【自業自得】姉「あんたみたいな保守的な女がいるから女性はいつまでも子育てと仕事の両立に苦労し、悩まなければならない」

（フェイクありです。短くまとめる才能がありませんでした。）

五十代半ばになる私の姉は、昔話題になった『くたばれ！専業主婦』まんまの考え方の人だった。

私は結婚して、妊娠と共に退職している。
元々手芸とか料理とか大好きで、家事全般も楽しい作業だと思ってたから専業主婦は憧れだった。

夫の収入は家族３人が生活し、子供に十分な教育を受けさせるに足るものだったから、
（夫や子供が快適に暮らせる家を維持することが私の仕事だ）

そんな私をずっと小馬鹿にしてきたのが姉。
「あんたみたいな保守的な女がいるから女性はいつまでも子育てと仕事の両立に苦労し、悩まなければならない。
『子育ては女の仕事』と言う考え方の男が減っていかない。
第３号被保険者なんて馬鹿げたものは無くなるべき！無駄！」

姉は大学を出てから入社した会社で社内恋愛を経て結婚。
姉にも子供がひとりいるが、保育園に預けたりベビーシッターを利用しながら共働きを続けていた。

（働きながら子供を育ててる人は、凄いなぁ）

だけど私は、
（働きたい人・能力のある人がそれをやればいいし、快適な家庭を維持することだって “家族のため” だと思ってるし、何よりも家族もそれを望んでるんだから誰にどうこう言われる筋合いはない）

それは別に “保守的” ってことじゃないと思うんだ。
『夫婦で子育てを』って男性はどんどん増えていると思うし、それはそれとして私みたいな古い夫婦像って言うかそういうのだってひとつの在り方だと思っている。
二度ほど反論したことがあるが、元々姉はこちらが１話せば１００倍になって返ってくるような人で、別に説得する意味もないし、面倒臭いので反論することはやめて、姉が口を開きかけると逃げるようにしていた。

同じ高校に通学していたうちの息子とは仲が良くも悪くもなく、学校では学年も違うし従兄弟同士だってことを知らない人もいたような感じなんだが、姉の子の様子がおかしくなった頃に息子から私に
「おばさん、知ってるのかなぁ…」
って言ってきた時、私から姉に電話したことがあった。
「気を付けてあげた方がいいんじゃない？」

姉のことは嫌いだけど、『子供のことはまた別だ』と思ったから。
そしたら
「それって『仕事してると子供に目が届かない』って言う遠回しの批判？」

「そうじゃなくて、『取り返しがつかなくなったら』って思ったから。
子を持つ母親として心配だったから」

その後すぐに姉の子が登校拒否になって、何度か学校側が母親である姉に連絡とろうとしたらしいけど、仕事優先でなかなか学校にはいかなかったらしい。
実家の母に『代わりに行ってくれ』と言うような姉だった。
（ちなみに母もずっと専業主婦だったが、その母のことも姉はずっと小馬鹿にしていた。）

専業主婦兼業主婦のどちらがいいとか悪いとかではないし、私は専業でも生活に困らなかったと言う恵まれた環境であることは自覚しているが、

あとになって知ったが、義兄にはずいぶん前から女がいたらしい。
（結局のところ、色んなストレスを私にぶつけていただけなんじゃないか）
と思っている。

先日、母から相談があり、
「このままではいけないので（姉）を追い出そうと思っている」
とのこと。
あんなに自分を馬鹿にしてきた娘でも、母は母として心配してるんだな。
「そうするべきだ」
と言う裏で、
（ざまーみろ）
と思ってしまう自分がいる。