第三者からみた「修羅場」なんですが。
私の家から車で30分くらいの場所に、とても仲の良い夫婦がいる。
奥さん(仮名:A子)が学生時代の後輩で、旦那(仮名:B君)とも結婚前からの知り合い。
先日、私が夕飯の支度をしていると旦那のB君から電話があった。
「A子が手をつけられないんです、助けてください」とのこと。
それだけではわけがわからなかったが、
電話の向こうではA子らしき女性の泣き声(というか絶叫というか)が聞こえた。
他人事だが、ただ事じゃない。
とりあえず支度を整えてから、彼らの家に向かった。
(つづく・・・
長レスつけるの初めてなんですが、これくらいで区切ったほうが読みやすいかな?)
>>424
ワクワク期待age
つづき。
彼らの家につきチャイムを鳴らしたが、
ドアの外からでもただ事じゃない雰囲気が伝わってきたので思い切って玄関をあけると
正面の廊下にしりもちをついたB君と、その奥に包丁を持ったA子。
かなり焦った。
旦那の服はビリビリだったし、A子は鬼の形相だったから。
しばらく夢に出てきそうな光景だった(ニガワラ
玄関に呆然と立つ私をみるとA子がB君を飛び越えて包丁を持ったまま私に走りよってきた。
コ.ロ.される!?と本気で思った・・・
が、A子は包丁を投げ出して私の胸にすがり付いて泣き出した。
どうにか二人を落ち着かせて事情を聞きはじめたんだが、要約すると
・B君の着ている服に嗅ぎなれない香りを確認(週イチペース?で何度も)
・携帯をチェックすると明らかに怪しい女の影
というのがコトの発端で、A子は浮気されていることに相当悩んだらしい。
どうもA子は浮気の証拠をつかもうと思ったらしく
友人に協力を仰いでB君を監視していたらしい。(このあたりは具体的に分からない)
一方B君は自分の妻がこんな行動を取っていることに全く気がつかず
浮気相手に会いに行ってしまった。
で、何処で密会してたかというと、自宅の近くの駐車場なんだそうで(アホすぎる・・・)
丁度A子が目撃しちゃったらしい。車内で盛り上がってる最中を。
(さらにつづく
ふむ。ふむ。
(つづき。
それから何事もなかったかのように旦那が家に帰ってきたらA子もキレるよな。
一方B君は自分の情二(ワラ)を妻に見られていたなんて思いもしないから
どうして仲のいい妻がいきなり逆上してボ.ウ.力をふるうのか全く理解できなかったと。
それで自分たち夫婦と仲の良い私に仲裁役を頼んだようだ。
更にタイミングの悪い(?)ことに、A子に問答無用でポコポコにされているときに
浮気相手の子から携帯に電話があったそうで、A子も余計に逆上しちゃって包丁持ち出したようだ。
私のいく時間がもっと遅かったらK察沙汰だったかも・・・
話を一通り聞いた時点でもう大分夜もふけてきていて、私にも私の事情がある。
この日は「ひとまず落ち着け」「明日も話を聞きにくるから待ってろ」とA子に告げてひとまず帰宅した。
翌日。
私が行くより早くB君が私の家に来た。
私が前日帰宅した後も相当やられたようで、顔が痛々しかった。(自業自得だけど)。
「A子はいま僕が何を言っても聞いてくれないから」と伝言を頼みに来たのだ。
「アレは本当にただの浮気で、ちょっと刺激がほしかっただけなんだ」
「相手に言い寄られてはずみでしてしまった」
「もう二度としない。ゆるしてくれ」
いろいろ言い訳やクサイ台詞(僕が愛しているのはお前だけ云々)を言い残し、B君は我が家を後にした。
その日のうちに約束どおりA子を訪ねた。
日が暮れる頃まで延々と悩みやら愚痴やらを話すA子。
普段はこういう話を嫌がる子だから相当ストレスが溜まっていたんだと思う。
そろそろB君が帰ってくる時間だねと話していたが、一向に帰る気配がない。
気まずいからかな?なんて言っていると家の電話鳴った。
電話に出たA子の顔色が変わる。
B君の浮気相手からだった。
(つづく
(つづき。
一方的にまくしたてられた後電話を切られ、私たちの間に謎の気まずい雰囲気が流れた。
浮気相手のC嬢はどうやらB君に別れを告げられたらしい。
しかし彼のことを本気で好きらしく、別れに納得できない、会ってくれという内容だったようだ。
A「会ってケリつけたいが1対1であったら彼女をコ.ロ.すかも」
真実味が非常にある言葉に引いた。
A子は普段は温厚だが、相手が男でも女でもケンカの態度は変えないし
ナ.グ.るときは平手ではなくグーだ。(雰囲気わかります?)
夫婦喧嘩で包丁持ち出すことは知らなかったが、相手が旦那の浮気相手なら容赦しないだろう。
どうしてこんなことに私は巻き込まれてるんだろう?
修羅場に無関係な私が同席していいものか?
