753: 名無しさん@おーぷん: 投稿日:2014/07/29(火) 01:44:48 ID:???
彼女と会ったのは田舎の工場に、飛ばされて2年位経った時かな。
ある理不尽な修羅場で異動になった事もあって、仕事が終わったら飯作って寝る生活。
長期休暇も地元にも帰らずに部屋でじっとしていた、休むのも苦痛で仕事がある時の方が気楽でよかった。
工場のまわりには飲み屋もなく、帰りにスーパーによるだけの生活だった。
その日は、朝から風が強く嵐が近づいていたので、スーパーで買い物を済ませて車に戻る途中で
強い雨と風で自転車を持って立ち往生している彼女と目があった。
職場では顔は知っているが、あまり話したこともない派遣社員である事は知っていた。
俺は、この嵐じゃ自転車じゃ無理だから家の人に迎えに来てもらったらと言うと
彼女は頼める人がいないと言うので、俺の車で送る事にした。
俺のアパートの向かいのアパートに住んでいることが分かったので、家まで送る事にした
次の日、一緒に車で出勤して帰りに自転車が置いてあるスーパーに行ったが
彼女の自転車が無くなっていたので、自転車を買うのにも徒歩じゃいけない距離だし
自転車を購入するまで俺の車で通勤することに。
それから彼女が気を使ってくれて、おかずを持ってくれて一緒に晩飯を食べたりしてた。
彼女は、感情を表に出さないし、聞いたことしか答えないけど
それでも彼女の生い立ちをポツリポツリ、話してくれた。
放置子でネグレクトにもあっていて、施設に預けられて高校卒業後に働きだしたが、
親が稼いだお金を全て持っていくので周りの人に助けられて、
誰も知らないこの土地に逃げてきたことを話してくれた。
彼女が自転車購入後も天候の悪い日は、一緒に通勤することも多くなり
自然に広めのアパートで一緒に住むことになった。
彼女はネグレクトにあっていた為が、うれしいとか楽しいとか言わないし
あまり笑わない。
工場の同僚からは、彼女と付き合い始めてのころの飲み会で
俺は幸薄うそうな女が好きそうな感じがしていたって言われたな
俺自体が幸が薄いからいいんだと笑って返したが。
一緒にいてて楽しいんだろうかと思う事もあったんだが
彼女が書いている、雑記帳みたいな日記を彼女用の衣装ケースから見つけた
そこには、彼女が作った料理に対する俺の反応が書かれていた。
12/10 ポトフ 彼が喜んでお替りしてくれた。次も頑張る
12/24 クリスマスイブ、キチンをハーブで焼いた うれしそうに食べてくれた
初めてクリスマスが楽しいものだと知った
1/1 初めてのお雑煮 彼の田舎の味じゃなかったみたい 工夫したい
1/2 彼に聞いて一緒に作った彼の田舎のお雑煮 美味しかった 今年も一緒に居られますように
俺のパソコンで料理のレシピを検索して、いろいろ作ってくれているけど
俺の反応をこんなに観察しているって知らなかった
愛されていることも、彼女が楽しいこともわかった。
子に田舎に来ることになった理不尽な出来事が解消されて、
本社から帰還命令が出ているがもう少しこの生活を続けていたい
俺を田舎の工場に飛ばした部長が処分された。
3年経ってこちらの生活慣れたし、本社の出来事は忘れたいので戻りたくない。
本社にいた時に、同期に結婚を約束した彼女がいた。その彼女をAとする。
俺の親は遠距離だったが電話で了解を取って、Aの両親とも賛成していただいた。
会社には言わずに交際していたが、俺達の上司には知られてしまった。
上司はAに言い寄っていることも有り、内緒にしていたのだが
同棲予定のアパートに先にAが住むことになって、定期券の関係で出した異動届を
その上司に見つかり、先に住んでいたAのアパートに来るようになった。
俺が工場に出張している時に、上司が押し掛けて大変だと電話があって心配していた
Aから、上司に交際していることを話して、帰ってもらったから大丈夫とメールがあった
その次の夜に、Aと上司の行為の画像を張り付けたメールが上司から届いた
Aにメールや電話を入れたが連絡が取れず、Aのご両親に連絡した。
コメント
報告者が今カノを連れて本社に戻った時に
Aちゃんが、すんなり引き下がってくれてればいいけどね…
2014年の半ばか…報告者夫妻は今どうしてるのやらね。