長男の兄貴激ラブで、兄貴だけを生きがいにしてきた実母、現在68歳。
夫である父も、次男の俺にも目もくれず兄貴だけを愛し抜いてきた。
俺の目から見ても母ってより女なんじゃねーの?キモッって思うくらいの執着ぶり。
まあ確かにそこそこイケメンだし優秀な兄貴なんだが。
母は兄貴の行動を監視し、女の子からかかってくる電話はすべてガチャ切り。
(当時は携帯は普及してなかった)
彼女が出来そうになると相手の家に
「うちの子の将来をつぶす気か」
と凸。
県外への進学は許さず、もちろん一人暮らしなんて論外。
大学生になっても門限は九時。
しかも七時を過ぎると30分ごとの電話連絡を強制。サークルも禁止。
なのになぜか兄貴がモテていないとご立腹。
たとえばバレンタインでもらったチョコが少ないと
「こんなもんじゃないでしょうー!」
と怒りだしたりする。
そんな兄貴も就職し、上司の紹介で見合い(20代後半)
母、邪魔しまくって縁談をつぶす。
ほとぼりがさめた頃、兄、ものすごく用心しまくりながら交際してやっと結婚直前までこぎつける。
だが母にばれ、発.狂.した母が相手にいやがらせし、破談に(30代なかば)
兄、母を振りきって一人暮らし。
彼女ができるが母に勝手に合鍵を作られる。
彼女が母に怪我させられ、お別れ(ギリ30代)
その後兄は彼女を作ることなく、諦めたのか実家に帰ってきて無気力に自宅と会社の往復をやってる。
そしてこの春、70歳でついに父がリタイヤ。
同時に母へ熟年離婚を突きつける。
母はためらいなく離婚に応じ、
「これで長男チャンと念願の水入らずの2人暮らし!」
と有頂天。
妻のように恋人のように何くれとなく世話をしてやってたが、さすがに68歳では体もしんどくなってきた。
そこではじめて母は気づいたらしい。
自分の老後はどうなるのか?
自分が弱ったあと、代わりに家事をしてくれる人がいないじゃないか?
長男チャンに介護なんてさせられないし…
いまからでも嫁もらっといた方がいいんじゃないか?
と。
しかしすっかり無気力化した兄は
「嫁さんなんかいらん、よそのお嬢さんを不幸にできるか」
とつっぱねるだけ。
母はあせって
「でも老後が、シューチャンのお世話が」
と言い続けるが兄貴の意志は固い。
兄貴はきっぱり
「この家で俺と母さんは朽ち果てるんだよ。
他の誰も巻きこまないよう、俺には監視する義務がある。
俺が母さんのそばにいる意味はそれだけだ」
と言ったそうだ。
以上は、実母がこないだ電話してきてわかった内容。
「長男チャンがおかしくなった」
と泣きわめいてたが
「兄貴はこの上ないほどまともだ」
と言ってたたっ切った。
俺はとっくに県外に就職して逃亡済。嫁も子もいる。
実父とは音信不通。
冷たいようだがあの母からかばってくれなかった空気親父なんかいらんし、嫁にも子にも会わせたくない。
母には存在すら教えたくない。
子どもの頃は正直かわいがられてる兄を恨んだこともあったが、今となれば兄の選択を遠くから応援するだけだ。
交際相手にケガさせることまでするような母親じゃあ、絶縁かタヒ別でもせん限り、子どもが嫁取る気にはならんのもわかるわ。
毒母に殉じる兄貴がかわいそう。
>>123
しかし兄貴の立場だとその選択肢しか持てないのでは?
この母親はどれだけ完璧に失踪しても長男を探し出す執念を持ってるタイプだぞ
だからこそ、余計不憫だ・・・
今この瞬間にこの毒母がポックリしたとしても、この兄は今から嫁取りできる年齢じゃなくなってるから・・・
兄にとって、母とともに朽ちる選択をしたのは、母親のせいでひどい目に遭った女性3人への罪滅ぼしなのかな。
贖罪の意味もあるのだろうね
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