なんと、義兄の浮気相手が姉の家にサインと判子を押した離婚届を持ってきた

姉が結婚して子供も二人産まれて育児に追われている頃、
「単身赴任している旦那が、浮気しているっぽい……」

俺は、そんなことないだろ(実際、真面目な人柄)と姉の育児疲れの妄想と決めこんでいたが、
ある日、事態は斜め上方向に急発展

なんと、突然その浮気相手が姉の家にサインと判子を押した離婚届を持ってきた
しかも姉のいない間に、どうやら旦那の合い鍵を勝手に作って家の中に入りこんだらしい
「××(義兄。姉の旦那)さんと離婚しろ！」

刃物をもっていないが、異様な雰囲気に姉号泣。子供も一緒に号泣。姉、泣きながら必ﾀﾋに、
「帰って下さい！」
「サインと判子を押したら帰ってあげる」
「できません！」
「押すまで居座る！　押せ！　離婚しろ！」

このあたり、姉の言葉なので、実際にはどうだか正確なところは不明

騒ぎを聞きつけた近所の人とパトカーのサイレンの音で、女は堂々と自分の住所を書いて逃走

姉はもちろん、即座に旦那に電話。「してない！」の一点張りだったが、名前と住所で観念したとか
「何が悔しいって、あたしよりずーっと年増でずーっと不細工なのにえらそうにしてんのよ！」
とか俺に1時間以上愚痴られてプチ修羅場の雰囲気を味わいましたが、
なんとか(手切れ金とか積んだらしい)、別れた……らしいです

これだけなら修羅場ー？　なんですが、
この話の顛末を聞いた母。ぽつりと、
「お父さんもね……昔、そういう女に引っかかったことがあるのよ……」
淡々と語る母
姉が語る顛末より、よほど心臓が凍るような口調。超怖い

以上、俺が見聞きした修羅場でございました。俺？　女性不信で修羅場になりようがないです
(とかいう奴ほど引っかかるというのもお約束なんだけどね……保険金目当ての○人とか)

ふと、寝とられ遺伝子でもあるのかとおもった……すまん