元彼は虚言癖が凄いし、浮気もDⅤもモラハラも当たり前のクズ。
それまでそう言う人に出会った事が無かったから、彼の異常さを理解するまでに半年ほどかかってしまった。
DⅤと言っても最初は強めにどついたりつねったりする程度だったから、
(じゃれてるだけかな)
って思ってた。
モラハラに至っては言い回しが最強に上手いから、
(私が悪いから直さないとな)
って素直に反省するレベルだった。
虚言癖と浮気だけは、彼が口で言う事と事実とが食い違うから、そのおかげで彼のおかしさに気がつく事が出来た。
直ぐに別れ話を持ちかけたけど、正直すんなり別れてくれると思ってなかった。
けど意に反して彼はあっさりと了承。
その日のうちに別れた。
ホッとしたのも束の間、数日後に女友達から連絡がきた。
この件を打ち明け、相談していた親友だ。
「私、彼と付き合う事にしたから。
取っちゃってごめんねぇ」
正直何を言ってるのか分からなかった。
(あれだけ『酷い男だ』と話していたのに、敢えてそのクズの元へ走るだと!?)
って思ったら何か色々パニックになった。
彼女の言い分は
(DⅤ野郎なので外面がいい。)
(最初はな。あと外面がいいから皆んなの前では人差し指でコイツぅ~ってやるのみ。)
(口が上手いからそう聞こえてしまう不思議。)
(愛されてたかはちょっと何とも言い難い。けどヤツは天性の浮気性だと確信してる。)
(もう好きにしろよ)
と思って
「お幸せに」
って言って電話を切って2人を着拒した。
ご丁寧に別の友人の携帯を借りてまで連絡をしてきた。
「よりを戻そう」
黙って電話を切って電源を落として、その足で番号ごと変えた。
ちょっと恥ずかしくて誰にも言えなかった事があるんだけど、私はクズから50万ほど巻き上げられている。
そこで貯金が底をついたから、
「とりあえずキ○バクラで働かない?」
って持ち掛けられていた。
(たぶんあの様子だと女友達は、将来的には “ヒモを飼う風イ谷嬢” とかになってるんじゃないかな)
って思った。
でも親友である私があんなに泣いてあんなに困ってあんなに追い詰められていた姿を見ていたのに、そのクズと平気で付き合う無神経な女だから、
(きっと図太く生きていけるよ)
って心の底から応援してる。
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