バスルームからのドライヤーの音が止まり、元妻が出てきた。
元妻は、机の上に並べられたモノを見て、驚愕し、
その口から出た言葉は怒りだった。
「なんで、そんな物を机に並べてるの!」
声は震えていたが、きわめて冷静に俺は言った。
「一つ一つ説明して貰おうと思って」
「まず、この吸殻は誰のだ?」
「友達が吸ってるのよ、それがどうしたの?」
「誰?俺の知ってる限りじゃいねーけど?」
「あなたの知らない会社の友達」
「まあ良いだろ。で、そいつは男なんだな」
「それがどうかしたの?来てたのは、別に彼一人じゃないし」
「ふーん、まあ良いや。じゃあ、この下着と靴下は?」
「遅くなったから泊って貰ったのよ。」
「何日も?」
下着の数と靴下の数は、それぞれ4つずつあったので、
皮肉を込めてこう言うと、
「新品のセットだったからよ」
「ふーん、じゃあ始めから泊る予定だったんだ、遅くなったから泊ったんじゃないんだ?」
「別にそんな事どうでもイイじゃない!そんな追求する所が昔から嫌」
「じゃあ、そろそろ白状すれば?」
挑発するように俺が言うと、
「泊っただけで何にも無い、しかも他にも人が居たんだから」
中々自分の罪を認めようとしない元妻に業を煮やした俺は、
2日前日付のコンビニのレシートを机の上においてドナった。
「じゃあ、手前は複数でプレーでもしてたって言うのか!この○女が!」
そこには、お買い上げの品物に「ゴム」と明記されていた。
尚、他には2食分の弁当やビ○ル、デザートなどの商品も明記されてた。
>>83は名前入れ忘れ。
元妻の顔色は、紅潮した。
「別に買ったからって証拠にはならない!」
「ゴミ漁りが好きみたいだからどうせなら使用済みでも探してよ。」
そう憎憎しげに言うと、一気にまくし立てた。
「新婚なのに単身赴任するのが悪い」
「昔から粗探しして、追及する」
「友達が泊ったくらいで、邪推するな」
「あんたと結婚したこと自体がそもそもの間違い」など。
元嫁は、言いたい事を言うと、俺を睨み付けたまま黙った。
それらを黙って聞いたいたら何だか悲しくなってきて
「離婚するか?」と言った。
「別にそこまでの事は…」と元妻は口篭り、沈黙のまま時は流れた。
外が白み始めた頃に俺は、一つ提案した。
「全ての真実を話してくれたら今回は許す」
その言葉に対して、元妻は、「許すって何?」
「だから、例え行為が無かったとしても既婚者が異性を部屋に入れるというのはおかしいだろ?」
俺がそう言うと、
「彼は、会社の同僚で一つ年下。既婚だと知ってて告白された」
「その男の電話番号教えろ」
「何で」
「既婚者に言寄る事の非常識さを教えてやりたいから」
「今、何時だと思ってんの?非常識はあなたよ」
「じゃあ、常識のある時間に教えてやるから電話番号教えろ」
「絶対嫌」
「イイからさっさと教えろ。」
同じ応対が繰り返され、いい加減飽きた俺は、元妻の携帯を腕尽くで取上げた。
うわあ・・・
ボタン操作していると、元妻が洗い桶の水を俺にぶっかけた。
「プライバシーの侵害よ」そう言った元妻の顔はよく見てない。
この瞬間に理性の全てが吹飛んだからだ。
携帯を放り投げると、立ち上がり元妻の髪を掴み、床にねじ伏せた。
「そんなに見せたくないのか!ならこのままタヒぬか?」
そうドナりつけ髪を掴み顔を持ち上げると、
元妻の両目から大粒の涙が零れ落ちた。
「頃したいなら頃して!」
そう言った元妻の目には俺が映っていた。
それを見た俺は、かろうじて理性を取り戻し、
「濡れたからシャワー浴びなおす」と言ってバスルームに行った。
コメント
間男不戦勝
間男一人勝ちタダマン御馳走様!ってか。
なかなかリアルで迫力あるな。こういう所では制裁しないとヘタレ扱いされるが、この流れだと仕方ないと思う。報告者は嫁への落胆と怒りで離婚を優先、それ以外は眼中にない感じだし。興信所頼んで弁護士挟んで面談して・・・面倒臭いよね。ただ嫁の有責は書面にして離婚はすべきだと思うけどね。こういう時は感情的になってはいけないと読んで思った。でも報告者が再婚して幸せだから結果オーライ。今まで読んだ中で一番グッときたな
5chの不倫板とか見ていなければ、いきなり当事者になったらこんな感じだろう。逆に現場凸して義父が汚嫁をボコって間に制裁して・・・というよくある話の方が創作臭く感じる。
おそらく25歳くらいの出来事なんで、自分もこんな感じで冷静でいられないと思う。
原因は新婚1年目の単身赴任でしょ。不倫板読んでると「単身赴任したら嫁は浮気すると思え」だよな。
お互いに若いしまあ運が悪い事故みたいな感じだな
DQN自慢がしたかったの?嫁はずっと間男を庇っているじゃんww元嫁も報告者もDQNバカww