まとめ済み、蜜柑じゃないから安心汁。
私、23歳。
A子、28歳バリキャリアウーマン
B男、26歳、社内恋愛のA子の婚約者。
C子、30代後半会社の先輩
A子とB男が結婚することを会社に報告した。
当然社内はお祝いムード。
そんな中、B男が何だか私にちょっかいを掛けてくるように。
最初は結婚式で「式でA子にサプライズしたいんだけど、何がいいかな」って感じで聞かれたので
私もA子の好みを探ってみたりして協力してた。
さすがに飲みには行かなかったけど、会社帰りほんの10分ほどスタバで打ち合わせをしたりはした。
後は誘われても断ってた。
断ったが「実はちょっと飲みながら話したい事がある」としつこいので、色気のないプロントに行った。
(プロントって全国区?昼はコーヒーやパンとか、夜になるとシ酉が出るスタバっぽい店)
その時「実はちょっと迷ってるんだ」と言い出した。
A子は年上で旧帝大卒でB男の先輩にあたる人。
B男はそのかっこよくて仕事がバリバリ出来る所に惚れたんだけど、B男の同期が出世した。
バリキャリのA子は、出世できなかった自分に呆れてるんじゃないかとすごく不安になっているという。
でも更衣室などでの会話でA子がチラリチラリと惚気たりしてて
(言った後、私たちのニヤニヤ顔にハッとなって顔が赤くなったりするのでとてもかわいい)
今までB男から誘われたりしたのはこれを相談したかったのか、と断り続けた事をちょっと後悔した。
なので全然心配がない事、A子は本当にB男が好きだという事を伝えた。
実際に本当にA子はきれいになったし、
みんなで「幸せだと本当にきれいになるんだね!」って驚いてた位。
それを言ってもB男はグチグチといかにA子が凄いか、自分が駄目か語る。
そして店を出て「こっち、ちょっといいかな」とホテル街の近くに連れて行かれ
えええええええ???と思ってたら
「自信……つけさせて欲しい」と言って私の腕を掴んでホテルに入ろうとした。
振り払って「はぁ???バッカじゃねーーーの!?」と叫んで逃げた。
カッカカッカしつつも「A子さんになんて言おう…」と悩みながら帰宅。
そして風呂上がりに着信、C子。
何だろーと思って出たらいきなり罵声を浴びせられた。
「あんた何考えてるの!?今日B男君と一緒に飲んでたでしょ!!」
いやいや、と事情を話す(ホテルの事は言わず)
C子はフフンって感じで「私あんたたちがホテル街に行くとこまで見てたんですけど?」と言ってきた。
「正直、A子さんになんて言ったらいいか悩んでるんですよ」と言うと
しばらく考えた後「それ、私に任せてもらえる?」と。
何といってもC子さんは勤続そろそろ20年、酸いも甘いも噛み分けてる感じ。
新卒1年目の私が何とかするよりもずっといい、なので喜んでお任せした。
その後もB男からはちょくちょくと誘いはあったが回数は減り、
しつこく付きまとう事もなくなったのでC子がうまくやってくれたんだ、と感謝した。
そして約一カ月後、B男の祖父がなくなった。
参列したのは上司、B男A子(忌引)、女子社員代表としてC子。
同行した上司が帰ってきてからなんだか複雑そうに言ってた事。
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逃げ癖の付いたクズ男