【2/4】 2020/04/29 11:30 公開
【3/4】 2020/04/29 12:00 公開
【4/4】 2020/04/29 12:30 公開
「今日遅かったのも…今まで居たんでしょ!鼻りんさんと!…ねぇええ!!」
胸をグイグイ掴んでくる。本気の力だ。
以前、嫁とプロレスごっこ(比喩じゃなく本当のプロレス)とかした時、
全然力が無くて、「お前力ねーなぁーw」なんて笑ってたけど、
こんなに力強かったんだな。
もう俺は決心した…。全てを嫁に打ち明けよう。秘密にしていた事を謝ろう。
嘘をつき続けて居た事を謝ろう。土下座でもなんでもする。
自分には心の弱い部分があった。それが鼻琳だ。
恋姫無双の世界の住民になった気になり、現実から目を背けて作り出したもう一人の自分。
もう終わりにしよう。大人になろう。そして嫁を愛そう。
こんなに必タヒになって泣いてくれて、愛してくれているじゃないか。
「嫁…その…」
俺は土下座スタイルに入ろうとし、全てを説明しようとした。
その時嫁が呟いた…。
「そもそ…も…」
ん?なんだ?全てを打ち明けようとしてるのに…
「そもそも……
鼻りんって何人なのよぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!」
そこかーッ!!
ギャグにしか見えなくなってきた
何故嫁が華琳の事を日本人ではなく、外国人だと思ったのか…。
それは華琳とメールをし始めた時の昔のメールを見たのだろう。。
その内容は、
日本に来てまだ慣れないわ。。文化が違くて… とか
すごいわね。コレが話してくれた携帯なのね…。とか
日本は便利ね。ここが貴方が生まれ育った国… とかだ。。
語るも赤面な内容…。
多分それも見たからだろうなー。とぼんやりと俺は思った。
みんなごめんね。
もうちょっと続くんだ…。
自分のことをこうやって文字に起こすの初めてなんだ。
ちょっと面白くしようとして、そこかーッ!とかって書いたけど、つまんないね。
けどそう思ったんだよ。そういえばそうだよなーってさ。
中国人って設定で、しかも三国志の昔の偉人だもんなーって。
現代だったら中国人でも携帯知ってるし、嫁は本当に混乱したんだろうなーって。
何だかんだ言って、>>1の文章面白いよー
ここまできたんだから最後まで>>1のクオリティつらぬいてー
ここまで>>1のしたかった相談無し
>自分語りっていうか、相談なんだよね…
そういやこんなこと書いてたなwwww
俺はもうだめだと思った
恋姫の格闘ゲームで破産するかもしれんねこの>>1は
ごめん。ちょっと電話してました…
面白いって言ってくれた人ありがとう。
つまらないといいつつ読んでくれた方、すいませんもうちょっと続かせてください。
もうスレたてから6時間も立ってるんだな…
一人じゃ眠れなそうだったからスレ立ててみたけど、長くなってしまいました…
>>34で言及している通り嫁は実家へ帰りました。嫁母父と共に…
続きを書きたいのですが、眠くなってきました。
凄い申し訳ないんですけど、ちょっと寝させて貰ってもいいですかねー…
仕事あるんじゃないの?
無理するなよ
明日は会社でどうしても抜け出せない会議が13時にあって
事情を話して休みをもらう訳にいかないんですよねーww
こんな事情なんて話せないしなーw
ちゃんと明日は話の流れを自分の中でまとめておいて、
早くするようにします。
すいません!寝ます!
枕を濡らす夜にならなかったのは皆さんのおかげですww
こんな時間ならいっその事起きてろよwww
もう離婚確定だな。
たとえ裁判とかで浮気じゃないのが分かっても、好きなアニメキャラになりきって
自分にメールする人間と、一般人が生活出来るわけないだろ
まー、でも、華琳て人がいない証明をしないといけないからちょこっと大変かもな・・・
「メールは自分で送ったんだ!」
なんて言っても嫁は苦しい言い訳してるようにしか聞こえないだろうしwwwwww
>>240
PCでメールのアカウント画面見せたら解決じゃね?
