私って本当にダメだ。
きっとAママに嫌われた。夫にも使えない奴って怒られる。
もう嫌だ消えてなくなりたい。
ビクビクしていたけど、なぜか夫はそれ以上何も言わなかった。
でもそれから一週間後の行事当日の夕方、
夫から「おい、Aさんの家に迎えに行くぞ。早く用意しろ」と言われた。
「え、だって断られ…」
「お前ほんとにバカだな。Aさん遠慮してるんだよ。ったく社交辞令もわかんねーのか」
と言われ車でAママのお宅に向かうことに。
Aママのお宅に着いてチャイムをならすとAママびっくりした顔で出てきた。
「あのね、夫がお礼に食事…」言い終わらないうちに夫が私の前に出てきて
「すみません、どうしてもうちの妻がさんと一緒に食事したいからって言うもので。
妻のわがまま聞いてやってくれませんか?もちろん僕も同席しますから安心してください」
「私そんなこと言ってない!!」と言うと夫が振り返りすごい形相で私を睨んだ。
それ、キ千ガイママじゃなくて、キ千ガイ夫じゃ…
なんかドキドキしてきた支援
おいおい、キチママじゃなくてキチ旦那か?しえん
もう何も言えずに下を向いていた。
Aママに嫌われるだけじゃなくて、他の役員にも変なうわさが回るのかな。
もうお茶なんて二度と誘ってもらえないどころか、幼稚園にも居辛くなるだろう。
一生ボッチだ。きっと私に似てしまったわが子もボッチだ。幼稚園やめなきゃいけないのかな。
頭の中でいろんなことがグルグル回っていたら、
「私さんと食事ならいつでもご一緒しますよ。
ただ、私の夫がいない場で、他の方のご主人と食事することは遠慮させていただきます」とママがきっぱりと言った。
「え、私のこと嫌いにならないの?」と思って顔を上げたら、
青ざめた顔をした夫がAママの手を掴んでいた
「離してください。ご自分が何をやっているかわかっているんですか!」
「僕はあなたと食事をしたいだけなのに、どうしてそんなに反抗するんですか」
夫の手を振りほどいたAママの手首に赤く指の跡が残っていた。
Aママは肌が弱くてちょっとした引っかき傷もすぐ跡になるって言ってたっけ
なんてどうでも良いことが頭にうかんでボーっとしていた。
夫はその赤くなった手首を見て
「あぁ、僕の跡がついてるね。Aさんの体にもっとたくさん僕の跡をつけてあげるからね」
とブツブツつぶやいていた
Aママはその場に凍りついたように立ち尽くしていた。
私は頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。
きっと夫は私よりAママのことを好きになったんだ。
いや、もともと私のことなんて愛してなかったんだ。きっと子供のことも。
いつも夫にバカにされてた。ブスっていわれて、
洋服や化粧品も必要ないってお金出してくれなかった。
大切にされたことなんてなかった。
…この人モラハラしてるんだ
漫画みたいだけど、モラハラって言葉が頭に浮かんだ瞬間、
ジグソーパズルのピースが次々はまっていくように
今までの夫の言動がバーーーッと理解できた。
私はバカじゃない、子供もきっとバカじゃない、
Aママは私のこと一人の人間として見てくれた。
私のことをストレス解消のサンドバッグにしなかった。
Aママを助けなきゃ!
夫の前に立ちふさがった。
「帰ろう、Aママに迷惑だよ。」
「は?誰に言ってんだよ。お前じゃまだからもう帰れよ」
あれだけ外面の良かった夫が、人前で取り繕うことさえしなくなった。
悔しくて悲しくて涙が出てきたけど、
顔を上げて「じゃまなのはあなたも同じだよ」って言ったら
夫に突き飛ばされてその場に倒れた。
眩暈と吐き気が酷くて、そのまま気を失いそうになったけど、必タヒで起き上がった。
涙と泥でぐちゃぐちゃの私の顔を、夫が汚物を見るような目で見ていた。
「K察を呼びます」とAママの震える声が聞こえた。
そこで記憶が途切れた。気づいたら病院のベッドだった。
幸い転んだときに擦り傷ができたくらいで、たいした怪我をしていなかった。
眩暈と吐き気は精神的なものらしいと説明された。
コメント
モラハラにDVに嫁の前で他所様の嫁さんに手出すとかマジで基地外だろwww
頭ん中どうなってんだよマジでwww一回開頭してみたいわwww