四円
早急に作成したのは離婚協議書。
浮気、慰謝料に関してはまったく触れず、養育費の金額、財産分与、親権、面会権について書いた。
公正証書にはしなくていいということをお互い了承してたんで、ひとまずの念書っぽい感じだな。最近はネットにテンプレが乗っているので助かる。
サクッと協議書を作成し最後の賭け、っちゅうか確認に移った。
wkwk
次の日の夕食後お互いに離婚協議書に署名捺印をした。
最後の確認を始めた。
俺『すまんけど、最後にちょっと言いたいことがあるんで座ってくれるか?』
嫁『改まって何?』
嫁に、以下のことを伝えた。
お前は最近携帯のメールばっかしてて肌身離さずもってる、これって浮気してるやつによくあることなんだよね。
恥ずかしながら、実はお前の携帯のぞこうとしたんだけどロックかけてるよね?これも浮気によくあることなんだよ。
正直言って、現在俺はお前が浮気しているんじゃないかと疑っている。
この離婚協議書に署名したことで、たとえお前が浮気していたとしても、財産分与はするし、養育費もきちっと払うことが確約されたことになる。
だからもし浮気しているんだったら正直に話してほしい。
嫁はどう答えるか?
それによって、制裁をどうするか決めるつもりだった。
dkdk
嫁
『改まってとか言うから、そんなことだと思ったよ。』
『浮気なんかするわけないじゃん。息子があんな状態なのにそんなことする余裕なんかないよ』
嫁は笑って答えた。
どの口でほざきやがるって思った。
しかし、女は怖いね。
証拠どりができてなかったら、間違いなく信じてしまうそんな笑顔だった。
俺
『そうか、わかった。じゃあ●●●君(間男フルネーム)に連絡してくれるか?』
嫁が青ざめた。
kt-!
俺
『悪いけど、興信所使って全部調べてるんだよ。●●市に女友達と遊びに行くっつった日も●●ちゃんの家に遊びに行ったっつってた日も間男と会ってたろ?手つないであるいて、抱き合ったりキ.ス.したりしたろ?きっちりけじめつけさせてもらいたいから、間男呼んで。息子が寝た後に3人で話合おう。』
メールで得た情報をさも興信所使ったような言い回しで伝えた。嫁はえ?え?ってなっていたが、具体的な部分を聞くと、さすがに観念したようだ。
間男への連絡を渋ったので、俺から連絡。
俺
『●●君(間男名前)?俺、●●(嫁名前)の旦那なんだけど。とりあえず、3人で話合いがしたい。息子が寝静まった後にうちにきてくれるかな?用件はわかるよね。さっき嫁に全部問いただしたから』
ギリギリの賭けに勝ったんだな。
息子が寝静まったあと間男が家に到着。予想通り、嫁さん好みの感じだった。決してちゃらちゃらしてるわけではなく、むしろまじめそうな感じ。さすがに目が泳いでいたのが笑った。
間男と嫁、俺の3人で話し合いを開始。
ただ、俺には法的にどうこうできる証拠はない。
ネゴシエーターになった気分で話を始めた。
終始やわらかい、紳士的な口調を使った。
隠れてICレコーダースイッチオン。
まずは最初に、嫁が既婚者であり、君たちがやったことは浮気になるとわかってたよね?という確認をした。
二人とも
『でも関係は持ってません!』
そんなの関係ねぇw
正直メールからもそうっぽかったが
俺
『うん。でもしてないって証明できる?できないよね。俺にも関係があったかどうかはわからないけど浮気していたことは確かだよね。』
俺
嫁にはさっき話したけど、悪いけど興信所使って調べさせてもらったよ。正直、証拠をもらった瞬間は、貴方たちの両親に講義を伝え、職場にも講義しようと思った。浮気に対する処理は職場によってさまざまだけど、おそらくパートの嫁はクビだろう。間男君のほうは、正社員だからどうなるかわからない。もしかするとクビやどっか別の地域に飛ばされるかもしれないし何のお咎めもなしかもしれない。
そうやって君たちに復讐しようとおもったけど、
そんなことをしても何も生まれないから思いとどまった。
ただ、正直凄く腹が立ってることは確かだ。
君たち二人にはそれなりのけじめをつけてほしい。
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