両親が長らく海外赴任していたので、幼いころから祖母の家に預けられてた
祖母は決して悪い人ではなく、むしろ私のことを溺愛してくれてたんだけど
「せめて二重だったらねぇ」と不憫そうに私の顔を見て言うのが嫌だった
両親も祖母も、なくなった祖父も皆外人みたいなぱっちり二重だったから
久しぶりに会えた両親にまで「せめて二重だったら」を言って
しかも両親も「本当にねぇ」と気の毒そうに言うので泣きそうになった
でも私が二重にすると言い出すと「親からもらった顔にメスを入れるなんて」と
祖母・両親ともに大反対
相変わらず「せめて二重なら」と言われ続けて自分の顔に自信が持てなくなり
典型的な暗い喪ブスキャラになった
就職して初めてお給料をもらった日に、祖母・両親にプレゼントを買うつもりで
4人でデパートに行った
店員さんが「あら、可愛らしいお孫さん」とお世辞を言ってくれたのに
祖母・両親ともそろって「悪くはないんだけど、でも目がねぇ・・・」と残念顔
これにプチンして、夏・冬のボーナスで二重の手術をした
美容整形に行ったら「あなたの瞼は眼瞼下垂という病気。結構重症で、視力にも影響が
出ていると思うので手術したほうがいい」と言われて超びっくりした
病気だから保険が適用されて、両目併せて10万弱で二重になった
帰宅して縫い目のある手術痕を祖母・両親に見せると激怒していたので、
「あんたらが散々いじめてくれた一重は病気だったんだって
誰のせいで今まで苦労したと思ってるんだ」と大暴れしてやった
家を飛び出して、手術代で浮いたお金でビジホ借りて、そのまま一度も帰らずに
社員寮に転居してやった
会社では整形うんぬんでひそひそされたけど無視して、正義感の強い子にだけ
眼瞼下垂のことを告白したら、その子がスピーカーになってくれて
「病気の治療で二重になった人を整形扱いするのはどうなの?」という風潮になり
いつの間にか沈静化した
祖母・両親は今でもたまに手紙を寄越して帰ってこいだなんていうけど
皆の希望通り「せめて二重」になったら人生が明るく開けたような気分になって
彼氏もできて楽しいので絶対に帰ってやらない
眼瞼下垂辛いよね
見づらいし目つき悪く見えるし頭痛くなるし
私はベル麻痺から眼瞼下垂になって治療しようとしたら回りから整形云々言われたよ
麻痺した側だけかと思ってたら
気づいてないでしょうけど反対も下垂してますって診断で両方手術して大変だったんだけど
一番親しい友人から、整形してまで加齢に抗うってどうなの等言いふらされてCOした
確かにはれぼったい奥二重が腫れぼったくない二重になったけど
手術の時に瞼の脂肪が邪魔だからって除去されただけなのに
若見えしたくて整形したって言いふらされて結局この人は私が勝手に親しいと思ってただけで
こっちのことを見下し要員あつかいしてたのかって心底がっかりしたわ
もう友達なんかいらん邪魔臭い
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