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行為が終わるとすぐに帰り支度を始めたり、他にも態度が酷いと思った私は、彼男の携帯を見てしまった

サレ女
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429: 恋人は名無しさん 2009/02/17(火) 18:04:39 ID:oH8EgLX10



随分昔の話ですが。

私子 当時19
彼男 当時23 会社の先輩
Kさん 当時27 彼よりも先輩、上司、既婚者

職場で知り合い、彼男から告白されて付き合うことになった。
半年ほど付き合いを続けていて、バレンタインやクリスマス、大晦日など
恋人同士のイベントは難なくこなし、クリスマスプレゼントなども貰い
彼男の友人にも「彼女」として紹介され、年上の人と付き合うのが初めてだった私は
(今思うとそう大人でもなかったのだが)すっかり有頂天になっていた。



しかし半年を過ぎたころ、行為が終わるとすぐに帰り支度を始めたり
(しかも泣いて引き止めてもそのまま帰る)他にも態度が酷いと思った私は
ここは賛否両論あると思いますが、私の家で彼男が寝ている隙に携帯を見てしまった。

すると、見事に真っ黒。真っ黒どころか、結論から言うとどうやら私が浮気相手。
本命彼女(N)はナースのようで、イベントの日は仕事で会えないから私と会っていただけ。

プレゼントはNがいらないと言ったものが回ってきていただけのようだった。
極めつけは彼男の友人として紹介された見覚えのある名前からのメール。
「セ×レの私子ちゃん元気~?(笑)」

まだ子供だった私は、頭が真っ白になってしまって
寝ている男を起こし、携帯を見たことを詫びたのちにどういうことかと問い詰めた。
すると彼男は態度が一変、ヘラヘラと笑って「あ、何、バレちゃった?」
号泣して泣き喚く私。黙る彼男。思わず引っぱたく私。

彼男「……で?もういい?」

貰ったものを全て投げつけて、家から追い出した。
なんであんなのが良かったんだ、なんでもっと早く気づかなかったんだ。
悲しくて悔しくて、ついでに言うと初体験だったのもムカついて、その日はわあわあ泣いた。




430: 恋人は名無しさん 2009/02/17(火) 18:05:26 ID:oH8EgLX10

で、翌日。職場で勿論彼男に会う。気まずいと思っていると、どうも周りの様子がおかしい。
オシャベリで噂好きなパートのオバチャンたちがなんかこっち見てコソコソ喋ってる。
態度でピンと来て、「アイツが何か言ったんだ」と思った。
すごく悔しかったけど、でも私は何も悪いことはしてないから、と一人で仕事をしていると
Kさんがオバチャンたちに見えない位置で話しかけてきた。
「アイツらヒドイこと言ってんぞ」
聞くと、私は男好きで、彼男の体が大好きで、相当なスキモノで
でも彼男は私に興味がなくなったからフってやった、泣いてすがってきたけどスルーした、と
武勇伝を語っているとのこと。呆れて物も言えなくなる私。
Kさんは「そんなイイ男じゃねーの知ってるからウソだろどうせ?気にすんな」と言ってくれて
堪え切れなかった私は真実を話した。すると、Kさんは少し間を置いて
実は彼男と私が付き合っているのは彼男から聞いていた、彼男に彼女がいることも彼男から聞いた、と
言いづらそうに話してくれた。付き合っているのを内緒にしているつもりであろう私には
彼女がいるからやめておけ、と言うことも言えなかった、と言うことも。
そして、彼男の彼女Nは、Kさんの知り合いでもある、ということも教えてくれた。

ほとんど業務以外で話したことのないKさんの優しさに癒されて、
職場での噂もオバチャンたちのイヤな視線も、スットコドッコイ男のことも
どうでもいいと思えてきた頃。
私の携帯に、知らない番号から電話がかかってきた。
「もしもし?私子さん?Nです。分かりますか?」
N?Nってどこかで見た名前、と思ったところで、後ろから聞いたことのある声。彼男。泣いてる。
ナースのNか!と気づき、ナースにシメられるか!?とビビりつつ
私「あー……、えーっと、彼男の彼女さんですよね?」
N「そうです。あの、今近くにいるんだけど、出てこられます?っていうかはじめまして!」
私「え!?あ、は、はじめまして……」
アレ?シメられるんじゃないのか?っていうくらいフレンドリーなNに驚きながら待ち合わせ場所に向かった。

431: 恋人は名無しさん 2009/02/17(火) 18:07:01 ID:oH8EgLX10

待ち合わせ場所は職場の近くの寂れた駐車場。田舎なため、人通りはほとんどない。
N「ごめんなさい、急に呼び出して。電話じゃちょっと、と思って。
  あのね、単刀直入に言うと、コレ(彼男を指差す)がね、貴方が
  彼女がいてもいいって言って誘ってきたんだって言うのね。
  でもメールとか見る感じ違うじゃない?だからお話聞きたくて」
Nはマジでこんなナースいたら惚れるわ、って感じの美人だった。清楚な感じ。
でも素敵な笑顔がちょっと怖かった。コレと言われた者は泣いている。
私「いえ、彼女さんいること、知りませんでした、ごめんなさい」
N「やっぱり?だよね?あ、ごめんね、携帯、Kさんから聞きました」
私「あ、いえ…」
コレ「N違うんだよ、Kさんも私子も嘘ついてるんだよ~~」
N「それでね私子さん、私もうコレいらないんだけど、いる?」
コレ「い、いらないとか言わないで~~~」
私「いりません」
コレ「え、ちょ、待ってよ私子、嘘だよごめん、嘘だから!!」
私「何が嘘なの?誰が嘘吐きなの?」

サレ女
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