ネタだと思って、私の呟きを聞いてやってください。
関係者には全員【元】がつきます。
私の親は、時代錯誤も良い所で、私に決まった婚約者を押し付けてきました。
って言っても、お嬢様ってわけではなく、普通のサラリーマンの家。
ただ、「この家と家族ぐるみで付き合ってて、将来男女が生まれたら結婚させるの!」って言う、
言葉だけの約束が、その内本気になったって感じでした。
私は、高校を卒業と同時に、大学も行かせてもらえず、結婚させられました。
当日まで、本当に抵抗はしました。
当時、ラブラブだった彼氏がいたので、逃げる準備をしてたら、ほぼ自宅で監/禁状態。
彼氏は、何度も迎えに来てくれ、両親を説得しにきてくれましたが、門前払いでした。
キレて泣いて、ドアも壊す勢いで怒り狂ったのに、
「お前の幸せのためだ!いずれ感謝する!」
と、父に見張りをたてられました。
結婚式当日は、父が雇ったガードマンみたいなのがいっぱいいて、
私が逃げ出さないようにしていました。
本当に、狂ってるとしか言いようがありません。
そんな状態ですから、絶対に愛情がうまれるはずもなく。
しかも、夫は、
「嫁子がホレて嫁いできた!」
と、勘違いし、浮気し放題。
トメも、クソトメで、馬車馬のように働かされました。
そんな事を、両親に訴えても
「そんなの何所の家でも当たり前よ。」
「我慢しなさい。」
で、終了です。
その内、自分がロボットみたいになっちゃって、何ていうのかな?
なーんか、あまり何も感じなくなっちゃったんです。
ただ、ウトメと夫の言うことに、ハイハイと無機質に従っていました。
そんな生活を5年ぐらい過ごした時、夫の友達が結婚することになりました。
私は知らない人なのに、参列することに。
夫の友人のお嫁さんは、本当に綺麗で、凄くキラキラして見えました。
一方、私は結婚式だからって、着飾ってはいるけど、普段はボロボロで化粧も許されない。
なんだろうなあ?
「あれっ?あれれっ?結婚って?そういうものなの?」
って言う疑問が、たった2時間、式の間、浮かび上がってきました。
で、式が終わり、2次会で夫、お婿さん、お嫁さん、夫側の友人とお話をしました。
「どうだ?夫君!お前の所もうそろそろ6年になるだろう?ラブラブなんだろうなー!」
なんて話が出て、夫が
「エヘヘヘ。」
って笑った途端、私は、何故か涙がバーッ!とあふれました。
なんて言うか、あまり覚えてないんだけど、関を切ったように、この時思いが出てきたんです。
「幸せってなんだろうね?無理矢理結婚させられて、その相手に5年で2回も浮気され、それでも離婚が許されず、
姑には、毎日コキ使われ、逆らうと膝がはれるぐらい、ものさしで叩かれる。」
等など、もうダーーーーッって感じで、ウトメと夫のした事を暴露。
その場が、シーンとなりました。
「私だって、好きな彼氏がいたのにさ。どうしてこんななったんだろう?
親なんて、いつか自分に感謝するなんて言ってたけど、私は感謝なんてしてない。
生まれてこなきゃ良かったとか思ってる。
結婚ってそういうものなんでしょう?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。」
その後、延々と、子供みたいに「いやだーいやだーもう帰りたくない!」って号泣しました。
「ちょっと。」と、その場にいた、女性に外に連れ出されました。
流石に、結婚式の場を壊してしまった事を後悔し、外ではなんとか涙を止めなきゃって思ってました。
その時、その連れ出してくれた女性に、
「夫君と私、友達なんだけどさ。貴方がホレて結婚したって皆に言ってるよ?違うの?」
って言われて、全力で、でも無口で首を横にブンブンと振りました。
「ちょっと待っててね。」
と言って、女性は会場の中へ。
その後、その女性の怒鳴り声が聞こえました。
何を言ってるのか判らなかったけど。
その直後に、バンとドアが叩き開かれ、夫が飛び出してきて、私の腕をつかんで
「帰るぞ!」
と、怒鳴りましたが、私はなんかもう嫌だったので、振りほどきました。
①①①①
どうして、あの時こうなったかは今もあまりわからないんですが、
ロボットみたいな感じはなくなっちゃって、もうこの人といたくないって感じでした。
夫は、動かない私見て、
「知らないぞ、謝ってもゆるさねーからな!」
って怒鳴って、一人で帰ってしまいました。
ボーっとその場に立ち尽くしてたら、先ほどの女性が私を会場の中へ入れてくれました。
そして、結婚はそうじゃないんだよってのを、教えてくれました。
「人それぞれ、感覚とか価値観は違うけど、貴方の言う結婚は絶対的に違うよ。」
と言ってくれ、その場でボロボロとまた泣いてしまいました。
その後が大変でした。
もう、私の両親へ夫が連絡を入れたらしく、実家へ取り合えず帰ろうとしてた私を、両親は
「夫のところへ戻れ!でもどりは許さない!」
と、冷たくあしらわれ、実家へは帰れませんでした。
その時、式場で親切にしてくれた女性がついて来てくれたんですが、
「うわ~、本当にいるんだ。あんなの。」
と、呆れた顔で見ていました。
その後、
「じゃあ、も~いいやっ、おいでっ!」
と、私の手を引いて、彼女の家へ。
「ちょっと狭くて、汚いけど我慢してね~」
って、掃除もしてくれて、私の居場所まで作ってくれました。
本当に、彼女がいなければ、私はどうなっていたことか。
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