事業に失敗して一文無し(幸いにも借金はなかったらしい)の(その時まで良だと思ってた)ウトメが家に来る形で同居になった三年前。
うちの両親は鬼籍、元は両親宅→現名義は私である家に、家を売らないと破産するところだった二人を仕方無く住ませてあげてるのに上げ膳据え膳を要求し
「今は私があんたの親になって”やってる”、親孝行させてやるから感謝しろ」
と働こうともしなきゃ家から出ずにあれ買ってこいこれ買ってこい(もちろん金は出さない)とうるさかった。
勿論何もしてなかったし旦那も「動かんとボケるんじゃwww」と家にいる時はむしろウトメを動かしてた。
そんな旦那が1ヶ月出張した。
後ろ盾のない嫁子、今がチャンス!とでも思ったのか一気に増長し上げ膳据え膳+小遣い+勝手にケータリング攻撃。
言うことを聞かないと頬をはたいたりしてきた(ちゃんと返した)。
まともに相手するのが面倒だったので「夫に呼ばれたので行ってきますv温泉楽しみv」という手紙+五千円札に、灯油ストーブに使う灯油が残り少なかったので灯油屋さんに「タンクに入れなくていい」と電話(当時1月)、暖まるのがクソ遅いファンヒータと食べきれなかった冷凍食材のみを残し隣県の独身姉宅にGO。
そのまま旦那に連絡し、一ヶ月後旦那と共に帰宅した。
ファビョるウトメを尻目に旦那が
「んー?バイト雑誌くらい買えよな、つか五千円あったんなら老人二人くらい何とかなっただろ?」
と一撃。
二人が言うところに寄ると
五千円は二日もたず、灯油も十日足らずでなくなった。
ガスは出ないしそもそも料理くらい作って行くべき!
嫁としての自覚がない!寒さでコ.ロ.す気か!
今から離婚してK察に出頭しろ!
と喚き散らす。
ガスは無意識に(長期外出だから)元栓を閉めてただけで、開ければ出たんだけど…。
少ないと言っても、灯油も普通に使えば二十日はもつ量。
冷凍庫には肉も魚もあったし冷蔵庫には調味料(のみ)があった。
肉は綺麗になくなっていたがキッチンはドロドロ。
放っておいても何もできない、荒療治が駄目ならもう無理だね。出てけ。と言ったら
「お前だけ出ていけばいい、ムチュコタンと三人でここに住む」と寝言ほざいたので、旦那が二人を車に乗せてウト兄(了承済)が持ってるボロアパートに置いてきた。
二人はウト兄に
「ムチュコタン夫婦が「これを気に同居してほしい」と言ってきたから」
とほざいてたらしいが、こっちは
「ウトメが元気なのに動こうとしない、このままじゃボケ老人になって終わる。ウト兄のところなら甘える相手がいなくて良いはずだ」
とマヤり、どうしようもない時は連れてきて良いと返事を貰ってたんじゃボケ。
それから三年経ったんだけど、つい先日ウトメから
「許してやるからそっち行ってやる、だから旅券送れ」
と手紙が来たので思い出したDQNでした。
もちろん旅券は送ってないんですよね
旅券って…パスポートだよね
ウトメどこにいるの?wwwww
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