彼氏・・・ともう１人、女の子が抱き合って寝ていた。いきなりビンタ三発喰らわせ、彼氏を叩き起こした。

今日、彼氏が仕事の同期達とお花見だと言ってた。

お花見終わりに、
「これからそのメンバー達と飲みに行ってくる。でも今日会いたいから
帰りに連絡するから、一緒にラーメン食べよう？」

って電話がきた。
夕方５時くらい。

７時くらいになって電話がきて
「今トイレ。何時に終わるのかわかんないけど、会いたいし顔だけでも見たい」

って電話が。

それから待つこと、夜２時。
一向に連絡来ないし、音沙汰なし。連絡しても出ない・・・

もしかして、酔っ払って事故にでもあった？？と心配になり、彼宅へ向かった。
(彼宅はうちから徒歩10分くらい)

嫌な予感がした。直感が。

止めとけば良かったのに、合鍵使って部屋に入った。

開けた瞬間、女物の靴が目の前にあった。

心臓が早くなり、息苦しかった。

部屋の電気が消えていて、よく見えなかった。

ベッドに近付くと、彼氏・・・ともう１人、女の子が抱き合って寝ていた。
(彼氏の格好、ロンTにボクサーパンツのみ)
頭に血が昇って、冷静にならなきゃって自分に言い聞かせた。

取り敢えず、ひとまず家からそっと出た。

男友達に電話して
「今こういう状況なんだけど、私どうしたら良いかな。。見ないふりしたら
幸せでいれるかな。知らなければ良かったかな・・・どうしよう・・・」
と相談した。けど、相談したものの腹の虫が治まらないので
「ごめん、やっぱ私、いってくる。キッパリけじめつけてくるから！」
と言い残し部屋へ突入。

いきなりビンタ三発喰らわせ、彼氏を叩き起こした。

びっくりする女の子と彼氏。

彼氏「は？お前何で俺の家来てるの？」
私「あんたが私の約束すっぽかして連絡も無かったから、心配して来たんでしょ！！
なに女の子と抱き合って寝てるの？本気で信じられない・・・」
彼氏「別にヤってたわけじゃないし抱き合ってねぇよ」
私「ヤらなかったら良いとかそんな問題じゃない！
じゃああんたが女の子と寝るってことは、私が男の子と抱き合って寝ても
何も思わないんだね！？」
彼氏「うん」

私絶句

私「女の子さん。で、あんたは誰！？」
女「私は彼氏くんとは二年前から友達で、一緒にお花見してました。
それで、彼女がいるってこと知らなくて・・・ごめんなさい」
私「あんた、彼女いるって言ってなかったの？」
彼氏「うん」

私はもう唖然として言葉が出なかった。

彼氏「家来るとか、ほんと有り得ないんだけど」
私「あんたが約束すっぽかしたり、連絡の一つも寄越せば絶対来なかったよ！」
彼氏「もう早く家出てって」
私「・・・あんたは私より、友達を大事にするんだ・・・」
彼氏「うん。大体さ、ヤってないんだから別に良いじゃん。マジそこまでさ
信用出来ないわけ？」
私「こんな姿見たら、信用出来ないでしょ！
私は、彼氏くんが将来のことを考えてくれてたり俺のこと信じてって言ってくれてたから
信用しようと毎日頑張ってたよ・・・」
彼氏「お前ほんと無理。別れよ。鍵返して。」
私「・・・」
彼氏「取り敢えず、外で話しよ」