>>241が言ってるけど
今からこいつにメール送るわって送ったところみせて
アカウントの受信メールみせればいいから
証明は簡単だな
問題はぶっ壊れた趣味持ってた点だけどwwwww
>>243
なったらこういう趣味だったって言うしかないだろうな
信じられなかったら諦めるしかないなだろう
>>241
嫁「私がいない間に鼻りんと連絡とって、パスワード聞きだしたのね!?」
てことに・・・・
まあ、ならないか
オタ隠しても無駄といういい例
実家見せれば一発で信じてもらえるだろwww
>>248
最悪それで信じてもらえるだろうけど
オタ隠してたのと嫁がオタは嫌いっていうのがなー
あと大事なフィギュア達が処理されるっていう
イヤもはやどう転んでも離婚は免れない雰囲気だろコレ…
>>250
まだ真実を嫁が知っていないから
嫁がそれを知ってどう思うかで変わるからどうも言えないな
オタクをやめてくれて今まで通りにしてくれるなら水に流す
っていう展開もあるかもしれないし
すべてを受け入れてくれる可能性もあるしな
オタを隠したのがよくなかったな。いまさらだけど。
隠し事で夜な夜な帰宅の遅い旦那を待つ妻の気持ちを考えるとカワイソス。
離婚はないんじゃ?
浮気してなくて良かった、で丸く収まると思ふ
でも>>1の弁解の仕方に全てがかかってるな…
かーちゃんが味方してくれれば心強いがwww
床についたけど、やっぱり眠れなくて…。こんな精神状態じゃ無理ですねw
少し前からメモ帳に続きを貯めてます。
出社前にそれまでに書き溜めたものを書き込んでから、家を出たいと思います。
それまで出来るだけ頑張ります。
投下は七時半頃になります。
仕事に支障あまりでないようにな・・・
嫁「オタクはやっぱり嫌いだけど、>>1は許す
でもそういうことは私に言わせてよね」
な展開なら幸せになれるのになwwww
これだから惨事は・・・
続きです。
違うんだ嫁。鼻琳は中国人だけど、偉人で本当はこの世には居ない存在なんだ。
なんて言えるはずもなく、むしろそんな事言ったら頭がおかしいと思われる。
そんなの嫌だ。
俺は土下座スタイル入ろうとした中途半端な形で固まった。
そんな何か考えてる俺のふざけた体勢?を見て嫁がついに激昂した…。
嫁は本気で怒ると近くにある物を手当たりしだい投げる癖がある。
まだ交際時代に、くだらない原因で喧嘩した時、嫁はでかい皿を俺に投げつけて
その割れた破片で足を切ったというマヌケだ。
テーブルの上のマグカップや可愛い動物の小物が俺に向かって容赦なく飛んでくる。痛い。スピード感が半端ない。
「あぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
駄目だ。このままだと部屋の全てが壊される!バーサーカーだ!怖い怖い怖い怖いコ.ロ.されるぅうううううううううううううう!!!
「…っ嫁ぇ!聞いてくれ!」
「これはドッキリなんだぁあああああああああ!!!」
言った瞬間、マズイと思った。
俺はついさっき真実を話すと決意したにも関わらず嘘をついた…。なんて情けないんだ…。
だけど怖かったんだ…。とりあえず嫁を落ち着けないといけないと思って咄嗟についた嘘だった。
嫁「……え…」
嫁は何を言われているか把握してないようだった。
よし!このまま畳み掛けるぞ!俺はくるった鳩時計のように喋りだした!
