ではいきます。
長いですよ本当に・・・
大輔(彼氏、仮名)は一年前に仕事で県外に出て、今は遠距離恋愛中です。
大輔はもともと自分に自信あるタイプなので浮気など心配してましたが
あるとき大輔の携帯メールをチェックしたところ、女からのメールが出てきました。
「やっぱりかー」と思いました。ちなみにその時は4回目でした。
もう、かなりイヤになっていました。
勇気をだして、その女とのメールを全てチェックすると、今度会うようです。
私は頭にその日付をインプットしました。
そのときのデートでは普通にしていました。私は地元に帰りました。
そしてそのメールにあったデートの日の前日、案の定大輔から電話がありました。
大輔「明日、夕方から会社の先輩たちと海のほうに行くんだ。」
私「あ、そうなんだ。海水浴?」
大輔「うん。気が向いたら夜釣りもするかも。」
私「そっか。」
大輔「でさー、そこ、電話つながらないかもしれないんだよね」
私は『きたっ!!』と思いました。
私「わかったわかった。海ってどの辺に行くの?」
大輔「○○県(彼の住む所の隣の県)のH海岸のほう」
嘘ばればれです。ちょっと情けなくもありました。
デートの当日がやってきました。
昼過ぎに大輔から電話がありました。
大輔「今からいってくるねー!」
私は友人と買いもの中でした。
そしてその数時間後。
友人と喫茶店でお茶を飲んでいるとまた電話が。
大輔「いまねー、H海岸沿いのイタリアンの店でご飯食べてるんだ」とのこと。
実はその日、私はH海岸のガイドブックを購入していました。そして一緒にいた
友人裕香とそれを見ていたんです。
私はさりげなく大輔から現在地を聞き出しました。
私は「なんていうお店にいるの?」と聞きましたが上手くはぐらかされました。
大輔との電話を切ったあと、大輔のいっているH海岸沿いを地図で見たのですが
イタリアンレストランなんて一軒もありません。
「これはおかしい!!」と思ったときにはときすでに遅し・・
大輔の電話は圏外になっていました。
裕香に事情を話し、相談しました。
裕香が間違い電話の振りをして大輔に電話したけど圏外です。
それからまた2・3時間後に大輔から電話があり、「今から船に乗る」とのこと。
大輔が電話を切った数分後に裕香が大輔に間違い電話の振りをしてもう一度かけました。
今度はつながって大輔は電話にでました。
裕香「あ・・・あれ?山本君ですか?」
大輔「え・・・違いますけど・・・」
裕香「あ、じゃあ山本君のお友達ですか?」
大輔「いえいえ、違いますよー」
という会話が交わされました。裕香曰く、周りはざわざわしてて楽しそうな声が響いてたと。
大輔は全く不思議にも思っていなかった様子だったということです。
その日は結局電話はまたつながらなくなり、私はもんもんとしたまま朝を迎えました。
大輔からは翌日の昼頃電話がありました。
私は夜中の12時前には、電話する事自体辞めてしまったので何がどうなったかは全くわからないまま
朝になっていました。
おそらく、朝まで女と一緒だったのでしょう。
多分、海にも行っていないと思います。長年の勘です。
そんなことがあったのが2ヶ月前の土曜日です。
(続きます)
その週明けの事・・・
私は大輔との関係をもう終わらせたほうがいい、だけどこのままでは・・・と悩んでいて、
土曜日の出来事は、裕香に毎日のように相談を持ちかけていた矢先の出来事でした。
裕香が「もう一回電話してみよう」と言い出したんです。
私もどうにかして彼の浮気の尻尾をつかみたかったんです。
私も「やってみよう」ということになり、その日の夜は裕香の家に行きました。
夜10時ごろ・・
大輔は確実に家にいるようです。
裕香が電話をかけました。
裕香は大輔の一つ下で、私と大輔と同じ地元という設定です。
裕香「もしもし・・・・」
大輔「はい?だれですか?」
裕香「あの・・・土曜日に間違い電話かけた者ですけど・・・」
大輔「ああ!こんばんわ。どうしました?」
裕香「山本君じゃないんですよね」
大輔「うん、違うよ。だれそれ?」
裕香「彼氏の友達です・・彼氏が一ヶ月前から連絡とれなくって、たまたま彼氏の友達に
道端で会った時に聞いた電話番号だったんだけど、違うみたい。ごめんなさい」
・・・というような話から始まりましたが・・
大輔はうまく会話をつなぎ、裕香から名前と何処に住んでいるかを聞き出しました。
そこから大輔と裕香のメノレ友が始まりました。
予想通り、大輔は「今度、地元に帰省した時に会おうよ」と裕香をさそいます。
裕香も設定では『彼氏に逃げられた不幸少女』ですから、大輔を焦らしつつも話に乗ります。
そうして3週間ほど、裕香は大輔とメノレ友を続けました。
大輔はまんまと騙されています。「彼女いない」と言ってます。
私という彼女がいながら・・・。腹がたちました。
そうして私たちは、今度はその先の計画を立てます。
