バイトはその一件で居づらくなり辞めた。
店長もお店を辞めた。
店長はA子とはもう会ってないし、連絡もしてない。と。
信じるしかなかった。
店長は仕事をやめて、パチ○コをするようになった。
パチ○コ代のお金も貸したりした。
調子の悪い時、私の勤めてるクリニックに来て、保険証がないから、
全額私が立て替えた。
もうダメだと何度も別れ話をしても、その度店長は泣き、
私は「あぁ、この人は私がいないとダメなんだ」と、
巷でよくあるパターン。私ももう、お分かりの通りダメダメです。
店長はたまに連絡が取れなくなったり、
部屋に明らかに女が来てるのが分かった。
その頃店長は束縛がひどく「職場でもどこでも他の男と目を合わすな!!!
院長と仲いいが何かあるんじゃないか?!」とか言われ、
「院長と何かってなに?!患者さんとも目合わすなって事?!」
店長「俺が好きなら出来るだろ!!!」
私「そんなの無理に決まってるじゃん!私はあんたの人形じゃない!」
と言うと、馬乗りになって何発もグーでナグられ、耳から血が出ました。
手を上げられたのはそれが初めてだったけど、もう本当に本当に無理だと思った。
向こうは泣きながら謝った。でも、別れると言うとまたナグられた。
ナグられたのは、後にも先にもこの日だけでした。
もうなにもかも面倒くさかった。店長の言うことにハイハイ言ってた。
体重は付き合った当初から10キロ減った。
携帯は変えたのでA子から連絡はなかった。
が、ある日、クリニックに電話が。
受付の人(そのクリニックの院長の妹)が出ると
「私子はとんでもない女だから、辞めさせた方がいい。
私の店長寝.ト.った女。でも、今度は私が取り返す番」とかなんとか。
そのクリニックは、院長(陽気なおっさん)、
院長妹の受付(やさしいおばちゃん)、
看護師さん(スパッと物を言うかっこいいおばさん)、
に私(当時二十歳)、だったので、
みんな娘みたいに可愛がってくれてた。
院長はたまに「お前の彼氏、ありゃかっこええが、大丈夫か?」
院長妹も「お金はちゃんと返してもらわないとダメよ!大丈夫?」
看護師さんも「あの彼氏、自分の娘だったら大反対だね!!!」
と、すこぶる評判が悪かった所にその電話で、もう、みんな別れろ別れろでした。
その夜、どこでどう調べたか実家にもA子から電話が。
お父さんが出ました。
「おたくの泥棒猫おるか?!どういう育て方したんじゃ!」等々。
父「お宅様は?」
「あんたの所の泥棒猫に婚約者寝.ト.られたんじゃけど、慰謝料払え。」
的な事をドナってたそう。
その時私も電話の近くに居たので、とうちゃんの受け答えからA子からだと分かりました。
お母さんは、病気で入院中でした。
お父さんはすごく優しい人です。
お父さんに泣きながら今までの話をしました。
ナグられた事は言えませんでした。
お父さんは「こんな事いいたくないけど、その彼とは別れて欲しい。」と。
その頃から、携帯に頻繁にA子から電話がありました。
携帯に出ないと職場や家に電話があるので、出ると
「昨日店長の家に泊まった。3回やった。
中に出したから妊娠したかもしれない。」など毎日聞かされました。
店長はそんな事はない、と言ってましたがきっとA子とは
会ってたと思います。
いよいよ本気で別れたくなった私は、店長に何度目かの別れ話をしました。
店長は泣いてすがってきましたが、ナグられるの覚悟で断固として別れるの一点張り。
店長は納得してなかったけど、勝手に話を終わらせて家に帰りました。ナグられませんでした。
店長からの電話も無視し、A子にこっちから電話をかけ、別れた事を伝えました。
A子は最初信じてなかったけど、徐々にA子からの電話もなくなりました。
店長は、その後何度か実家まで来て、私に会わせて欲しいと言ってましたが、
両親が断ってくれました。店長とはそれっきりです。
終わり方はあっけなかったですが、私が唯一体験した、修羅場というか、
疲れる恋愛でした。話の頭から終わりまでで、2年半くらいあります。
長すぎすみません…。最後いらないかもですが、余談として。
お父さんは、私の知らないうちに、A子に会ったそうです。
ハッキリとはいいませんが、おそらく婚約破棄になったお詫びにお金を渡してると
思われます。
お母さんは、退院後事の顛末を知り、「あんたが辛い時にそばにおってあげれんでごめんね。
気づいてあげれなくてごめんね。」と言ってくれました。泣きました。
かーちゃんの方が大変だったのに。
後、母曰く「お父さんはA子に会って、”思った程悪い人じゃない。あの子もかわいそうなよ。”
って言ってたんよ。べっぴんじゃったんじゃろ。
これじゃけ男はダメよ!!!腹がたつ!!!!」とすごく怒ってましたw
今は、店長もA子もどこで何をしているか、全く知りません。
ダラダラと長い間読んでくれた方、本当にありがとうございました。
これでもかなり端折ったのですが、文才なっしんぐなもので、すみませんでした。
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