そして一週間が過ぎ、私はまた彼と話す機会を
作りました。
その間の一週間、彼を見ることが何度もあったの
ですが、どうも忙しい様には見えず、
ただ男友達と遊びにふけっているようにしか
見えなかったのです。
私のこと、嫌になったのなら早く言って
欲しい。でも、少しこわい…、そんな気持ちでした。
来た彼に、私は言いました。
「忙しいって、遊ぶのに忙しいの?私の事冷めたなら、
早く言ってくれればいいじゃない!」
もう、わたしの気持ちも限界に達していたみたいです。
責めるような口調になっていました。
すると、彼はぽつぽつと話し始めたのです。
彼の言い分はこうでした。
・私に冷めた訳ではない
・けれど、今は男友達といたい
・そう思ったきっかけは、わたしに別に気になる人がいる、という
話を聞いて、私のところへ来なくなり、男友達と一緒に
遊ぶ時間が多くなっていくうちに、楽しさが増していった
・だから、今はあまり会えない
というものでした。
わたしは、男友達を制限するような事は
していないし、本当に意味がわかりませんでした。
だから、「ちょっと話する時間も作れない程なの?
休み時間、ちょっとだけでも…前みたいに話したいよ…。」
と言いました。
>>792
わたしはもう別れています。
これは当時の元彼の話です。
彼の返事は、「前みたいにマメには行けないけど、時間作る
ようにする」 でした。
わたしは、正直信じていいものかわかりませんでした。
でも、疑う気持ちより、好きな気持ちが勝っていて、
どうしようもありませんでした。
そういう時期が私にもあったし、理解しようと思い
「わかった。でも、もうすぐ夏休みだよ?勉強あるから、
会えなくなるよ…。空いてる日、会いたい。」
と言いました。
彼は、次の日曜日に会おうと言ってくれました。
その日曜日、私は彼の家へ行きました。
そして、他愛のないおしゃべりをしながらも
私たちは、どこか気まずさを残していました。
本当のところを言うと、その時すでに
私は、彼から別れを言われるのを覚悟で
家に行っていたのです。
ふとした沈黙が、その予感を大きくさせます。
彼は、私に部屋へ行こう、と言いました。
私は、あぁ、言われるのかな…と思い、部屋へ
行きました。
いつも私優先にしていてくれて、受験勉強で会えなくなってからの
休み時間は
必ず話すようにしていた彼の昔の姿とは
別人のような現在の態度。
これを見ていると、別れの予感は
当たり前とも言えるものでした。
なのに彼は、私が思ってもいない事を
したのです。
彼は、私を抱きしめました。
私は、別れを言われると思っていたので、
本当にびっくりしました。
そのまま流されるように私はキ.ス.をしていました…。
彼にされている間、いろいろな事が頭に浮かびました。
“別れ話じゃないの?” “このままされてていいの…?”
でも、そんな考えより、彼が別れ話をせず
私を抱いている事が、今までの緊張をほぐし
何より嬉しかったのです…。
今から思えば、バカだったと思います。
まだ好かれている、彼は好きでもない相手に
こんな事をするような人じゃない。
私はそう思い、本当にほっとしました。
そして、彼は服を脱ぎました。
その時、ふと彼の顔を見ると物凄く
冷めた目をしていました。
わたしはその目に愕然としました…。
そして彼は、私に自分のモノを咥えるように言ったのです。
私は、彼の冷たい目を見て、どうしてもできませんでした…。
拒否すると、彼はゴメン、と言い部屋から出て行きました。
私は涙が止まりませんでした。
そして、落ち着いてから
彼の元へと行きました。
彼は、ソファーに寝転んでいました。
私に気が付いた彼は、言いました。
「俺、おまえの事考えてやれない。
男友達と遊ぶのに必タヒで、かまってもやれない。
待たせたくもない…。
俺、無理だわ……。」
「もう、好きじゃなくなったの…?」
わたしが聞くと、彼は
「好きだよ…。だから待たせたくない…。」
そうして、ふたりで1時間ぐらい話し合っていたように
思います。
話は進まず、彼の言いたい事も理解ができませんでした。
別れたいのなら、冷めたといえばいいのに…。
別れたくはないが、待たせたくない、と言うのです。
じゃあ私は一体どうすればいいのか…。
その時、家のチャイムが鳴りました。
「誰だろう…?」
そう思っていると、彼は玄関に行き、
ドアを開けました。
彼が開けたドアの前に立っていたのは
Mでした。
「Y(私)帰ったの?自転車なかったから
来たんだけど」
Mと私の視線が合いました。
Mは、「あ!Yいたのかぁ!…邪魔だよねぇ。ゴメンね!
T、また後で来るね」
と言ってMは帰って行きました。
私はしばらく状況が飲み込めず、混乱していました。
Mがなんで…?私が帰ったらまた来るってどういう事…?
彼に聞くと、借してたCDを返しに来たついでに、
新しいCDをまた貸す予定だったと言うのです。
私は何か引っかかりながらも、その日は
帰り、話はまた後日という事になりました。
Mだったのかぁ!!
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