失礼します。
自分の修羅場ではなく、友人の修羅場に巻き込まれた形なのですが…。
友人(以下、マリ子とします)が結婚することになり、私を含め学生時代の友人が集まってお祝いをすることに。
集まったのは女友達のみで、半分同窓会のような感じで盛り上がり、途中からマリ子の婚約者も参加しました。
婚約者は、イケメン高学歴高収入で私たち友人への応対も丁寧…みたいなすごくいい人で、「おおー!マリ子幸せになれよ~!」と皆で祝福しました。
「披露宴で、マリ子のためにサプライズを企画したい」と言って、婚約者は私を含め、いろんな人と連絡先を交換していました。
その後、サプライズ企画の相談のためにスカイプで婚約者とやり取りをしたのですが、
途中から「え、これなんか2人きりで会うように誘われてる…?」という感じに。
自意識過剰かな~と思いつつ、お祝いにも参加した別の友人A,B(マリ子とも友人だが、私とは特に親しい)にこの話をしたところ、なんとこの2人も似たような展開になっていました。
もし浮気目的なら、婚約者はとんでもない浮気野郎ということだよね…?と3人で話しつつも、もし会ったとしても本当にサプライズ企画の相談目的で、何事もなく終わるのだとしたら(大人の常識的に、それは考えにくい状況でしたが)、友人が新婦の婚約者にケチつける、というのはどうかな~と、マリ子に告げるかどうか悩みました。
というのも、マリ子は良く言えば意志が強くはっきりしている。悪く言えば頑固で、一度決めたら絶対に妥協しない部分があって、数年前に結婚寸前までいった彼氏と破局したことがあったのです。
彼氏の実家で、彼氏の親と話しているときに意見が対立し、そのまま「じゃ、別れます」と宣言してジエンド、だったそうで。
私たちの話が喧嘩になり、また結婚キャンセルになったらちょっとな~という躊躇があったのです。
しかし、その時私、A、Bははたと気が付きました。「そうだ、P子もお祝いにきてたよね!?」と
このP子というのは、学生時代から不倫ばかりする人だったのです。
見た目は地味で、メイクや髪形もほとんど凝らない。どっちかというと「喪女です」って自己紹介された方が納得するような感じ。
男好きというか、恋愛依存というか、別れたらすぐに次の彼氏をつくる人だったのですが
その相手がナンパで出会った人とか、居シ酉屋でナンパしてきた人とか、もう誘われたら即OKという感じで、いわゆる緩い子でした。
ナンパで会ったその日に強引にホテルに連れて行ってしかも3.Pだった、みたいな話をケロっとした顔で
自分から話すような人で、私は正直ひいてしまってある程度距離をおいていました。
P子のブログやツイッターをチェックしてみたら、「友達の婚約者に誘われて~男の人ってもう~」みたいな内容とも取れる文章がUPされており、本人を問いただしてみたら(というか、ほとんど自分から話してきましたが)、会ってホテルに行った、とバッチリ黒でした。
これはもう迷ってる場合じゃないぞ、ということで私と友人Aはマリ子を呼び出すことにしました。
仕事帰りのマリ子と、とりあえずファミレスに入り、私やA、Bにきたメールやスカイプのメッセージを見せ、
P子にも同じように誘いがあって、すでに2人で会ってる、という話をしました。
マリ子は目を通しながら、「これは…」と絶句、それまで明るかった雰囲気がサーッとかわっていくのがわかりました。
その時、ファミレスに新しい人が入ってくる音がして、何気なくそっちの方を見たら、なんと婚約者が入ってきました。
実は、その日マリ子と婚約者は会う予定があったのですが、マリ子が『友達に大事な話があるって言われたから、そっちに行ってくる』
と婚約者にメールを送り、これは何かあると気が付いた婚約者が携帯のGPS機能アプリ?で
マリ子の居場所を検索し、追いかけてきたのです。
その後は、私も気が動転して断片的にしか覚えていませんが、
怒りを通り越してめちゃくちゃ冷たい口調になっているマリ子、誤解がある~とか繰り返している婚約者、
びびる店員、その店員に謝るA、と混乱MAXという感じだったのですが
話の流れから、実はマリ子も不倫経験があるという話になり、だんだん議論の軸がずれていって、しっちゃかめっちゃかに。
婚約者の主張
・私、A、Bにはサプライズ相談したかっただけ、誤解。
・P子とは会ったけど、バーやホテルに誘ったのはP子。○ったP子が帰れない状態になったのでホテルに送っていっただけ。
・自分と交際する前に不倫していたマリ子に、何も言う権利はない
マリ子の主張
・相談目的とは思えない!
・ホテルにまで行って何もなかったとかありえない
・不倫はしていたけど、その時不倫相手は別居していて、離婚はしないけどフリーという状態だった。
自由に恋愛していいという誓約書?も持っていた
その場はなんとか、「とにかく2人で話し合って。お互い弁護士たてて。冷静になって」とまとめ
その日の修羅場は終了。
私はもう直接かかわることはなかったけど、マリ子、婚約者、なぜか婚約者の友人などから電話がかかってきたりしてしばらくバタバタした。
その後の成り行きは、人づてに聞いた話や、mixiでの日記などで知ることに。
マリ子と婚約者は長らく続いた対立の後、一応納得の上で別れた。
婚約者は大手企業勤務で、なんというか社会的にもしっかりした地位のある人だったし
マリ子も理論武装して戦うタイプなので、激戦になった模様。
その流れ?で、マリ子の元不倫相手にも連絡がいき、そこでも修羅場に。
不倫相手が、一時期妻と完全別居し、その間にお互い異性とのつきあいは自由に、という取り決めだったのは事実だけど
その後復縁して取り決めも解消した。マリ子と不倫をしたのは復縁後で、それが露呈した不倫相手&妻も修羅場に。
最後に、P子も親と修羅場に。
P子の親はとても厳しいタイプで、P子は成人した後も門限があった。
恋愛以外のことは律儀に守っていたP子だが、今回の件でマリ子がP子の実家に連絡をしたために
今までの遍歴が親にバレて、大騒ぎなったらしい。
先日マリ子は、東南アジアだったかアフリカだったかに旅立った。
仕事で、社長直々の依頼だったそうで、本人はやる気に満ちていた。
他人事とはいっても、修羅場のとばっちりをくらうとなんか疲労して、もやもやがたまったので
マリ子の旅立ちを機会に、書いてみました。以上で終わります。
P子喪女じゃないやん
不倫とか浮気すれば幸せにはなれないって言う教訓だよな
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