昔、父と一緒によく行ったあんみつ屋。
あんみつ屋のおばさんはキレイで優しかった。
父は私以外(母姉)は絶対に、その店へは連れて行かなかった。
多分、母姉は店の存在すら知らない。
あんみつ屋のおばさんと父の亡きがらを対面させた。
泣きながら何度もありがとうと言っていたな
最近、彼女がなくなったと風の便りに聞き、
永代供養されている寺院を訪ねた数日後に弁護士から連絡があり、
あんみつ屋やら私財を処分して残った幾許かの遺産を頂いた。
父の遺産は実母と姉が山分け。
実母とは不仲で姉とも疎遠な自分にとっては天の恵み。
弁護士さんが、ご希望でしたら事次第を全てお話する用意もあります、
て云うけど何も聞かなかった。
これに全てを記してあります、と封書をもらったけど、
この封書こそ、開けずに墓場まで持っていこうと決めた。
>>690
自分だったらきっと、知りたくなっちゃうだろうな・・。
封書もその場で目を通しちゃうw
向田邦子さんの一話にありそうな話で
ちょっとジーンときた。
あんみつ屋のおばさんとお父さんが関係があったのは薄々わかるけど、
実は>>690の本当のお母さんも、あんみつ屋のおばさんだったというオチまであり?
サラッと書いてあるので、よけいに味わい深いや。
遺産の事など、本当はいろいろあったろうに。
あんみつ屋ってとこがまたいいねぇ。
690はドラマ化決定でしょ
あんみつ屋は石田ゆりこでお願いします。
とは言うものの
あんみつ屋が本当の母親だとして、なぜに育ての母は引き取って育てたのか?
子供がいないならまだしも姉がいるし。
本当に純文学のような話だ
なくなったお父さんとコッソリ対面させてやったというのがまた泣ける
あえて封筒を開けないところもいい。
>>690は小またの切れ上がった良い女なのでしょうな。
>>697
>小またの切れ上がった良い女
この言い回し、某ゲームの紹介サイトで見た。
あんなマニアックなゲームのプレイヤーがこんなところに…w
ちょっと昔の言い回しだよね。
自分が知ったのはちょっと昔だなぁ。
690はあんみつ屋と父のただならぬ関係に
うすうす感づいてたってことだよね?
いつどうやってそれに気付いたんだろう。
父が690だけをそこへ連れて行ってたのは何故だろう。
余韻の残る話だなあ。
ほんとに昭和の文学作品を読んだような気分w
おぉ、ホント余韻の残る話だ…
自分だったら封書、その場で即行開けてるやもしれん。
『小またの切れ上がった~』は落語とかでも言うよね?
ただ由来が諸説あるんだよな確か。
690が実母、姉とは疎遠で父の遺産も正当に分けて貰えないって事は
やはりあんみつ屋の女将さんが690の実母なんでしょうね。
私だったら幼少の頃に帰宅したら「今日あんみつ屋に行ってきた」とか
ぺらぺら話してただろうな。
石田ゆりこ主演でドラマ化する時にゃ2ちゃん書き込みシーンは無いでしょうね。
>>690
わるいわけじゃないんだし、別にそこまで頑なに
ならなくても……
読んで上げることも供養だと思うよ。
>>690
あけてほしいから封筒を預けたのに・・・
そのまま墓までもってくのは、自分に陶酔してるだけで故人のことを思ってあげてないよ
ま、他人事だし誰かが金持ちになってもしょーがないから最終的にどうでもいいけどさ
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