修羅場を投下。
A男 大学4回生、今回の修羅場の元凶。
B子 A男の彼女で、結構かわいい。
C男 俺と同じく迷惑喰らったやつ。少し人見知りするが、頭もよく頼りになる男の中の男。
D美 C男の彼女。
Zさん 俺が家庭教師に行っているとこの母親。
Zさんを除き、みんな仲が良く、飲みに行くこともしばしば。
俺とC男は1回生の頃から仲が良く、休みの日も一緒に遊んだりすることが多かった。
B男は2回生になって知り合い、日に日に仲良くなっていった。
俺は目立つほうではなく彼女もいないので、家庭教師のバイトをしながら忙しくも楽しい生活を送っていた。
A男とC男はイケメンで、かなりモテてた。
A男はだらしないところが多々あり、大学に来ないこともあったが
俺とC男で「三人で卒業しようぜw」とか言って、なんとか留年はさせなかった。
はっきり言って完璧な人間と言えるようなカコイイやつだった。
3回生になり、A男とC男に彼女ができた。
なかなか微笑ましいカップルだった。
C男とD美もお似合いの美男美女カップルで
俺だけなんか取り残されたような気がして寂しかったが、家庭教師のバイトで気を紛らわしていた。
ある日、俺がコンビニに行った帰りに、信号待ちしているA男を見つけた。
その隣にはB子ではない女の人がいて、俺は声をかけようと思っていたが
それを見た瞬間、声を○して、見て見ぬふりをした。
俺はどこかでその女の人を見たことがあるような気がしていたが、思い出せなかったし
浮気現場を見たショックからか、なるべく忘れるようにしていた。
やっぱり気になっていたのか、少し○いが回った俺は、何気なくA男に
「こないだ誰と歩いてたんだよww俺見たぞww」と言った。
A男は知らないと言い張った。
「実は俺もA男が浮気してんの見たんだよな。」
夏季休校も中盤にさしかかり、近所で祭りがあった。
B子の提案で祭りに合わせ、俺・A男・B子・C男・D美で川原で花火をしようということになった。
その川原は結構人がいて、俺ら以外にもカップルやグループで花火してた。
みんなで花火を開けて準備してたころ、後ろから
「俺男くん?」と声がかかった。
そこには俺が家庭教師として行っているZさんがいた。
俺がZさんにあいさつしてると、なにやらZさんは俺の後ろが気になるようす。
すると、俺のあいさつも無視して、
「A男?何してんの、A男じゃん」とA男の元に駆け寄った。
俺は頭の隅にあった記憶を鮮明に思い出した。
あの日A男と一緒にいたのはZさんだった。
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