・十数年前の話。
・高校の野球部、一番ショートでレギュラーだった俺。
・三年の夏、最後の甲子園に向けて、県大会が始まる。
・駅から家までの夜道、顔を隠した数人の暴漢に襲われて右足骨折。
・当時、校長が国際派だったせいで朝鮮学校とよく練習試合をした。
・負けると、駅などの公共の場で集団に囃し立てられる。
・勝つと、主力選手が「謎の負傷」。
・県大会前に練習試合、かなり手は抜いたものの相手の自爆で勝利。
・原因はこれだろうと思われ、犯人も見つからず。
・自分は出られずとも、裏方くらいはやりたいと、スコアラーや道具の整備をする。
・チームは準決勝で惜敗、お疲れ会で皆から「お前が出ていたら」と惜しまれる。
・同じ三年で、俺の替りに出場したAが「出たのは俺なのだから、そうやって惜しむのは俺をバカにしている」とキレ始め、かなり悪い空気の中で散会。
・その態度を怪しんだキャプテン(以下B、幼稚園からの親友)。
・俺に「ハイエナ」の異名を持つ新聞部部長(C)を紹介。
・ちょっぴりゲスいが話題が広くて面白いCと俺は意気投合、Aの身辺を調査。
・あいつのせいで、どうしてもレギュラーが取れないと、俺を名指しで愚痴っていたこと。
・Aと朝高生との繋がり。
・襲撃された当日、A宅とは反対方向になる俺んちの最寄り駅での目撃証言。
・「今更時間は戻せない。だがレギュラー取りたかった気持ちはわかるから、正直に言えば俺は口外しない。」と、Aを呼び出して問い詰める。
・A、割とあっさり自白。「お前のことを誤解していた。」などと寝言をほざく。
・A、翌々日の学内新聞の一面トップを飾る。約束通り、俺は口外していない。
・A、放課後に俺を呼び出しナ.グ.る。隠れていたC、証拠写真をばっちり押さえる。
・先の襲撃事件のことも、先生たちに知れることとなる。
・A、転校。推薦も無くなる。
・野球部のOB会も、Bが手を回して、Aには招待状を送っていない。
先日B、Cと久しぶりに会って飲んだので、思い出しカキコ。
朝鮮学校の犯人には復讐しなかったか
残念
A、翌々日の学内新聞の一面トップは嘘じゃない?教師は検閲しないで新聞出せる学校なの?
仕事行く前にちょこっとだけ。
>>973
復讐されるのが怖いから、と最後まで口を割らなかった。
そんな連中に手を借りなければ良かったのに。
>>979
校内に貼り出す前に、顧問の先生のメールボックスに突っ込んでおくだけという、実に簡便な手続きになっていた。
顧問の先生はほとんどメールボックスをチェックしないので、ほぼ毎回検閲なし。
定期発行分でさえそうなので、臨時発行だった件の新聞は、ほとんど賭けにもならない確率で、検閲なしで発行出来ると俺達は踏んだわけだ。
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