ある日彼氏と出掛けた後の事。
「残りはゆっくりするか」
というわけで私のアパートで過ごすことになった。
私はいつも外から帰ると手洗いうがいを欠かさずにしていて、その日も手を洗って喉をガラガラしていたら、
突然後ろから突き飛ばされた。
上向いてたんで有り得ないほどむせた。
涙やら鼻水やらでグシャグシャの顔のまま振り返ったら手を叩いて笑ってる彼氏。
「ブッサwwwwwwwwwwwダッサwwwwwwww」
と笑われ私もキレて、拳を入れた。
「てめーなにマジギレしてんだよ!」
と逆ギレしてきたが私が掃除用のデッキブラシを振り上げたら慌てて外に出ていった。
彼氏への怒りよりも喉と肺の痛みに苦しんでいたらサークル用のラインにメッセージ。
「○○(私の名前)に腹をナ.グ.られました!あいつはボ.ウ.力女です!別れます!皆も付き合わないで!」
という彼氏からの根回しだった。
と私も弁明をしそうになったがここで少し考えて、サークル内の一番仲の良い女の子にだけLINEを送った。
「本当は彼氏は(上記を簡潔にして)こういうことをした。」
「サークルの皆にどうやって説明したらいいかわからない。」
という内容で。
その子からはすぐ「まかせて!」という返事。その子はサークルの部長とは姉妹。部長の判断で次の日にサークル内で会議になった。
「少し位弁解してくれてもよくね?お前だってナ.グ.ったじゃん。」
とかぬかしたときに、男の先輩に
「俺だったら一発じゃ済ませなかったよ。」
と凄まれて縮んでたのはちょっと笑った。
「何かの間違いだったりしたら彼氏が可哀想だから。」
と良い子ぶったこと(その子にはバレてたけど)。
同じ授業受けてる子にもその話をして、
「サークル内のことだからお前が黙ってればバレない。」
などと言う彼氏の評判を下げまくったことが仕返し。
やり過ぎかもしれないけど突き飛ばされた時は本当に怖かったんで反省はしてない。
一応彼氏は元から人を驚かせるのが好きではあった。
私も人を驚かせるのは楽しかったし、二人で部員の誕生日をサプライズを計画したこともあった。
最初は何か増長するような出来事でもあったのかと多少考えたりもした。
でも中には足払いとか膝カックンとかされたって人もいたから、なるべくしてこうなったのかな、とも思う。
コメント
大切な女を突き飛ばしたりしないもんよ
つまり