「そうなんだよ!ドッキリなんだよ!もし嫁がさ携帯をこっそり見た場合に発動する
悪戯ドッキリ!結構苦労したんだぜ!そんな怒るとは思わなくて…はは」
嫁の顔が良く見えない。多分凄い顔してたと思う。
「どうだ?手が込んでるだろ?あはは…」
嫁はプルプル震えている。それを見た俺は女優霊という映画を思い出した。
「うわぁあああああああああ!!!!!!もう嫌ぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」
ヒィィ!駄目だ!美味い言い訳を思いついたと思ったら駄目だった!ここまで追い詰められて
まだ自分の保身のために嘘をつくからこうなるんだ!天罰だ!
その時だった。玄関の開いた音がした。
>>271
ッエーイwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
地雷踏みすぎだろwwww
「夫君!!」
俺がうずくまっている位置は、玄関からまっすぐのリビングだ。
つまり誰が来たのか見えたのですぐ分かった。
それは、嫁の父。つまり俺の義理の父、お義父さんだった。
助かった!しかし、心のどこかでもう逃げられない!とも思った。
俺は「その…これは…」とかゴニャゴニャ言っていた…。
思考が纏まらなかった。いろんな疑問が沸いてくる。
なんで御父さんがこんな夜に?車はどこに停めたんだ?飯は食べたのか?とか全然重要じゃないことを考えていた。
御父さんがリビングに入ってくる。
「どうしたんだね…外に。…外に二人の喧嘩の声がまる聞こえだよ…」
嫁は御父さんを見て少し冷静になったのか、床にひざを付いて泣いている。
「お父さん…うっ…グスっ…おとうさぁん”ん”ん”ん…」
「嫁子…。」
御父さんは嫁の肩を抱いて、落ち着くように促した。
ちなみに御父さんは凄いいい人だ。田舎の優しい牧歌的なおじさんのイメージそのまんまだ。
俺も大好きで…本当に大好きだから誤解されているのが辛くて、ここでちょっと泣きそうになった。
そして、嫁を落ちつけた後、ここに来た理由を御父さんは話した。
お義父さんマジGJ
「夫君。私はさっき嫁子から電話を貰ってね。ああ、その時の電話はお母さんが出て、話をしていたのだが…」
どうやら御父さんは、俺が自宅に帰る前に嫁から電話を受けていて相談をされていたそうだ。
そして今夜は家に居られそうに無い。迎えに来て欲しいと言われ、先ほど迎えにきたらこの有様…。
どうりで普段見ないちょっと大きいスポーツバックがあるわけだ…。
「夫君…事情は聞いているよ」
御父さんは優しく俺に話しかけた。「ええ、けど違うんです。……誤解なんです」俺は半泣きで言った。
だけど大丈夫、もう安心だ。この人が居れば後は誤解を解くだけなんだ…。
「ああ。分かるよ。男だもんな。…うん。分かるよ」
御父さんは少し気まずそうな笑顔で言った。
違うんですよ御父さん分かってないですよ…。しかもそんな所で懐深いアピール今されても…
ああ、来てたんですねお義母さん…。俺はそう思い、精一杯の笑顔を繕って玄関の方を向いた。
すると、御母さんは蔑むような目で俺を見ていた。これは完全に汚い生ごみを見るような目だ。
完全に俺を誤解している。ああああ違うんだ。浮気なんかしてないんだ…。
御母さんは怖い。細木和子に似ている。けど顔が似てるだけでいい人なんだ。優しいんだ。。
俺は勇気を出して言った。「御父さん。全て誤解なんです…。全部話すから聞いてください…」
しかし御父さんは嫁の手を握り、座っている嫁を起こした。
「夫君。キミの言い分をまだ聞いていない。…しかし今は二人とも冷静じゃない。そうだろ?
