ささやかだがけっこう効いてしまった復讐。小さい娘がいる人は閲覧注意で。
大都市の支社から赴任してきたA部長。地方都市の支店に来たのは
なんとなく理由があるのだろうなーと皆ひっそり思っていたら、
びっくりするくらい、仕事ができなかった…。
やがてついたあだ名が「口だけ星人」。だいたいそれで察してください。
皆がうんざりしはじめた頃、社内で大きな案件が片付き打ち上げと称しての
飲み会があった。
そこで一人の社員Bさんが奥さんの妊娠を打ち明け、多いに盛り上がった。
生まれてくるのは男の子だそうで、キャッチボールができたらいいなあ
と言うBさんにほんわかする一同。いつも空気を読めないA部長が言った。
「娘のほうが可愛いのにバカだなぁ~www」
A部長は3歳の娘持ちでよく皆に写メを見せびらかしていた。(仕事もせずに)
そこで私はふと言った。言ってしまった。
「娘が可愛いのは今だけですよー。
反抗期になったら娘にとって父親は一番ウザイ人になりますから」
「それは私さんだけでしょ!?」と笑い飛ばすA部長。
しかしその場にいた女性陣(20~40代、10人弱)が全員
「確かに」とうなずきはじめ、A部長は「えっ」と固まる。
そこからなぜか女性陣による「思春期に父親にしたひどいこと」反省会が始まってしまった。
・父親と洗濯物を別にするのは当たり前。自分だけ早起きして洗濯
・母親に怒られてもお父さんとか呼ばず「あいつ」呼ばわり
・お風呂は父親のあとだとシャワーだけにした
・父親に声をかけられても返事は「うっざw」のみ
・日曜なども家の中でも一緒の空間にいないように過ごす
・買い物行ったときも、何か買ってくれそうな時だけ愛想良くするetc
皆そのたびに「わかる!」と同意が集まり大盛り上がり。
20代の娘を持つ別の部のC部長も割って入ってきて、
「何何?娘の反抗期ねー。だいたい同じことされたわーw
今もあんまり口きいてくれないわーw」
となぜか地獄のミサワ調で逆の立場になったときの気持ちを解説され
女性陣はとても反省。「これからは親孝行する」という結論に達した。
しかしA部長はどんどん元気がなくなっていって、最後は涙目になっていた。
その飲み会のあとから、A部長はいつものような無茶ぶりをしなくなったような気がするが
のど元過ぎたら…かもしれないので今は生暖かく見守られている。
【補足】
この反省会に参加していた女性陣は今は色々な形で親孝行してる人たちばかりですし
おシ酉が入って話を盛っていた人もいると思います
またごくまれに反抗期がまったくないまま大人になる女性もいるらしいので
全ての女性がこうではない…ということにしておいてください。
どう考えても思春期のメスガキの洗濯物のほうが汚いんですけどね
思春期の女子の汗なんてご褒美だというのに・・・
思春期の親父嫌悪って親父世代のおっさん、特に近親者から身を守るための防衛本能のひとつらしいから、まったく無くても怖いなー
過剰なのはムカつくが
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