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私に彼以外の別の好きな人がいる らしい という噂が広まった【長編】

シタ女
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895: 890の続き 2001/08/11(土) 02:32

そして夏休みに入り、私は彼の事を
考える暇もないまま、勉強する日々を送っていました。

やはり、私も出来るなら彼とは別れたくなかったし、
真実が聞けたのが嬉しかったのもあったと思います。
でも、Mのことがこわくて聞けず、私は別れたくなかった
反面、彼のことは忘れるように努力するつもりでいました。

そして、かれの事をホンの少しだけど、
忘れることが出来てきたある日、
彼から電話がかかってきたのです。

彼「もしもし?話したい事があるんだけど…。」
私「何?」
彼「…明日何時ぐらいなら長電話できそう?」
私「そんなに長くなる話なの?」
彼「…うん。一言なんだけど。」

その時、私は“あぁ、とうとう振られるのか…”
と思い
「いいよ、今言って。」と言ったのです。
彼「長くなるから…。」
私「そんなのわかんないでしょ?早く言ってよ」

それでも彼は言おうとしませんでした。
そして、あしたかけ直す、と言い切られてしまいました…。

その時私は、いいようのない怒りが込み上げてくるのが
わかりました。
別れよう、と一言言うのに、長くなると言う事は、
明らかに私が止めるのを前提に言っていたということだからです。
その時は、本当に言われても、わかったと言って切ろうと思って
いたので、なめられていたんだと思います。
彼はモテる方なので、私が泣きついて
止めてくるだろう、と思っていたみたいです。

903: 895の続き 2001/08/11(土) 03:10

そして、次の日勉強もあまり手につかず
電話のばかり気にしていたのですが、
とうとうその日も、その次の日も
かかってきませんでした。
もう私は訳がわからなくなり、
折角集中できるようになっていた
勉強も、また集中できなくなっていきました…。

それから何日経っても、電話の音に
反応してしまう…彼の考えていることが
わからない…。

今思えば、物凄くいいタイミングでかかって
きたように思います。
少しずつながら、忘れかけていたあの時に
かかってきた電話。
その電話のせいで、また思い出して悩んでいる…。
本当にバカらしかった。
そして、電話はかかってくる事のないまま
夏休みは終わりました。

3: 903 2001/08/11(土) 03:21

夏休みも終わり、私は彼と顔を合わさないように
過ごしました。
会った時は、気付いていないフリをしたり…。
そして、Kがいつものように教室へ来ました。

K「Tとはどうなった?」
私「うん…あのね…」
私はまた、Kにあった事を話しました。
するとKは、黙り込み、ゴメンと言い、どこかへ
行ってしまいました。
“Kに言ったのもまずかったかな…。”
私は不意にそんなことも思っていました。

そしてその日の放課後、私はKに呼び出されました。

7: 3の続き 2001/08/11(土) 03:30

そして、Kからの指定の場所に行くと、
Kはもう来ていました。
そして、わたしを見ると言いにくそうに
口を開きました。

「俺達が騙したんだ…。ごめん…。」

Kのいきなりの言葉に、
私は、一体何の事を言っているのか
わかりませんでした。
私「何の事…?」
Kは、私と目を合わさずにゆっくりと
返事をしました。

「Yに…他に好きな奴がいるらしいって…
 Tに言ったの、俺たちなんだ…。」

私の頭の中は真っ白になりました…。

8: 恋人は名無しさん 2001/08/11(土) 03:31

えーーーーーーーー!!
衝撃の一言だぁね。

10: 恋人は名無しさん 2001/08/11(土) 03:33

ぁぁ、一体どんな結末なんだろう・・・

11: 7です 2001/08/11(土) 03:38

ながながとごめんなさい…(^^;
長くなってしまうんです~。
まだまだなんですけど、
続いていいんでしょうか…?

15: 恋人は名無しさん 2001/08/11(土) 03:40

続いておくれー

25: 7です 2001/08/11(土) 03:59

ありがとうございます。では続きます。

Kの言葉に頭が真っ白になってしまいました。
笑うしかないってこんな状態なんだろうな…あの時の
私は少し戸惑いつつ、笑っていたように思います。
正直、聞くまでもなく、私の頭には確信的に
浮かんでいた名前をだしました。
「俺たちって…Mだよね?」

するとKは、「あぁ…。M、ずっとTの事すきだったんだよ…。」
と言いました。
私「何で…?何で嘘ついたりするの?私の話、ずっとバカにしながら
 聞いてたんでしょう!?最悪じゃん!!」
K「バカにしてなんかない!俺…Mにそう言われた時、
  初めはやめた方がいいって思って言ったけど…。
  ゴメン…。」
私「何でこういう事になったの?」

私が聞くと、Kは言いにくそうにしていましたが、
ぽつぽつ話し出しました。

  MはTの事を好きだったけれど、私がいたので
  ずっと隠していたそうです。
  そして、ある日Kと二人で話していると、Kもまた、
  Mと同じように私を好きだということをMが知って
  しまったらしいのです…。
  そこで、MがKにある提案をしたのです。

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