今から10年以上前の私の修羅場。
当時小学校5年生だった私のマイブームは、父の携帯に入っているゲーム(パロディウス)で遊ぶことだった。
いつも私が父にせがんでやらせてもらっていて、父監視のもと一日30分までという制約つきでやっていた。
夏休みに入ったある日、父が携帯を家に忘れて仕事に行ってしまった。
両親共働きで夏休みは家に一人でいることが多く、退屈していた私は歓喜!
「パロディウスが思う存分できる!」と、朝から昼過ぎまでずっとパロディウスをやっていた。
さすがに飽きてきたので、今度は携帯のカメラを起動。
家の中のものを撮りまくって遊んでいた。
そのうち「撮った写真を見られたら勝手に携帯で遊んでいたことがバレる!」と思い
写真を消そうと画像フォルダを開いた瞬間、私の心の中が一気に修羅場化。
なぜならそこには、見たことのない女の人が上半身ネ果でカメラ目線で映っている写真があったから。
子供ながらに、これがグラビアアイドルなんかの商業写真ではなくプライベートで父が撮ったものだとすぐにわかった。
これってもしかして浮気…!?と、心臓がバクバクした。
浮気なんてテレビの世界でしか見たことがなかったから、まさか自分の身の周り、それも実の親がしているなんて考えたこともなかった。
どうしよう、どうしよう、と混乱しながら、浮気していないという証拠がほしくてメールフォルダも開いた。
もちろん中身は真っ黒で、しかも今思えば都合のいい関係だったのか、ジョージの話しかしていなかった。
もう気持ち悪くて気持ち悪くて、この事実をどう自分の中で整理すればいいのかわからなくて涙が出てきてしまった。
夕方になり母が帰ってくるも、私は母にだけは絶対このことは秘密にしなければいけないと思ったため、悟られないよう普通に過ごした。
父が浮気している事実を知れば、母はひどく悲しむだろうと思ったから。
父のことは嫌いだったが母は大好きだったから、それだけは絶対に嫌だった。
この日が第一の修羅場。
それから半年ぐらい経ったころ、もともと家庭内暴.力がひどく
理不尽な理由で精神的、身体的な暴.力をふるわれていた私と母は父と離れる決心をする。
そのさい離婚に向けて母がいろいろ調べ、あの携帯の中身も母の目に触れることになった。
私は母が浮気の事実を知ってしまったことが悲しく、
「お母さん、あれ見ちゃったの」と言うと、母の顔が一変。
「○○(私)は知ってたの!?」「いつから知ってたの!!」
と問い詰められ、びっくりしつつもポツポツ答えていると
「どうしてお母さんに教えてくれなかったの!!」
と言われ、その瞬間スーッと血の気が引いた。
母を傷つけたくない一心で黙っていたのに、それは間違っていたのだと言われた気分で
「私はただお母さんを傷つけたくなかっただけ」という一言も言うことができず、黙って呆然と立ち尽くしてしまった。
この瞬間が第二の修羅場。
今思えば母としては早く知りたかったことだろうし、
どうして言ってくれなかったのと言いたくなる気持ちもわかるけど
当時小5の私には離婚のときの事情なんてわからなかったからとにかく修羅場だった。
>>815
お母さんにしてみれば、早く知りたかったというより、
お父さんの浮気の証拠を見たのに自分に言わなかった=お父さんの味方をしている?
という不安で、思わず責めちゃったのかもね
子どもだけは自分の味方=自分が思うとおりの行動(証拠をすぐに知らせる)をしてくれる、と思うものだけど、
小学生が「母親が悲しむだろうから」とまで考えて黙っていたとは思いもつかなかったんだろうね
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