぁ!…邪魔だよねぇ。ゴメンね!
   T、また後で来るね」
と言ってMは帰って行きました。
私はしばらく状況が飲み込めず、混乱していました。

Mがなんで…?私が帰ったらまた来るってどういう事…?

彼に聞くと、借してたCDを返しに来たついでに、
新しいCDをまた貸す予定だったと言うのです。
私は何か引っかかりながらも、その日は
帰り、話はまた後日という事になりました。

818: 恋人は名無しさん 2001/08/10(金) 04:06

Mだったのかぁ!!

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