先輩の知識では
行政書士<司法書士<弁護士 の順に高くなるようなので
行政書士に聞いてみようかということになった。
翌日先輩が行政書士に電話して確認したところ
ここは書類作成とそれに関する相談を受けるところで
今後相手と交渉する可能性もあるし
全般的なことを頼むのであれば弁護士にということらしい。
費用がどのくらいになるか不安だったので弁護士に行くのは迷っていたんだが
ためしにいくつか電話したところ
会えるのが十日先だったり二週間先だったりしてどこもだいぶ待たされることがわかった。
しかもその日は話を聞いてもらえるだけで、そこで聞いた話をもとに書類を作って、
それから一週間から十日くらい後に再度話し合いをして、
そこで解決に向けて動き出すということらしいので、
今すぐ何とかしたい俺からすると待たされすぎに思えて申し込むのを保留した。
その翌日先輩がすぐに無料相談できるところを聞いて来てくれたからその次の日に行った。
朝早くから出かけた甲斐があって30分ほど丁寧に教えてくれた。
高い金払わなくてもよかった。いろいろ質問して知りたかったことは解決した。
ようするに相手がごねたら長期化するということだった。
しかも財産はある程度はあげないといけないのが悔しい。
全財産の半分をあげないといけないのかと思って詳しく聞いた。
民間の保険で年金に入っているのだけれど
それは解約すると解約金がもらえるから預金みたいなものだと思っていた。
でも、将来もらえる年金のためにかけているものに関しては、わざわざ解約することもないし
1円も分ける必要はないということだった。
世の男性よ、預金は少なくしてなるべく年金の積み立てにしておいた方がいいぞ。
もっとも嫁に浮気されるなんて夢にも思ってないか。
最終的にどうしたかというと先輩のアドバイスで探偵に頼みに行くことになった。
探偵ってこれまたお金がかかりそうだろ。
初めはどうしようかって決めかねていたのだけれど
先輩が金はまた稼げば手に入るが幸せは金では買えないぞという言葉が決め手になった。
そこで事務所に行ったのだけれどさ、
ちょっと見てもトレンチコートを着ている人も帽子をかぶっている人もいなかった。
やっぱり普段はこんな事務所にはいないのだろう。
ここには受付の人だけいればいいものな。
探偵は標的の見張りをしているか、バーにいて水割りを飲んでいるほうが絵になる。
そこに依頼することにした。嫁の写真を送ってくれというので何枚も送った。
嫁の携帯を見て会う日を調べる必要がある。
嫁は寝るときは近くに置くから携帯にさわるのは危険なので
見るとすればトイレに行くときか風呂に行くときなのだが
トイレは戻ってくる時間が予測できないので風呂に入っているときに見た。
次の土曜に2人が会うことがわかったので探偵に連絡した。
俺は仕事だというのにお前という奴は。
土曜日に探偵から証拠の写真が取れたという電話があったので見に行った。
見たら元気なくなっちゃうね。
もらった写真でズシッと来たのは嫁が笑っている写真。嫁はとても楽しそう。
嫁が笑顔で男の横から抱きついている写真を見て
結婚生活を続けていくのは無理だな
もう終わりだなと感じた。
探偵から裁判になる可能性があるなら3回押さえたほうがいい。
そうでなければ2回でもいいと説明された。
その説明をぼーとした頭で聞いていて、
どうでもいいかという気になって、もういいですって言った。
写真見たら嫁が離婚に反対するとは思えなかったんだよ。
嫁に離婚すると言えば喜んで応じるだろうから裁判になることもない。
もうさっさとスッキリしたかった。
家に帰る途中で先輩に電話した。
先輩からもう1回だけ頼んでおけ。専門家のいう事には意味がある。
何かもめたときに役に立つだろうから2回目を依頼しろ。
もし役に立たなければ俺が2回目の分の半分払ってやると言われた。
先輩の電話の後、探偵に電話してやはりもう1回お願いしますと依頼した。
司法書士の手数料は売買契約だけじゃなく、不動産登記の手数料も込みでしょう。
>>450
司法書士の話は支払った金額を簡単に聞いただけでなので内訳はわからないです。
その2つを同時にするのが普通なら含まれているのだと思います。
次の金曜に会うことがわかったので連絡した。
そしてその当日になって証拠が取れたというので次の日に受け取りに行った。
その夜に嫁に聞いた。
「お前何か隠していることはないか?」
この質問に対して、はいありますと答える嫁はいないことはわかっているが聞いてみた。
「なぜそんなことを聞くの」
これは予想した答えだ。
「最近、お前の様子が以前と違うと思うから。(これはウソ、何も気がつかんかった)」
「どう違うの」と嫁が質問してくるので、もう話すのも面倒になって写真を見せた。
「子供もいないことだし離婚するから」
ここで意外な言葉が返って来た。
「離婚は嫌」
「何を言っているんだお前は。離婚して相手と一緒になりたいのだろ」
ここで嫁の一言がすごかった。
結婚できない相手だから俺とは離婚したくないんだって。
浮気相手は結婚していました。でも俺には関係ないから。
俺が好きだからというより、独身になりたくないのだろうなというのは想像できるけど。
だったらせっかく結婚したのだから浮気するなよ。
相手が独身であればまだ少しは理解はできる。
もし離婚になった場合は相手との結婚という道が残されているのだから。
嫁としても割り切った交際だったのだろうがそれでよく盛り上がれたな。
やっぱり浮気している女性のことは理解不能。
コメント
ハメットやチャンドラーの作品のハードボイルド探偵が浮気調査してたらいくら何でもかっこ悪いだろうが
汚嫁にしたら、今回バレた件だけの制裁で済んで良かったってところだろうね。
有る事無い事言いふらされないように、周りには離婚の経緯を話しておいた方が良いだろうね。
汚嫁も間も、さほど苦しんでない件
汚らしい生物と離れられたのは勝ちだよ
汚嫁希望子作り1年のばし現在31歳、この齢だと花嫁の花取れて汚がついて回り間男となら
いざ知らず痛い腹探られ前のことがバレる、縁談断られるの繰り返しとか考えてないだろな
以後終生独身か後妻の道しかないかな。