また明日キミの話を聞こう。今日は…嫁子を実家に泊まらせるよ…」
御父さんはそう言って、泣いている嫁と一緒に家を出て行った。最後まで御母さんは生ごみを見る目で俺を見ていた…。
そして、一人俺は家に残された。さっきまで騒がしかったのが嘘みたいだった。
最初にビンタされた耳がまだ痛く、静かな空間に耳鳴りだけが響いた。
どうしてこうなったんだろう。どこから間違ったんだろう…。
自問自答の中、俺は割れたコップの破片、原型を留めていない小物などの破片を部屋用の小さな箒で掃除した。
ふと、壁にぶら下がっている写真立てが目に入った。
なんでもないただの一日に撮った写真だ。
遊園地に行ったわけでもなく、なにかの記念日に撮ったわけでもない、普通の日に撮った二人の写真だ。
写真立てを飾っている嫁に対して俺は「もっと特別なの飾りなよ」なんて言ったけど、
嫁は「これがいいの。これでいいの」って少し笑って言った。
その時の嫁の気持ちが分かった気がした。
俺はそこで自分のした愚かさに初めて気が付いて、号泣した。つまらない嘘をついて、嫁を無駄に苦しませて…。
明日にはしっかり全てを打ち明けよう!
そして誓った。謝って嫁をまた家に連れて帰って、幸せな普通の大切な日々を過ごすんだ、と。
誤解誤解言ってるけど、誤解されてる内容のほうが真実よりマシ
このスレッドのURLを送れば、とりあえず浮気してないことが分かってもらえる
後の問題はガンバレ
>>287
離婚フラグwwww
お父さんが良い人過ぎて逆につらいなwwwwww
翌朝、俺は起きて会社に向かった。
車で会社に向かう途中で、今回起きた事件の全てが鼻琳の所為だという妄想をこりずにしていた。
(俺の心の中に巣食う悪魔鼻りんめ。お前なんか華琳じゃない。お前は悪魔だ!
お前が俺を甘い誘惑の罠に嵌めて、全てを壊したんだ…!許さないぞ…!)
社内のトイレで顔に引っかき傷が見つかった。ちょっと瘡蓋になっている。みっともない。
同僚達に気づかれ、「どうしたの?その傷?」と言われたが、夫婦喧嘩ともいえずちょっと爪で引っかいちゃって…
と言い訳した。
皆さん。僕は鼻琳にそそのかされ、嘘を重ね、嫁に愛想をつかされたお馬鹿さんですよ。あは…あはは…
なんて永沢君と藤木君みたいな感じになってた。
そして、お昼に御父さんからメールが来た。
内容は、仕事が終わったらうちに来て話し合いをしよう。というものだった。
気まずい雰囲気の中義父母の前でオタカミングアウト…胸が苦しくなるな…
ここまでが書き纏めたモノでした。
この後、嫁と義父と義母と話し合いをするのですが…。
そろそろ時間が迫ってきましたので出社します。
また16時頃にスレが残っていたら書きたいと思います。
徹夜出社とか久しぶりだなぁw
駄文に朝まで付き合ってくれてありがとう。
その場でパソコンからハナリン→俺
のメールを送って見せればよかったのに…
言い出すの遅すぎだろ1はw浮気だなんだと嫁が言い始めた時にすぐ言えばよかったじゃねぇかw
あーでもオタ趣味さらすのはきついか
この後の展開
グッズ捨てられて鉄道模型捨てられた人のコピペみたいに>>1がなるんじゃない
ゲーム、フィギュア等をテーブルに並べてPC画面を見せながらまるでセールスマンの様に説明するんだろーなwwwww
とりあえず自分の親も連れてけよ。お前の親はアリバイを証明できるんだしな。
あっ親も共犯かwwwww誰も信じないかwww
>>302
てか、親なんざつれて行ったら逆効果だろ
浮気の冤罪が晴れた頃には親族に精神病と認定されている
もう浮気ってことにしとけよ
まあ本当のことを言ってもお義母さんのお前を見る目は変わらないだろうな
正直、浮気を疑われてまで隠す必要がある事とは思えないんだが…
俺が既婚でもオタクでもないから認識ずれてるだけ?
>>316
オタクを隠して交際して結婚したが故の悲劇だな
っていうかこのスレまだ終わってねぇのかよwwwwwww
男はよく女に理不尽な理由で別れ話を切り出されたって愚痴ってるけど
あれって直接嫌いになったって言うと可愛そうだからって思う女側の気遣いだよね
それを察せず女は意味わからん理由で別れ話切り出すって逆上する男は見苦しい
只今戻りました!
