子供の頃の話だけど、俺は小5ぐらいの時に
今で言うとこの厨二病を発症しててな。
心霊特集とか、幽霊大集合!みたいな文字の踊る本を読み漁ったり、
霊感を開花させる儀式なんかをくそ大真面目にやったりしてたよ。
ある日の夜、いつものように21時には母ちゃんにベッドに強制収容され
親父母ちゃん妹は寝室へ行った。
(3人は同じ部屋で俺だけが別の部屋で寝てた。)
だが厨二病な俺は「太陽が眠ったこの時間からが霊達の領域だ!」と、
こっそり起きてて懐中電灯で本を呼んだり、
降霊術をやったりして深夜12時~1時あたりまで起きてたんだ。
「今日も降霊は失敗か…。」
とベッドに入りうとうとしていると何か違和感を感じた。
なんか下の階で人の気配がする。
親父も母ちゃんも妹ももう寝てる。(イビキが聞こえるから間違いない)
これはもしや…俺が降霊術によって呼び出した守護霊か!?
とwktkしていると階段を上る音が聞こえる。
守護霊を呼び出したはいいが、なんと言って声をかければいいか
困った俺はとりあえずベッドに飛び込み寝たふりをした。
すると守護霊が上の階にきた。
ギィ…階段すぐの部屋が開いたな。パタッ…。
ギィ…次は物置き部屋か…。パタッ…。
ギィ…俺の部屋に入ってきた。あれ?なんか怖い。
こっちの様子を伺ってる気がする。
なんか絶対動いちゃダメな気がする。
寝たふりしてなきゃ…。少しするとパタッ…。と出ていった。
それから親父達の部屋にも入ったっぽかった。
みんな気付くな、起きるな、そのまま寝てて!
とベッドの中で震えながら祈ってたよ。
守護霊が親父達の部屋を出てミシッミシッと階段を降りてった。
そのまま守護霊は玄関のドアを開けて出ていった。
「あれは守護霊じゃない…間違って大怨霊を呼び出してしまってたんだ…!」
と震えた。
親父達は呪われてないか!?とベッドから飛び出し親父達の部屋に
「みんな大丈夫か!?!?」と叫びながら入ってった。
親父も母ちゃんも涙やら鼻水やらヨダレやらで
グジュグジュになった俺に驚いてた。
親父達に今の出来事を話すと親父は寝ぼけてたんじゃないか?
と言いつつ下の階を見に行くと、タンスや引き出しが
ぐちゃぐちゃに荒らされてたらしくK察呼んだり大事になった。
犯人は別の家でも空き巣をやってたらしくすぐ捕まった。
ナ○フを所持してたらしく、寝たふりを続けた俺は親に褒められまくったよw
「よく来たな我が守護霊よ!」とかやらなくてほんとよかった。
>>706
それこそ守護霊が守ってくれたんだろw
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