【修羅場】東京の大学に無事受かり、冬休みに地元に帰省した時、修羅場は起こった

Ａと１号は付き合って２年。予備校時代はみんなフレンドリーで、俺も当時の彼女と一緒にＡ＆１号とダブルデートしたり仲良く過ごしていた。
Ａはお世辞にもイケメンとは言えなかったが、話がうまくて優しくみんなから慕われていた。中でも２号から慕われていたようだった。

俺が大学１年の冬休み、帰省して１号がバイトしてるアパレルショップを訪れて挨拶した。
「いや～、Ａさん元気？今度予備校仲間で新年会やるから会うんだけどね。」
と何気なく話をふると表情が豹変。なんでも新年会とかは無いと１号には話してたらしい。
元々１号は嫉妬深いとＡから愚痴を聞いてた(女の子の来る飲み会に参加するだけで嫌がる)ので、
「大丈夫、女の子もいるけどほとんど男だから(笑)」とさり気なくフォローしておいた。

翌日２号からメールが来る。
「Ａさんって１号ともう別れたんだよね？」
え…いや昨日会ってかくかくしかじか…とメールすると、どうやらＡは２号に１年前から「１号と別れたんだよね」と話していて、相談に乗ってもらったり一緒に遊びに行ったりしてたそうな。

２号はまだｲ本の関係にはなってないそうだけど、かなり混乱。
そこにタイミングよく１号から「最近Ａが怪しい」とメール。
┐(´一｀)┌だめだこりゃ…と思った俺は二人の仲立ちをし、１号と２号はＡから自分達がもらったメールやその日時などを照らし合わせる作業に入った。

後日わかったのだが、実はＡは以前にも予備校を出て入学した専門学校の女の子と浮気していた。(専門学校内でバレ、居場所がなくなり退学したらしい)
１号は当時それを許したのだが、帰省した俺から新年会の話を聞いて心配になり「Ａはもう浮気しないよね。大丈夫だよね。」とメールをした。
Ａ「もちろんだよ。絶対にしない！」

しかしその返信は時系列調査から、２号とショッピングデート中に送ったものだと判明した。

事態が予想以上に深刻になり、俺は予備校仲間だった友達(以下、友で)に助けを求め、１号とＡの仲裁をすることになった。
Ａは１号にメールで嘘の言い訳をしまくっており、俺たちのことも「あいつらは嘘しか言わない！」「仲裁？ボコボコにしてやんよ！」などと罵る始末。
先に１号と合流し、こりゃもう別れるしかないよな…常識的に考えて…などと話していると「やっぱいかない」とＡからヘタレなメール。
しかし俺と友に１号が別れる方向に説得されるのを恐れたのか、「やっぱいく」と再びＡからメール。
田舎の駅ビルの閉店は早い。外に出て待っているとＡが車でやってきた。

わかりにくい書き方ですいません。Ａが来る時はもう駅ビルが閉店する時間だったので、外で待ってました。

外は酷い雷雨で、とりあえずカラオケに移動して話し合いが始まりました。
驚いたのはＡが一切謝ろうとしなかったこと。「社会人としてまずすべきことは、１号に謝ることじゃないの？」と問いかけても
「なぜ？」「よくわからない」とごまかす始末。１号は泣き出してやりきれない雰囲気に…。
結局らちがあかず、終了。Ａは「もう２度と浮気みたいなことはしないよ」と宣誓。あとは２人の問題だからよく話し合ってね、とおひらきに。
(２号はこの時点であきれてＡとの完全な縁切りを考えてました)

しかしその３日後に２号からメールが。
『Ａから会って謝りたいと連絡があったの、会ってみた。そこで「今回は本当にごめんよ。１号とはもう会わない。だからまたよかったら一緒に遊びに行ってくれるかい？」
なんて言われたけど信用ならない。どうなのこれ？』
舌の根も乾かぬうちからこの行動。俺と２号はあきれ果てました。

１号には会ってその顛末を伝え、「Ａは本当に信用できない嘘つきだ」と自分の意見を述べました。
ただＡとの付き合った期間が長かったことや、弱気な性格も後押ししたのか１号はＡと別れることに迷いを感じているようでした。
そんな１号を不憫に思ったり、親身に相談に乗っているうちに、自分は１号を好きになってしまったことに気がつきました。

つづきます。長くなってすみません。

その後俺は大学の後期試験の開始に合わせて再び上京し、テストを受けていました。
そんな中１号から電話があり、Ａにまた嘘をつかれたことや、別れる勇気の無い自分が情けないといった内容ね話を泣きながらされました。
たまらなくなった俺は、思い出すのも照れくさいセリフを口にして告白しました。何があっても俺が君を守るから…とかだった気がします。
結果はOKでした。彼女は泣いて喜んでくれて、「明日Ａに直接話して別れてくる」と言ってくれました。
その時は「え…明日って速攻だな…でも…うれしいな」なんて思ってました。

次の日の夜、１号から電話がありました。
「今コンビニのトイレなの。別れ話してたんだけどＡがキレ始めて、本当は他に好きなやつができたんだろ！って問いつめてくるから…つい、そうだよ！だから別れて！
って言っちゃったの。そしたらそれが誰か言うまで絶対家に帰さないって……～君だって言ってもいいのかな？」

とにかく彼女に無事帰って欲しかったので、言っていいことを伝えました。

その後Ａから電話があり、「そーゆーことね。最初からお前１号狙ってて、俺たちの仲の破壊工作やったんだろ？最低だな、お前。」と散々恨み言を言われ、一方的に電話をきられました。

結局彼女は終電が無くなるまでＡの話につき合わされ、Ａが半ば強制的に１号を車で彼女の家に送っていきました。
途中わざと反対車線を走ったり蛇行運転して１号を怖がらせて怒りをぶつけた挙げ句、家の前に着くなり「別れたら俺ﾀﾋぬから」
と駄々をこね始め、呆れて車から降りる彼女の胸を最後の駄賃とばかりに揉む外道ぶりでした。