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私「A子さん、初めまして。彼女の●●と申します。」A子の頬には大粒の涙がつたっていた

サレ女
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671: 恋人は名無しさん: 2007/07/24(火) 13:04:30 ID:zNWHVMVC0

成仏祈願で投下させてください。

私・・・・26歳 会社員
彼・・・・29歳 会社員(私とは別の会社です)
A子・・・27歳 彼の会社の後輩

付き合って2年。お互いそろそろ結婚をということで、
お互いの両親に挨拶も済ませ、幸せな同棲生活を始めた。
半年経った頃から、私の仕事も忙しくなり深夜に及ぶこともあった。
でも彼は夕飯を作って待っていてくれたりして協力的だった。

その頃から、携帯をトイレに持って行ったり、
私が着ないようなアパレルの紙袋が机の上に置いてあったりし始める。

不審に思った私は、いけない事とは思いつつ、
寝ている隙をみてトイレにもって行き、息を潜めて彼の携帯を見る。
するとそこにはA子という女性との熱いメールがあった。

”あの時、一緒に見た星空は忘れないです。”
”手紙 ありがとう。うれしかった。私も大好き!”
”チュウマーク、ばれないようにちゃんと消してね!笑”

それを見た私は、あまりのショックで涙も出ず
そのままへたり込んでしまった。

その夜は一睡もできなかった・・・

672: 671: 2007/07/24(火) 13:11:22 ID:zNWHVMVC0

夜が明けて彼が起きてきた。
リビングで抜け殻状態になっている私を見て、
「どうしたの?」と声をかけてきてくれたが、
私はどう接したらいいのか分からず「具合が悪い」とだけ
言って寝たフリをした。
彼は「ゆっくり休みなね」と言い残して会社へ行った。

一人になってようやく涙が出てきた。
心臓の音が耳の近くで聞こえるくらい早く大きく鳴って、
食べれず、眠れず、その日は会社を休んだ。

気がついたら午後10時を回っている。
いつもなら彼は帰ってきているはずの時間なのに・・・また嫌な事が頭をよぎる。
その時、彼からメールが届く。
”具合は大丈夫?今、会社で一人で残業してる・・・腹減った・・・
 遅くなるから先に寝ててね!”

幸い彼の会社が自転車で10分程の所にあるため、
作った晩御飯を弁当箱に詰めて持っていくことにした。

 

676: 671: 2007/07/24(火) 13:19:25 ID:zNWHVMVC0

支援ありがとう!思い出して涙でてきた。ごめんなさい

会社に到着した。
一部屋だけ明かりが点いている。
入るわけにもいけないので携帯で呼び出すが応答がない。

しばらくして明かりが消え、誰かが玄関から出てきた。
彼と女性だ。
二人は笑いながら出てきたが、私の存在に気がついて
「ヤバイ」という表情で固まっていた。

私「一人・・・じゃなかったんだ。」
彼「うん、たまたまこちらの後輩のA子さんが差し入れを
  持ってきてくれたんだ。」
私「A子さん?」

A子さんは私とは正反対の小柄で
かわいらしい守ってあげたくなるようなタイプに見えた。
先ほどからA子さんはうつむいたままだ。

私「A子さん、初めまして。彼女の●●と申します。彼が
  いつもお世話になっております。」
A子「・・・・!!」

うつむいたままの顔が上がったと思った瞬間、
A子の頬には大粒の涙がつたっていた。

 

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682: 671: 2007/07/24(火) 13:29:44 ID:zNWHVMVC0

彼はこの場を早く切り上げたかったのか、
目に見えて焦っていた。

彼「●●(私)帰ろう!A子さん、お疲れ様!」

私はなぜA子さんが泣いているのに突き放つ言い方をするのかカチンと来て、
回してきた手を振り払ってA子に近づいた。

私「A子さん・・・なんで泣いているの?何かあったんですか?」
A子「・・・・ヒック・・・いたっていい・・・ヒック」
私「へ?」
A子「彼女がいても、私よかったんです!あの言葉、信じて待ってるから!」
A子はそう叫び走っていってしまった。

しばらく呆然とする私と彼。
何分か経った後、彼が何事もなかったかのように「帰ろうか!」
と話しかけてきた。

私「A子さんて何?単なる後輩じゃないでしょ?」
彼「本当に何もないし、このことは家で話そう。ね?」
私「今ここで話しなさいよ!」

彼は何度も帰ろうと催促してきたが、私の頑なな態度に諦めた様子だった。

彼「・・・・わかった。A子は俺の事を好きだと言ってくれていた。
  次第に俺も彼女の事が好きになっていた。」

 

サレ女
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