今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験
いわゆる老害な爺さんとその爺さんへの仕返しを目撃したんだけど、オチがスレタイだった。
ボックス席の電車で座席に座ってたら、斜め前の女性が一人で座ってる席のその向かいに、六十代くらいの爺さんと間柄のよくわからない連れの女性が座った。
爺さんは電車に乗ってきた時からずっと大声で
「最近の若者は」「最近の女は」
と喋っていて、連れの女性はそれにずっと
「そうですよね」「そう思います」
と相槌を打ってた。
(うるせえなぁ)
と思ってたら爺さんの話の矛先が向かいの女性に向いた。
やれ
「最近の若者はスマホばかりいじって本を読まないから馬鹿になる」
だの、別に音漏れしてないのにイヤホンして音楽聴いてることを
「迷惑行為だ」
と言ったり、挙げ句の果てには相手の女性の容姿をあげつらって難癖をつけ始めた。
向かいの女性はずっとスマホをいじってるだけで、周りには気まずそうな空気が流れてた。
爺さんの連れの女性は爺さんを止めるどころか、只々相槌打って同意を示すだけ。
向かいの女性は音楽聴いてて爺さんの声が聞こえてないのかと思ってたんだけど、不意に顔を上げて無表情で爺さんと連れの女性をじーっと見つめながら、爺さんとその連れに対してスマホの画面を向けて画面をタップした。
その途端車内に響きわたる爺さんの難癖と連れの女性の相槌。
「おじいちゃん、スマホでも本読めるしこういうこともできるんだよ?
聴こえてないと思ってた?
それとも反撃できなさそうな相手だと思った?残念だったねぇ~」
と、そこで初めてにぃっこりって感じで相手の女性が微笑んだ。
大人しそうで顔立ちの整った女性の、笑うせぇるすまんみたいな笑みは妙な迫力があった。
爺さんは言葉にならない言葉を漏らすだけで連れの女性が
「盗/撮だ」
って非難してたけど、
「はぁ?名誉毀損とセクハラの証拠を取っただけのことですけど?
今この場で謝罪するのと次の駅で降りて最寄りの交番までご一緒するのとどっちを選びます?」
と返されて、か細い声で
「すみませんでした」
と謝罪してた。
爺さんの方は
「俺は間違ったことは言っていない」
って謝ろうとしなくて
「おじいちゃん、悪いことをしたら謝るってちっちゃい子でもできるよ~?
それともボケちゃって謝り方を忘れたのかな~?」
って向かいの女性に煽られて
「なんだその口の利き方は!」
って激怒してたけど、
「本当にボケがきてたら大変だから奥さんと娘さんに知らせときますね、○○さん。
お向かいさんの娘の顔も忘れてるみたいですから。
まあ私が実家にいた頃から、父には挨拶返すのに母と私の挨拶は無視してましたし、本当に顔を覚えてない可能性もありますけど、万一ボケてたら大変ですからね~
町内会の皆さんにも気を配るようお伝えしておきますね~」
って返されて絶句してた。
(顔見知りっていうかご近所だったのか!)
と驚愕してたら向かいの女性が立ち上がって
「お騒がせしてすみませんでした」
と周囲に一礼して次の駅で颯爽と電車を降りて行き、爺さんは呆然としたままで連れの女性はひたすら
「どうしよう」
とおろおろしてた。
俺はその次の駅で降りたから爺さん達がどうなったかわからないけど、これで少しは懲りてでかい声で男尊女卑全開の持論を公共の場で展開するようなことをしなくなればいいなと思った。
>>674
その連れの女性って不倫相手か何か?
>>678
さぁ。
そんな感じじゃなかったと思うけど。
他人行儀で腰巾着って感じだった。


コメント
そんな爺さんも、子供の頃は「テレビばっかり視てるとバカになる」言われてたんだろうな
で、「俺みたいになるな!」て忠告してくれてんだよ
今の六十代はそこまで爺さんじゃないけどね
アニメとかウルトラマンとか仮面ライダーとか見て育った世代だもん
今から7年前の話だから爺さんは団塊世代だな
あの世代は大卒でも学生運動しかせずに講義を受けないまま卒業してるからなにも勉強してない世代なのよ
なのに自分たちが一番正しくて偉いと盲信してる 学生運動失敗したのにね 滑稽