少し前に、何かの本かネットで読んだ復讐劇が、すげえ印象に残っている。
うろ覚えなので多少の違いはあるだろうし、読みにくいだろうが、とりあえず書いてみる。
ある小学校に、給食を絶対に残すな! を標語とする男性教師がいた。その男は、給食を
食べきれない生徒がいると、いつまでも教室に残して、全て食べきるまで食べさせ続けた。
生徒が何を言っても聞く耳を持たず、時には箸で無理やり押し込み、時には牛乳で無理やり
流し込んで、とにかく全部食べさせた。
(今の子供には信じられないかもしれないが、2~30年前にはどこの学校にもこういう
教師がいた。かくいう俺も、この手の教師に泣かされた記憶がいっぱいある)
それから十数年後。定年退職した男は、かつての生徒たちから、小学校の同窓会をやるので
出席してほしいという手紙を受け取った。ちょうど退職後で暇を持て余していたので、男は
これに出席することにした。会場はどこにでもある居シ酉屋で、生徒のほぼ全員が出席して
いた。
同窓会は午後6時に始まり、シ酉を飲んだりつまみを食べたりしながら、とても盛り上がった。
そして2時間ほどが過ぎたころ、かなりシ酉を飲んだ男は○っ払い、腹も膨れてきた。年齢が
60を超えていることもあり、男の食べられる量は前と比べて減っていたのも原因だった。
そんなとき、元生徒の一人が男に近づき、唐揚げの入った皿を差し出して、言った。
「さあ先生、次はこれを食べてください」
もう満腹になっていた男は、顔の前で掌を振りながら、
「いや、もう腹いっぱいだ。悪いけど、君たちで食べなさい」
「何を言うんですか。ほら先生、食べてくださいよ」
「いやいや、もう無理だ。せっかくだが、もう食べられないよ」
「・・・食べてくださいとい言ってるでしょう」
不意に生徒の声が低くなったのを聞き、男はドキリとした。
見ると、生徒の目は、まっすぐに鋭く自分を睨み付けている。さらに見ると、周囲の生徒
たちもいっせいに自分のことを見ていた。しかも、どこかしら憎しみのこもった眼差しで。
生徒は唐揚げの入った皿を差し出しながら、さらに言った。
「先生、僕たちが給食を食べられないといっても、無理やりに押し込んできましたよね?
食べ物を粗末にすると罰が当たる、それが先生の口癖でしたね? ほら、ちゃんと食べな
いと、罰が当たりますよ。さっさと食べてください」
「だから無理だって・・・」
「僕たちがいくら無理といっても、先生は聞いてくれませんでしたよね? だから僕たち
も、聞く耳持ちませんよ。ほら、さっさと食べてください」
「あー、あの・・・それは冷凍のから揚げを揚げただけだよね? そんなできあいのもの、
魂がこもってないから給食と一緒にされては困るよ」
「給食だってできあいのものでしょう! 先生は給食室で、牛ミンチ肉をこねてからハン
バーグをつくってるのを見たことあるんですか!」
「いや、もう、本当に無理だよ!」
「はいはい分かりました。それなら、先生のやり方を真似させてもらいます」
そう言うと生徒は、男の口を無理やりこじ開け、唐揚げを押し込み始めた。男は必タヒに
抵抗したが、他に数名の生徒に体をつかまれ、されるがままになった。けっきょく男は、
吐きそうになりながらも、山盛りのから揚げを全て食べる羽目になった。
唐揚げを食べ終わったのを見ると、生徒はビ○ルのつがれたジョッキを手にした。
「はい先生、喉が乾いたでしょう? ビ○ル飲んでください」
「い、いや、もうダメだ・・・」
「ははあ、ダメですか。僕たちがそう言ったとき、先生はどんなふうにしたか、覚えて
いますか?」
「い、いや・・・」
「こうしたんですよ」
そう言って生徒は、男の鼻をつまみ、口からビ○ルを無理やりに流し込んだ。いきなり
大量のビ○ルが注ぎ込まれ、男は途中で吐き出し、床が汚れてしまった。
「あーあ、吐いちゃいましたね。僕たちが牛乳をちょっとでもこぼしたら、先生はもう
一杯、無理やりに飲ませてくれましたよね。先生、もう一杯、ビ○ル飲んでください」
