大学時代、うちの研究室には防音室があって、そこで作業が終わって帰ろうとしたら突然男女が入ってきた。
それでなんか分かんないけど無意識に、咄嗟にしゃがんで隠れてしまった。
男女は私がいることに全く気付かなかった。
ふたりのうちの一人は、声と訛りで私の知ってるA子だと言うことはすぐにわかった。
が、男の方は聞いた事のない声で分からなかった。
ふたりはチュッチュッってキスしてるのが丸わかりな音をさせて楽しそうになんかしゃべってた。
余計に出て行きにくくなってジッと隠れてたら、そのまま合.体.が始まって
(マジかー)
と思いながら、息をコロして終わるまでジッとしてた。
終わって出て行ったあとも念のため30分ぐらい出て行かなかった。
それから数ヶ月経った頃。
同じ研究室のB男が
「大学院に行くのをやめて就職することにした」
と言い出した。
「子供が出来たのでA子と結婚する、その為に就職する」
んだって。
A子とB男が付き合ってたなんて誰も知らなかったからみんなビックリしてたけど、B男が言うには、
「飲み会のあとホテルに行ってやっちゃったら出来ちゃった」
って。
「酔ってて実は全然覚えてないんだけど男として責任取らなきゃ」
って言ってて。
(なんか色々怪しい)
と思ってしまった。
元々小狡いA子のことが嫌いだったのもあって、フリーメールを使ってB男宛に
「A子には別に男がいる、自分の子かどうかよく調べるように」
と忠告した。
その結果かどうか、しばらく揉めてるみたいだったけどB男は予定通り大学院に進み、A子は大学をやめた。
A子は大学をやめる前、密告者が誰かすごい調べて回ってた。
私も聞かれたけど、
「知らない」
で通した。
>>898
託卵されそうになったB男にとって正義の味方だね
A子の相手はいったい誰だったのか、B男の将来性で押し付けようとしたんだろうね
>>899
たぶんそうだよねぇ。
それ以外考えられない。
でもちゃんと冷静になって調べる人で良かったよ。
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