私と裕香は、大輔と会うための「おとり」の女の子(友人の美奈)と打ち合わせをしました。
裕香は大輔に一度会わせた事があったので顔が割れていたのです。
だから、実際に会うには適当ではありません。
美奈は「いいよー」と言ってくれ、美奈の同棲中の彼にも事情を話しました。
裕香が大輔とメールを交換しつつ、美奈との打ち合わせも進めました。
大輔の帰省までの3週間の間に計画はカンペキなものとなりました。
そんななか、大輔は帰省して来ました。いつもとかわらず。
計画の日(美奈とのデートの日)は帰省した日の翌日でした。
大輔は会うなり「明日、家族と親戚の家にいかないといけないんだ」と言いました。
私は「あ、そうなんだ。私も実はおばあちゃんちに行かないといけなくて」と言いました。
計画では、美奈が大輔を上手く街に連れ出し、私とはちあわせ・・・という計画です。
大輔を安心させて街に引っ張り出すために、私も遠くにいると大輔に思わせる必要があったのです。
次の日の朝。美奈とのデートの日です。
私は「今からおばあちゃんちいくね」と大輔に電話し、車で裕香を迎えに行きます。
美奈からも電話があり、「12時に待ちあわせたよ」とのこと。
私も裕香と街に出て、街で待機です。
待ち合わせの時間を1時間過ぎた頃、美奈から電話がありました。
「今ね、ご飯食べようってことになってレストランに入ったよ」と美奈。
美奈との電話を切った後、私は大輔に電話しました。(レストランに入ってしまえば
暫くは街から離れられないと考えたからです。計画どおりです。)
私「あ、もしもし?あのね、おばあちゃんが用事ができて家にいられなくなったっていうから
今、引き返して戻ってきたの。だから裕香と遊ぶことにしたからー」と大輔に言ったところ
大輔はいたって普通に「そうか。わかった。親戚の家から帰ったら電話するね」と言い、
電話を切りました。
それからまた1時間ほどして美奈から電話があり、「何か、舞(私)から電話かかってから、彼氏
そわそわしてきたよw。今からここ出るね」とのこと。
その美奈からの連絡を合図に、私と裕香は待機していたカフェをでました。
私と裕香は、美奈と打ちあわせたとおりの道順で裕香と一緒に歩きました。
美奈も打ち合わせどおりの道順でこっちに向かえば、はちあわせするはず・・・。
すると・・・・!
反対側の歩道に大輔と美奈を発見!!計画どおりです!
私と裕香は興奮しつつも2人に気づかれないよう横断歩道を渡り、向こう側へ行きました。
わざとすれ違うように、人ごみにまぎれながら正面から向かいました。
だんだん距離が縮まります・・・
ついにはちあわせです!
でも大輔は全然きづいていません。美奈と笑いながらあるいています。
すれ違いざまに、大輔の腕をつかんだ私は
「ちょっと!!!!!大輔!!!!」と大声で叫びました。
大輔は一瞬「え!!」と言って固まりました。
私「誰よこの子!なんでここにいるの!!!」
大輔「いや・・・え・・・あ・・・」うろたえています。
美奈はおろおろした振りをしています。(←演技がうまい)
裕香は黙って見ています。
私は大輔にこれでもかというほど罵倒を浴びせて往復ビソタをおみまいしました。
周りの人がビックリして見守っています。
大輔は私を落ち着かせようと腕をつかみましたが、その腕に噛み付いて
さらに蹴りつけました。・・・暴/力ですが・・・・大輔はされるがままでした。
かなり動揺してたんでしょう。
そのあと私は隙をついて裕香の手を引っ張って走り去りました。
美奈はその隙に逃げました。
大輔は追ってきましたが途中で見失ってしまったようです。
電話もかかってきたけどしつこいので電源を切りました。
その次の日には携帯は解約しました。
大輔とはそれっきりです。
おわり
お付き合いありがとうございましたw。
修羅場でしょうかね?
でも、かなりスッキリしましたよー。
大輔は種明かしを知らないままです。
いいきみですw
なんという潔さ…
拍手!!!
いまだに友達伝いに
「反省する」「よりをもどしたい」と言ってきたり
手紙もきますが、面白いです。
また痛い目に合いたいのかなーとか思ったりしますw
不謹慎だけど面白かったー!ありがとー!
舞さん文章うまいし内容もスキーリしました。
その美奈さんが大輔に会った途端惚れてしまい計画は思わぬ方向へ、、、、
と読んでいた私はかなーりこのスレに毒されておる。
>>541
実は美奈さんと大輔がデキていた、と読んでいた私も逝ってヨシですか
みなさん感想ありがとう・・。
>>541さんや>>542さんのような期待をされないように
あえて美奈の「同棲中の彼」を織り込んでみたんですが(笑
やっぱ期待してしまいましたか・・・すみません
うーむ、ブラックメイルだな、こりゃ。
よくやった! 感動した!
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