60: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2017/12/20(水) 16:13:20 ID:ukg
30年くらい前の話。
近所の商店街に八百屋があった。
そこに子供が買い物に行くと、店主のおじさんが買った物の合計金額の足し算とか諺の意味聞いたりとか、小学生向けの問題を出してくる。
これだけでも面倒くさいのだが、
問題に答えなかったり間違えたりすると売ってくれない厄介な人だった。
当時小学生の私がおつかいを頼まれ八百屋に行ったら、案の定問題出してきた。
私は見たいアニメがあったから
「お願いですから早く売ってください」
と頼んだら、急に
「何だその生意気な態度は」
と怒り出した。
商品も売ってくれなかった。
結局アニメ見たさに買い物しないで家に帰って、母に事情を説明した。
暢気な母は店主のおじさんが問題出すのは微笑ましいと思っていたみたいで、売らなかったことには驚いてた。
それ以来あまり私がおつかいに行く機会なくなったけど、近所に別の系列のスーパー建ってからはちょっと離れたそこに行った。
以降も他の買い物出かけた子供にも同じこと続けたのが原因か、近所にスーパーできたのが原因か、理由は分からんがしばらくして八百屋は潰れていた。
子供とはいえ客を客として見ないおじさんの神経が分からなかった。


コメント
昭和30年代ぐらいまでの個人商店は「売ってやる」式の店が多かった。戦中戦後の物資不足時代の圧倒的な供給者が強い時代を引きずっていたんだろうな・・・・
とじっちゃんが言っていた。当然スーパーができるようになってつぶれていったよそんな店は。大型小売店(スーパー)の進出反対と個人商店は叫んでいたが、供給が十分な時代になれば殿様商売はやっていけないのは明らかなことなのに対応できなかったな。
技術革新とか設備投資とかの難しいことではなく、接客態度を変えるだけのことができなかったのは不思議でしょうがない。