高校生の時、某大手スーパーでレジのアルバイトやってた。もう25年ぐらい前になる。
当時はレジ毎の違算が翌朝バックヤードに貼りだされて、
500円以上の違算が出てるとそのレジに誰が入った時に違算が出たか調べ、
出した人が始末書を書かされる。
そして各レジ係が一ヶ月にどれだけ多く違算を出したかで、
合計額の多い順に10人まで名前と違算額が貼りだされた。
その毎回常連のパートの女性が私と名前が似ていた。
例えば山田花子(パートさん)と山田花美(私)みたいに、
漢字4文字の上3文字が一緒だったんだ。
その女性は結果的に3ヶ月か4ヶ月ぐらいで首になったんだけど、
最初から明らかにおかしかった。
その頃はPOSレジではあったけど、清算でのお金の受け渡しは手打ちだったから
お客さんから5千円札で受け取ったのを間違って1万円札で打ち込んでしまい、
5千円の違算が出るなんてことは店全体でたまにはあった。
だけど同じ人が一ヶ月の間に二度三度となることは
余程集中力の無いいい加減な人じゃない限りない。
だから花子さんは入社したての頃からよく上司に呼び出されて注意を受けていた。
パートさんやアルバイトの間でも「山田花子って人、怪しいんじゃない?」
ってじきに言われるようになった。
私が嫌だったのは、私じゃないのに間違われて変な目で見られるようになったこと。
そして私はこんなに嫌な思いをしてるのに、本人は違算を出そうがなんだろうが
始末書書けばいいんでしょ?って感じでどこ吹く風な態度だったことが本当に腹が立った。
最後には一日で5千円札を二度懐に入れるところを私服警備員が確認し
店がK察に届けたらしい。
それから15年ぐらい経って家族で入居したアパートに花子さんがいた。
知らずに挨拶に行った時、私の方はすぐに気付いたが花子さんは全く気付かなかった。
と言うより、学生アルバイトなんて沢山いたから覚えてないんだろうと思う。
私の方は苗字も変わってるしお化粧もしてるし。
10世帯ぐらいの小さなマンションだったけど、しばらく住んでいるうちに
花子さんは他の奥さんたちからかなり浮いていることに気付いた。
他の奥さん同士は普通に話してるのに、花子さんが話しかけても適当な返事しかしないし
すぐにお開きになってしまう感じ。(何かあったのかも知れないが何かは知らない)
「山田花子さんは窃盗の前/科あり。みなさん気を付けて!」
本当は窃盗ではなく横領なんだけど。
みなさん気を付けて!と言いながら入れたのは花子さんちだけなんだけど。
それから一ヶ月半で引っ越して行った。
>>176
花美さんスゲー()
>>176
花美さん、やさしー
コメント