一応聞いてみたがA子は構わないというし、結局修羅場本番についていくことになってしまった。
週末、C嬢がA子宅にやってきた。
B君は同席させたくないとのことで、その場にいたのは妻A子、浮気相手C嬢、部外者の私(ワラ
部屋の温度が2~3度下がったような緊張した場面だった。
(もうすこしつづく。
>>439
>部屋の温度が2~3度下がったような緊張した場面だった。
うまい引っ張り方!ドキドキしてきた―――!
私もドキドキだ~~~!!
(つづき。
話し合いと呼べないような話し合いは延々と続いた。
私はひたすら両者の言い分を聞いていた。
二人とも私という部外者がいたからどうにか落ち着いて話(?)が出来たのかもしれない。
何度か声を荒げる場面はあったが、すぐに平静を取り戻すような。
まさしく女の意地と意地のぶつかり合い。(女の私から見ても十分迫力あった。
しかし結果は話し合う前から分かりきっている。
間にいるB君はA子とやっていくと二人に言っていて、更にC嬢は別れを切り出されているから。
でもC嬢は納得がいかなくてA子に「B君をください」という。
A子がこんな無茶な頼みを受け入れるわけがない。
でもまぁC嬢もB君に遊ばれていきなり別れを告げだされたんだから、
一番悪いのは明らかにB君なんだろうな。
・・・話はいつまでも平行線。結局B君を自宅に呼び戻すことになった。
気まずそうに帰宅するB君。
私に一礼して(もともとB君は律儀でいい奴なんだ)話し合いに参加するが、
徐々に女二人がヒートアップ。突然C嬢がエライことを叫んだ。
C「私のおなかにはBさんの赤ちゃんが!!」
一同凍りつく。
実際は分からないがゆうに2~3分は沈黙(絶句)していたと思う。
B「うそつけ!この前したときに『整理きた』っていってたじゃないか!」
(つづく。
簡潔に書こうと思ったのに長くなって申し訳ない。
ドキドキ・・・
ハラハラ・・・
(食事の支度します。434氏、よかったらお先にどうぞ。
私は午後またお邪魔します。では)
なるべく早く来てください!
気にまくりだぁ~!!
424さん、文章うまいね。
ありがとうございます。
楽しんでいただけるようで(ワラ
私は現場にいるにもかかわらず、自分とは直接関係ない出来事なんで
これだけ気軽に書けるんだと思います。
自分が当事者ならそれどころじゃないです。
この話、実はまだ解決してないんです・・・
今更だけどネタにしちゃって悪かったなぁとも思います。
でももう晒しちゃったし手遅れですね、あはははは。
続き書いてもいいでしょうか?
>>444
C嬢の“妊娠”発言のあとのB君の“否定”発言をふまえて、続き。
このあとは三流ドラマの修羅場シーンのような状況だった。
B君はC嬢につかみかかる勢いで「冗談いうな!」とか言ってたし
もう一人のA子は錯乱状態だったと覚えている。
しばらく呆然と見守っていたのだが、いいかげん収集つかなくなっちゃったんで、一喝。
(何て言ったかは記憶にないから私も相当混乱してたんだと思う。
「黙れ!とかそういうセリフだったんだと思う・・)
「冷静にはなれないだろうけど、とりあえずドナらないで話を続けよう」
というかんじで切り出してから、いままでの会話の内容整理を私なりに言った。
それから「本当に赤ちゃんが出来たのか」について。
(ちなみにこのときB君とA子の間には子供はいなかった。)
これはすぐにB君が否定した。
ちょっと言いにくそうに・・・
最後にセクースした日(=B君の車内の情二がバレて修羅場って、私が呼び出された日)が
整理の終わりごろだったので。
(お前整理中の女とやったんかいっ・・と、そういえばいま初めて気がついた。ワラ)
それから一週間経っていないんだから、妊娠はC嬢の狂言。
しかしC嬢はなおも引き下がらず
「最後のHで子供が出来てたら認知して」
とか意味不明なことを最後に言って、A子宅を出て行った。
(一応終わりです。
でももう少し話が続きます。
B君はそもそもなんで浮気をしたんだ? そこまでしてしたいのか浮気…
後日。(もうここからは修羅場ではないです)
このことがあってから暫くA子は精神不安定になってしまい
B君はそんなA子に一生懸命つくしていた。
今回のことをB君は海よりも深く(?)反省したようだし
元々万年新婚夫婦な二人なので、仲は自然に戻っていくだろう。
そんなある日。あの揉め事の約1ヵ月後。
B君から電話があった。
相談事があるとの事。とりあえず我が家へ招待した。
C嬢の最後の台詞「最後のHで子供が出来たら云々」の続きになるのだが
そのC嬢から1ヶ月ぶりに連絡があったらしい。
ここまで言われたら想像はできる。そして想像通りの相談を受けた。
「Cがあの日から整理こないって泣きながら電話してきて・・・」
「本当に避○してなかったの?」
答えはイエスだった。相手(C嬢)が整理中だったし、
車内は狭くてゴ○つけるのが面倒だったとかいろいろ言っていた。
私に対して言い訳してもどうにもならない。
もう一度修羅場があるんだろうか。あってほしくない・・・
今はただ、C嬢が妊娠していないことを願うだけ、かな。
>>460
新たな修羅場の予感さえさせるラストまで素晴らしい文章でした。
お疲れさまー。拍手!
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