私の地元は極めて保守的な地域で
「女の子は地元の短大や看護学校に行かせて親元に残して
地元の男と結婚させて、地域のために介護と育児に従事させるのが一番」
といった価値観が未だに根強く残っている
私の両親もご多分に漏れずこうした思想の持ち主で、
弟は県外の大学に行かせたのに、
私には常々「女の子の幸福とは~」等々、抑圧的なことを言い聞かせてきた
シ先脳のつもりだったのかな
ギ.ャ.ク.待とまでは行かないけど、いわゆる長男教によくあることは大体受けてきた
私が他の女の子と比べて幸運だったのは、
県外で暮らす母方の祖父母が相談相手になってくれたこと
何より学費と仕送りを援助してくれたこと
なんでこの人たちからあの母親が…と幼心に疑問に感じるぐらい優しい人たちだった
母は二人のこと疎ましがっている様子だったけど
今の私がいるのはあの二人のおかげ。
だから恩返ししたくて勉強も就活も頑張ったんだけどね
恩返しする前になくなってしまった
それが理由でモヤモヤを抱えながらしばらく生きてきた
だけどふと、誰かを助けて社会に還元することが
報いになるんじゃないかと思ったのよ
地域と弟に対する恨みも古傷みたいに残っていたから、
この二つにちょっと痛い思いをさせたかったという動機もあった
両親の思想をそっくりそのまま受け継いだ弟によって
色々しんどい思いをしていた姪っ子の学費と生活費を代わりに出した
独身で正社員として働いている身だからそれなりに貯金もあったし、
大した負担ではなかった
奨学金を借りるっていっても二十歳そこそこの女の子に
600万の借金を背負わせるなんて酷いことだと思うしね
都内で働きながら楽しく暮らしているらしい姪の近況を聞く度、
なんだか気持ちが落ち着くのを感じる
>>570
日本の田舎って感じがする
未だにそんなところがあるんだよね……
>>570
両親や弟には仕返しだけど母方祖父母には恩返しになってるね。
あなたと姪御さんがこれからも幸せでありますように。
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