そう言うと生徒は、男の口に再びビ○ルを流し込み始めた。もう抵抗する力もなかった
男は、されるがままにビ○ルを飲まされた。
全て飲み終えると、過度の満腹とアルコールで、もはや朦朧となっていた。そんな男の
目の前に、生徒は何かを差し出した。
「さあ先生、キムチ鍋ですよ。ビ○ルの後の鍋は最高ですよね、遠慮なく食べて下さい」
「うっ、あ、あ・・・!」
グツグツのキムチ鍋を見て、男は思わず吐きそうになった。
もう、これ以上は絶対に無理だ。そう考えた男は、その場で土下座し、言った。
「すまないみんな、確かに私はやりすぎた。決まりに合わせようとするあまり、みんな
の体調や気持ちも考えずに、無理強いしすぎた。あのときの私は本当に馬.鹿だった、
申し訳なかった。この場で謝る、どうか許してくれ」
男は涙を流しながら、土下座して何度も頭を下げた。男はプライドが高く、教え子達に
頭を下げるのは我慢ならなかったが、それよりとにかく一刻も早く、この場を収めたか
った。
それを聞いた生徒が、男に向かって言った。
「先生、僕たちが、もう無理です、食べられません、と泣きながら言ったとき、先生は
何をしたか、覚えてますか?」
「え・・・」
「こうしたんですよ」
そう言うと生徒は、鍋をつかみ、中身を男の口に流し込んだ。
いきなりの熱湯に、男は悲鳴を上げた。しかし、数人の生徒に体を拘束されていた男は、
それを防ぐことができなかった。男は口の周りや首や腹に大やけどを負い、その場に
倒れこんだ。
それを見ながら、生徒は言った。
「先生、この店は何時までやってると思います? 朝の5時までですよ。まだあと8時間
ありますよ、それまでゆっくり楽しんでくださいね」
そう言うと、周囲の生徒たちは声をあげて笑った。
だいたいこんな感じだけど、読んでてゾッとしたわ。
本当かどうか分からないけど、俺も小学校の時、教師から給食を無理やり食べさせられ、
いつかやり返してやる! と思ったことがある。
もちろんそんなことやってないけど、本当にやってる奴がいたら・・・と考えると、
背筋が寒くなるね。
あ、途中で回線が途切れて、投下が遅れた。すんません。
何となく筒井康隆っぽいね。
でも先生、ちょっとかわいそうかな…。
>>197
後味悪すぎる。
給食と違って1人分ではないし、追加で注文しているんだよね。
しかも鍋を流し込んで大火傷って傷害じゃん…
てか、店員通報しないのとかマジレスしてみる
>>204
まあネタ話なんでしょうけど、店主や店員が同級生とかw
過去の彼方に去った恨めしいヤツを
血の海に沈める妄想を・・・・・俺はまったくしないと言ったら嘘になるわなあ
それを文章化したくなるヤツもいるだろうなあ
>>200
自分も給食残し禁止の先生に何回も当たったが、恨むとかそんなのは無いと思うわ
この先生も悪いと思うが、生徒も根に持ち過ぎ
コメント
給食には「食事のマナーやルール」を共有するための指導と、「児童生徒の栄養状態を整える」生育補助、二つの理由がある。
日本では戦後早い段階で、後者の理由による給食制度が確立された。
その時代に小学生だった教師どもは、給食を残すなど考えられないくらいの食生活を強いられており、中には給食だけで生き延びた者もいる。
だから、給食を残すだの好き嫌い(アレルギー)だのは「教育的指導」で正さねばならん、と本気で思ってその通りにしていた。
実際「給食指導」はマナーやルールについてで、残さず食べる、は含まれない時代もあった。
人間衣食足りて礼節を知る、と言うが、「教育的指導」を振りかざす教師が礼節を知ってだと思うか?
児童生徒に給食を無理やり食わせる、まるでヘンゼルを太らせようと食わせる魔女みたいな顔をして。礼節など持ち合わせてるわけないだろ。
あの時代の教師たちは、ただのDVジジイババアだよ。
礼節を知らないDV加害者には、礼節羽持って接する必要などない。
妄想でも現実でも。
小学校を卒業後、十数年も経つのにそこまで恨みを買うとは……、壮絶な復讐劇。