保守ありがとうございました。ご期待に沿えるよう頑張ります。
>>289からの続きを投下させていただきます(劉備ちゃん)
業務をこなし退社し、俺は嫁の実家に到着した。
向かう途中の車内で、どうにか上手い言い訳が作れないか、最後まで俺は性懲りもなく真実に抗っていた。
しかし駄目だった。やはり真実を話して、ありのままの自分を受け入れてもらうしかないと悲しいけど結論をだした。
初めから嫁にカミングアウトしてれば、義父と義母の前で恥をかかなくてすんだのに…。
でもしょうがない。これは全て鼻琳の策略、智謀、戦略に嵌ってしまった自分の責任なのだから。。
クソっ。鼻琳め。全てが無事に終わったら、お前の存在の証明…つまりアカウントを消してやる。ざまぁみろ。
深呼吸して覚悟を決めた俺は嫁家のインターホンを押した…
御父さんが出てきてくれて、リビングに通された。
向かい合ったソファの片方に嫁が座っていた。なんだか生気がない……ゴクリ
俺は嫁に近づき、優しい声で話しかけた。
「嫁…ごめん…。けどちゃんと今日全部話すから。。全ての誤解が解けたらまた…」
「………」
よく見ると目が真っ赤だった。多分寝てないんだろう。
そりゃあ信じてた夫に裏切られて、その上あんなメールを見た日にはこうなる。
胸が締め付けられる様に痛かった。
これが小説とかでよく見る、締め付けられるような痛みかぁ…なんて呑気な事も考えてた。
とにかく早く!一刻も早く誤解を解き、嫁を抱きしめたい。。
今さらながら嫁の愛おしさ、愛らしさを再確認できた俺に対して、頭の中の鼻琳は
(よかったじゃんw再確認できてwwキヒヒヒ(`∀´)
なんてフザけた事を抜かしている。
引っ込んでいろ鼻琳よ。これからお前に引導を渡すんだ。フン。せいぜい怯えていろ。
嫁のソファの後ろのテーブルには御母さんが座っていた。
相変わらず俺を見る目つきは生ごみを見る目だった…
しかし、ちょっとだけその鋭い目つきに興奮しそうになったのは秘密だw
>>1は他人のことなんてどーでもいいのに表面だけ取り繕おうとするタイプだな
御父さんが嫁の隣に座り、俺が反対側のソファに座った。
そして少しの沈黙の後、御父さんが口を開いた。
「さて夫君…。
私はね。嫁から聞いた話がとても信じられない…。キミがまさか浮気をするような人だとは思えないから…」
やっぱり御父さんは俺を信じてくれていた!素直に嬉しかった。
嫁はただ虚空を見上げていた。
「まず私が嫁子から聞いた話を夫君に話す。そして間違っている事実を私に話してくれ。」
「わかりました。その、…本当にくだらない行為が上手く重なってしまったんです…本当です。本当なんです」
「ああ。分かってる。分かってるぞ。ひとつずつ解消していこうな。な、嫁子も」
御父さんが仏に見えてきた。優しい。優しいな。きっと大丈夫だ。このまま落ち着いて話をすれば絶対解ける。
御父さんに、父の日にはきっとネクタイをプレゼントしよう。
「 キミが、 は な り ん という女性とメール交換をしていると聞いたのだが」
あぁ…。そこから話さなければいけないのですね…
しかしどうしよう… 鼻琳 は本当は 華琳 という名前なんです!なんて言えねぇえええ!
名前を改めたらなんか存在を認めているようではないか!!
そもそも考えてみれば、名前なんてどうだっていい事で、もうはなりんって事でいいや!うん!
