1週間の出張から帰ると嫁に違和感が出てた

相変わらず馬.鹿二人のLineは盛り上がってたがひたすら耐え時を待った。
それで作戦実行日。
「話の前にちょっと飲もうか」
と言ってｼ酉飲ませた。

嫁弱いくせにｼ酉好きなんで甘めのだがアルコ○ル度数高めのカクテルを作り飲ませた。
その間
「今日まで一緒にいてくれてありがとう、これからもよろしく」
とか
「いままでちゃんと言った事ないけど今日は言う、愛してる」
って嫁の良心に訴える言葉を言っといた。

その時点で酔っ払って半分寝てたが目には涙を浮かべてた。
これで明日間男の所に行こうとするなら最終手段と思いながら嫁を寝室に抱いていった。
翌朝
「昨日なんだったの？」
「涙っ払っちゃったみたいで覚えてない」
と言いながら起きてきた。

その日は夕方まで一緒に過ごしたが夕方
「友達の所に行くから準備しないと」
と言いシャワーを浴びに行った。

ハラハラ

ドキドキ

いつもと違う念入りな化粧をしてるようでなかなか部屋から出て来ないので
「これまで、作戦発動」
と言いながら俺の部屋に行き例の物を持って来た。

しばらくすると
「じゃあ行って来るね、帰りは明日の朝だけど出来るだけ早く帰ってくるから」
と出てきた。

そこで
「ちょっと待って、行くならこれ書いて行ってね」
と緑の紙と財産分与放棄承諾書と慰謝料1千万の支払い同意書を渡した。

「え、ちょっとなにこれ」
と言うから今までのLineのやり取りをプリントした物を見せた。
「何か言う事は？」
と言うとみるみる顔色が変わっていきなり土下座した。

「行くなら行けばいい、だけど2度と家には入れない」
「どうすんだサインするのか行くのか早く決めろ」
と言うと
「いぎばぜ～ん」
と号泣しながらさらに土下座した。

「じゃあ○○（間男の名前）に連絡して呼び出せ」
と言って嫁の携帯をバッグから出して渡した
「いいかくれぐれもバレタとは言うなよ」
「待ち合わせ場所を変更して○○駅（うちの最寄駅）に来いと言え」
と指示した。

しばらくすると能天気に
「着いたよ～、早く嫁と一緒になりたいな」
と返信が来たので
「直ぐ行くね」
と返させ嫁を家に残し嫁の携帯を持って家をでて駅に。

俺は間男の顔を知らないので
「誰かに見られたらまずいからタクシー乗り場で待ってる」
と俺が打った。

すると見るからに遊んでますって風体のスーツ来た男が携帯の画面を見ながらタクシー乗り場に来た」
「○○って言うのはお前か？」
って声かけたら
「そうだけどあんた誰だよ」
と偉そうに言う間男
「嫁の亭主だよ、文句あるか」
と言った瞬間ダッシュで逃げる間男。

別に逃げられても後で追い込めると思いそのまま帰った。
一応Lineには
「逃げられると思うなよ、きっちり責任は取ってもらうから」
と入れといた。

「まだなんにもしてない」
と返ってきたので
「人の嫁口説いてやろうとしただけで十分罪だ、お前の家族と会社に抗議しとく」
と入れといた。

帰ってから嫁の尋問開始したが間男は高校時代の元彼で嫁にとって初めての男。
大学で離ればなれになり自然消滅。
11年ぶりに再会し高校時代に戻ってしまった。
口説かれて有頂天になってしまった。
離婚だけは勘弁してください。
これからは携帯はロックしないのでいつでも見てください。
って言うので
お前の両親に報告する。
お前の友達に自分で報告すること。
当然間男の家族と会社に報告するので速やかに名指その他間男に関する情報を提出。
信用する事は出来ないがこれからの態度で離婚するかどうか決める。
と言って執行猶予を与えた。