小六の時、特殊学級のガイジに目をつけられていた
あれは体育の時間、外でソフトボールをやっていた時、
教室を抜け出したガイジにボールを投げつけられた
ボールは私の背中に命中、
ガイジは追いかけてきた特殊学級の担任に叱られた
ガイジを庇ってきた
私は推理モノの話が大好きで、特に気に入ってるのは、
名探偵の孫が主人公の高校生探偵や
突然子供になった高校生探偵が主人公の話
これを読むたび、「犯人、少し粘れよ」
「こうすれば完全ハ.ン.罪だったんじゃない?」と思っていた
こんなものばかり読んでいたので、完全ハ.ン.罪を思い付いた
当時、私の通っていた学校の通学路に不審者が出没し、
三年生の生徒が二人襲われたことを聞いた
(校長曰く、一人は不審者に追われ、もう一人は川に突き落とされ・・・・)
そのため、バス通と親の送迎以外は授業が終わったらすぐ帰るよう言われていた
復讐決行の日、神様が私に味方してくれたのか、
その日はバス通は授業終了後、すぐに帰り、
放課後の校庭にはガイジ一人しか残されてない
私は周囲に誰もいないのを確認し、
事前に黙って拝借した黒いフード(恐らく学芸会で使ったもの)を身に付け、
手袋をすると、これもまた事前に黙って拝借したバット
(ちなみにこれらは校庭の遊具に隠していた)を持って、
ガイジに近づき、自分の気が済むまでナグった
ガイジがぐったりした頃に私はその場を離れ、
バットを元の場所に戻しておき、フードと手袋を焼却炉に放り込んだ
そして周囲に誰もいないのを確認し、急いで帰った
翌日学校に行くと朝礼で、ガイジが何者かに襲われて意識不明と聞かされた
学校内では、通学路に出没した不審者じゃないかと噂された
その日の放課後、下校途中、通学路に設置されている電話ボックスから
「〇日の放課後、〇〇先生(担任)が川で溺れた三年生と一緒にいるのを見た」
と、K察に電話をした
翌日学校に行くと、担任が休みで代わりに教頭が授業を行った
その日から担任は学校に来なくなり、
新しい担任が来るまではずっと教頭が授業を行うこととなった
そのため学校内では、不審者の正体は旧担任では?と噂された
ガイジはともかく、旧担任には悪いことをしたと思うが、
あの時旧担任がガイジを庇わなければ私も旧担任ではなく
不審者に罪を擦り付けるつもりだった・・・・
日頃から「自分に厳しく、他人に優しくしろ」という旧担任に嫌気がさしたのだろう
(ちなみに私は「他人に厳しく、自分に甘い」をモットーにして生きている)
幸いガイジは一年後に意識を取り戻したし、
不審者の唯一の目撃者の三年生の証言で、旧担任の疑いは晴れたようだが
(最ももう一人の三年生が溺れた日、職員会議をしていたため、
担任には完璧なアリバイがあったが)
これが私が本当にやった復讐だ
コメント
自分に甘く、他人に厳しいは……ちょっとな……。
確実なアリバイあることを知っててやったなら、DQN返しの範囲でしょうw
旧担任も「子供のしたことだから許す」って考えの人みたいだしw
まぁ、ちょっとやり過ぎではあるかな。