と思い名前の訂正をあえて申告しなかった。
俺だったら速攻訂正して崩壊してたな
義父の落ち着きが逆にこえーよw
いきなりスイッチが入りそうだわ
嫁に話すだけならまだしも親付きで説明とか公開処刑のいいとこ
一生ネタにされるわwwwww
「あまつさえ、昨日の夜は…その女性の家に招かれて、遅くに帰ってきたそうじゃないか…」
俺は覚悟を決めた。言うぞ。全てを。まず最初の一歩を踏み出す!
「…御父さん。まずそこが違うんです。
…鼻琳からのメールは全て…俺の… 自 演 自 作 な ん で す !」
言った…。言ったよ!
俺は自分を褒めてあげたい。しかしこれではまだ全ての誤解は解けてない。
ここからが問題なのだ。
すると、それを聞いた御父さんが厳しい顔つきになった。
義父(な、何を言ってるんだこいつは…)
浮気してなかったのは夫としていいのだろうけど、妄想メールとか人としてどうなんだろうな
>>373
二次相手とはいえここまで逝ってたら、夫としても浮気してたのと変わらんだろ
浮気は誤解ですってどの口が言うのかと
こういう会話の段取りが下手な奴っていらいらするな
こんなやつですら結婚できるというのに…
これはどう見ても「この期に及んでまだ言い訳か」って思われる
「…なんだって?ピキピキ」
俺は怒りの仏に少しびびったが、話を続けようとした。
しかし、遮るようにそれまで黙っていた嫁が口を開いた。
「それ”…ゲホッゲホッ!」
嫁は久しぶりに言葉を発したせいか、声が上手く出ないようだった。それが今でも印象に残っている。
「…それって昨日私に言った、驚かせようとしたドッキリって話…?
また…そんな嘘…つくの…?」
「違うんだ…嫁。いや違くないごめん。それは実は嘘なんだ…。あの時はあわてて咄嗟に嘘をついちゃったんだ…。ごめん」
「また…嘘じゃん……ふぇ…うっ…う”う”う”う”ぅぅぅぅ……ばかぁぁぁっ!……」
嫁が泣いてしまった…。あんなつまらない言い訳使わなければ良かった…。畜生…。嘘カウント1増えた…。
「…怪しいと思ってた…通帳もぉ…うっ…グス…クレジットカードも…夜に帰ってこないのも…ふぅう”ぅ”ぅ”ぅ”ぅぅうぅ…」
御母さんの俺を見る目が、生ごみよりさらに汚いうんこを見る目にレベルアップした!
やっぱり怪しまれてたのか…。だけど全ては誤解なんだ。これからその誤解が一つずつ解けていくはずなんだ!
俺 の カ ミ ン グ ア ウ ト が つ い に 始 ま る …
ここまで来たらこういう話し方をするといいかな?
1.自分はオタク。だが妻に嫌われるのが怖くて言えなかった。
2.はなりんというのはアニメのキャラでそのキャラが大変気に入っていた。
3.気に入りすぎて妄想プレイでメールのやり取りを自作自演で行っていた。
4.昨夜はキャラグッズが実家に届いたので取りに行って遅くなった。
>>392
浮気騒ぎになる前にカミングアウトしてればヲタなのは許容されただろうし
3はバラさずに済んだものを…
×あわてて咄嗟に嘘をついちゃった
○落ち着かせようとしてあわてて咄嗟に嘘をついちゃった
こう言っておけば理由になったのにな
>>393
大差ねぇよwwwwww
「嫁…俺は…世間で言われている ア ニ メ オ タ ク な ん だ 。 」
ついに言った…。後悔はしてない。
少し清清しさを感じるまでだった。罪を白状したような気分…。清涼な風が俺の心を吹き抜ける…。
俺の脳内の鼻琳が存在を否定され、ダメージを受け叫んでいる気がした。
部屋がシーンと静まり返る。しかし、場違いの発言がこれほどまでに時を止めるとは…。
嫁は何を言っているのかよく分からないという顔をしていた。もちろん目は真っ赤。
「御父さん…。この鼻琳というメールの女性は、僕の好きなアニメに出てくるキャラクターなんです」
御父さんも訳が分からないというしかめっ面をしている。
しかし俺はさらに畳みかける!攻撃…いや口撃を止めない!
