私子
A男 同じサークル
妬子 A男の彼女 サークルメンバーではない
友子 同じサークル
浮子 同じサークル
浮美 同じサークル 彼氏持ち
ある日、知らないアドレスからメールが来た。
私はメアドを複数使い分けてて、そのメールが来たのはサークル専用にしてたやつだった。
「私のこと分かりますよね?どうしてメールしたかも分かってますよね?
今度話を聞きに行くのでちゃんと話してください。彼と口裏合わせても無駄だから」
なんだろう?と思って同じサークルの友子に見せた。
メアドは「A男らぶらぶ妬子すきすきフォーエバー@・・・
だった。」
という感じのアドレスだった。
私「妬子って誰?A男の彼女?」
友子「そうらしいよ」
私「へー、そうなんだ。A男って浮気かなんかしてるの?」
友子「そーそー、わりとしてるよ」
私「わりと?」
友子「私が知ってるのは2~3人だけだけどね」
私「すげー」
相手は名乗ってないし関係ないので放置してた。
後日、サークルの飲み会をしてると妬子が乱入してきた。
「私子って女どれ?!」
一応あのメールのことは何人かに言っておいたので、皆スルーしてくれた。
なのにA男が
「私子ってこの子」
と私を指さした。
私「ちょっと違うって、落ち着いて」
A男がこそっと「ごめん話合わせて。後で埋め合わせするし」
私「いやじゃ」
友子「私子は関係ないよマジで」
妬子「関係なくないわよ!私だって欲しかったのに、そのバッグ。それにピアスも」
私「いや、これ自腹で買ったやつだし」
口を挟む隙もないくらい。
その時、向こうのテーブルから
「どういうこと?私が一番じゃなかったの?!」
と浮子が参戦してきた。
私「これは!自分で買ったの!A男から貰うわけない!」
と喚いた。
それを信じたのかどうか分からないけど、妬子の標的は浮子になった。
どっちがよりA男に好かれてるか言いあいになってた。
その間A男は、最初こそおろおろしてたけど
A男「いやーマイッタナ。悪いなーみんな」とにやにや。
サークルメンバーの女子はドンびき。
男子は妙に空気だった。
そのまま店を出て解散という流れになった。
店の外でも妬子と浮子が言い争いを続行。
A男の責任だからお前がなんとかしろよと皆が言って立ち去ろうとしたら、なぜかA男もついてきた。
しかも腕に浮美をぶら下げて。
浮美は彼氏(サークルメンバーではない)持ちだし酔ってんのかなーと思ってたら、A男もそのままいちゃいちゃして立ち去った。
B子「おーい、いいの?あんたらの彼氏、他の女と腕組んで行ったよ」
妬子と浮子「どういうこと?」
私「なんか分からないけどあっち行った」
二人はそのままギャーギャー言いながら走って行ってしまった。
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