傷も段々癒えてきたので初投下。
私・・・大学生(就職活動中)21歳
Y・・・彼氏。サラリーマン25歳 一人暮らし。
M・・・Yの女友達18歳
去年の4月。就職活動で毎日面接、試験でなかなか時間が作れず、
Yが「会いたい」って言っても私はその時、自分の将来のため・・って
我慢させていた。
久しぶりにYの部屋に行ったとき、何か微妙な違和感。
ピンクの皮むき器やキティちゃんのマグカップ。
こんな私の趣味じゃないもの、置いてなかった。
でも、その時は特に聞かず「泊まっていって」っていう彼の誘いを
「明日も面接早いから~」と言って聞き流し帰宅。
838: 837 2007/02/10(土) 12:54:06 ID:KoXD/9vR0
当時、私とYは同じ機種の携帯を使っていた。
お互いストラップもつけてなくて、色も一緒だったから間違えて持って帰って
しまった。
全く気づかなかった私。
家に帰ってしばらくするとYから電話。
「携帯間違ってるよ!」
かなり慌てた声。その時点で夜中の1時くらい。
「ごめん、明日の朝イチで届けるわ~」
と言ったら、激怒し始めるY。
「今から朝まで仕事の電話が入ったらどうすんだよ!今からもってこい。タクシー代は払うから。」
との事。
怪しいな・・・って思った。
今まで4年付き合ってきて、初めて携帯電話の中のメールを見てしまった。
メールボックスにはにはMという子からギャル文字いっぱいのメールがたく
さん。
『Yくん、きのうゎ泊めてくれてぁりがとぉ☆』
みたいな。
体が冷たくなっていって、指先が震えた。
でも、自分が就職活動していて、あまり構ってなかったからしょうがないのかもしれない。
って妙に冷静だった。
その日、タクシーでYの家へ行き携帯を手渡す。
何も言うまいって思ってたけど、やっぱり許せなくて
「その皮むき器とかマグカップはMさんの?」
って聞いてしまった。
慌てるY。そして
「携帯見たんか?最低だな!!」
の一言。お互い、プライバシーは大事だから携帯は絶対見ないって言い合っていた
二人。約束を破ったのは私だから、そこは素直に悪いなって思った。
「もうMとは会わないから」
彼の言葉を信じて、また家に帰った。
数日後、珍しく時間があいたので午後2時ごろYの部屋へ。
合鍵を持っていたから、掃除とか洗濯しようと思って。
Yは仕事中だろうからいないと思うけど、それでも何もしないよりいいかと
思った。
ベッドカバーが古かったから、ロフトで気に入ったベッドカバーを購入して、
Yの家へ。
鍵を回したら、鍵が閉まった。
?????????
鍵のかけ忘れ?もう一度鍵を開ける。
すると、誰もいないはずの部屋からシャワーの音と鼻歌。
足元を見ると、華奢なゴールドのミュールが置いてあった。
お風呂場のドア、開けちゃおうかと思ったけどそれはかわいそうだから
部屋でベッドカバーを替えながら心を落ち着かせていた。
多分今シャワーを浴びている子はMって子なんだろうな。
冷静に、部屋を見渡すと彼女の私物と思われる物がたくさんあった。
普通なら気づくんだろうな~。
自分にいかに余裕がなかったのか・・涙が出てきた。
Mがバスタオル1枚の格好でお風呂場から出てきて、
部屋で座ってる私を見て凍りついたような顔をしていた。
若い・・って当時21歳の私が思うほど若かった。
10代後半?高校生だよね?ってかんじ。
「誰ですか・・?」
強張った表情で必タヒに搾り出したMの震えた声。
「Yの彼女です。とりあえず洋服着てください。話しにくいから。」
同じく必タヒで冷静を装った私の声。
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