「 つ ま り !
俺は自分の持っているフリーのメールアドレスを、自分の携帯に 鼻琳 と登録して、
そして自分の携帯に鼻琳からとしてのメールを受け取っていたわけですよっ!!(ドヤ顔っ)」
俺は何故か自信満々に言い放った。
どうだ!?どうにでもなれ!これで分かっただろう?事件の内容、そして俺の気持ち悪さが つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
俺は御父さんを見た。
御父さんはちょっとキョドった様子でこう言った…。
「 つ ま り … ど う い う 事 な ん だ ? 」
御父さんは理解していなかった。つーかナルトかよチクショー・゚・(つД`)・゚・
そして、御母さんの俺を見る目が、うんこを見る目から可哀想な子を見る目に変わった!
やめて御母さん!それが一番傷つくの!
…確かにちょっと上記の説明じゃ分かりにくかった。俺も正直ちょっと分かりづらいなと言ってて思ってた。
俺は赤面しながら、フリーのメールアドレス、自分の携帯への登録…。今回のメール偽装事件の内容を細かく三人に説明した。
正直タヒにたかった。御父さんに「あーそういうことね」と頷かれる度になんかタヒにたかった。
これもう義母からは一生普通の目で見られる事ないね
義父(普通の浮気なら男として味方出来たのに……)
俺も嫁にオタだってちゃんとカミングアウトしないといけないな
その前に相手作らないといけないけど
俺もまずアニメ見てアニオタになって、嫁作ってカミングアウトしないと
あとその前に他人と会話できるように
>>437
アニヲタになる必要ねぇwww
「…それで鼻琳からメールが来ているように自分を思い込ませて楽しんでいたんです…」
事件解決…。全てを説明し終わった瞬間、俺の脳内鼻琳は断末魔の声をあげて消滅した。シュワ~。
勝った。俺は鼻琳に勝った。もう惑わされない…。そうだこれからは心を入れ替えて…一日三膳恋陽陽…
「夫君」
「ひゃい。御父さん」
完全に油断していた。何か御父さんと嫁が話しをしていた。
そしてこっちを向いた。
「夫君が好きな…そのアニメ…。
な ん て 名 前 だ い ? 」
えっ…名前?俺は予想外の質問に焦った。
「名前ですか!? は な り ん ですけど…(連呼させるなwww恥ずかしいwww)」
「えーっと…違う違う。 題 名 だ 。 」
えええええええええ題名言うのぉぉおおお?どんな羞恥プレイですか!?
知ってどうするの!?えええええまじで言うのねぇまじで?
俺は平静を装ったが、明らかに動揺していたと思う。
お父さんが本当の意味で理解者になるわけか
そんな俺の様子を見た嫁が
「やっぱり嘘じゃん…夫がオタクなわけないよ…。今まで一緒に居た私が言うんだもん…。
どうせ鼻琳と…昨日の夜に電話で打ち合わせでもしたんでしょ…?こうやって言えば大丈夫だとか…」
と憎らしげに言った。
嘘じゃねーよチキショー!!脳内鼻琳が高笑いし息を吹き返すのを感じた…。
ハナリン
完璧な嘘はリアルを侵食する… そんな映画のキャッチフレーズが頭に浮かんだ。
悔しかった…。俺の脳内の鼻琳をコ.ロ.すだけじゃもう鼻琳の存在は消えない。
こいつら三人に住む鼻琳全員を消さないと、完全には消滅しないのだ。
なんなんだ!?鼻琳…。最初はただの空想の人物だったのに、今では俺以外の三人にまで存在を認められる人物にまでなった…
怖い。鼻琳超怖い。俺は鼻琳に初めて恐怖を感じた。
まぁでもこの誤解はとけそうだな。
証拠見せれば一発だしwww
>>463
証拠見せたら夫vs嫁一家から夫一家vs嫁一家になるけどな
でも未だに嫁が実家に居るって事はまだ許してもらってないんだろうな…
「私もね。信じられないんだ。キミがそういう趣味をもっているとは…。
いや、その趣味を悪いというわけではないが…」
糞。負けるか。
題名を言えばいいんだろ…。恥ずかしいけど、嫁の受けた苦しみに比べたら!!!
「恋姫†無双…です///」
「…来い?ひめむ僧?」
「こ・い・ひ・め! む・そ・う!」
なんだ?…御父さん俺をからかってるのか?くそう恥ずかしいぜ。初めて嫁にチンぐり返しされた時より恥ずかしい///
しかしこれで、もう…。
すると御父さんが立ち上がり、隣の部屋に行ったかと思ったらすぐに戻ってきた。
ノートパソコンを持って。
相談したいとか言っておいて未だ相談無し
親父wwwww
しかも検索するってすぐに気がつくなんて使いこなしてやがるな
フリメのアカウントログインして見せたらよかったんじゃねぇの
自分で送ってるって証明になると思うが
まずは>>1の発言の真実/虚偽の確認ということだな
御父さんはさっき居た同じ場所に座り、慣れた感じでノートパソコンを広げた。
パソコンの起動音が鳴る。
そして何か打っている。これは…まさか…
…検索?
やめてくださいね。
御父さんやめてください。
俺は神に祈った。無線LANが切れますように。契約プロバイダが爆発しますように。
しかし神などいない。この世に居るのは悪魔のみ。その名は鼻琳。
御父さんは、うん…うん…となにか呟きながらマウスを操作していた。
嫁と御母さんもパソコンを覗き込んでいた。
俺だけディスプレイが見えない…。みんな何を見てるの?何をしてるの?
バクバクの心臓が痛い…。
そして沈黙を打ち消したのは、パソコンからスピーカーから流れる大好きなあの曲だった…
『誰かにささぐ~命~なら~♪自分の境界を越えて~♪
今ならば~ここでなら~♪強さに変わりぃ明日へ続ーくよー♪』
おいいいいいいいい!!!!OP鑑賞かよぉおおおおお!!!!
>>494
聞いただけで漢字で検索できたのか
>>500
一応ひらがなだけでも出るぞ
終わったな
誰か離婚調停スレのリンク貼ってやれ
これまでの経緯を説明してるだけでここまで掛かるとは壮大な相談スレだな
「え○ちょっ…ちょっ…見るんですか!?今!?」
俺はあわてて立ちあがってディスプレイを上から覗き込んだ…。youtubeだ。
「ああ。夫君がそれ程まで好きな作品なんだろう?」
「ええ?…ああ、はい…そうです…けど、その」
「ならいいじゃないか。私達も見てみたいよ。なぁ」
御父さんは何か勘違いしている。ドラえもんやしんちゃんとは違うんだぞ!
エ口ゲ原作のアニメなんだ!Hなシーンもあるんだぞ!
俺はソファに座って縮こまった…。嫌な予感がする。これはマズイ…。
子供の頃、悪さをした時にその悪事が親にバレているのか、バレていないのかどっちか分かりかねる時のあのモヤモヤした感情。
『忘れたい景色があり~♪
忘れたい記憶もあるぅ~♪』
おいいいいシンクロしてるよ。今の俺の気持ちと歌詞シンクロしてるよ。
flower of brΛVeryはもうノリノリでは歌えない…
あ~なんかゾクゾクしてきたw
公開処刑だな
本物のオタクってのはここまでいくものなのか…
自分はにわかでした
嫁と2人で話したいのでって言えば良かったのに…
お義父さん機転ききすぎwww
【1/4】 2020/04/29 11:00 公開
【2/4】 2020/04/29 11:30 公開
【3/4】 2020/04/29 12:00 公開
【4/4】 2020/04/29 12:30 公開
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