結果、見事に俺は学年代表として、放送枠を手に入れた。
他の学年はテープに吹き込んだ物を流すのだが、俺は放送部員なので、
「昼の放送やるついでに、自分で読みますわ」
という言葉を疑う者は居なかった。
そして決行日。
俺は放送室の扉に中から鍵をかけた後、粘着テープを何重にも貼り付けて開きにくく
細工し、放送を始めた。
他の学年代表の作文なんか流しはしない。
放送時間の全部を使って、シ也沼と担任の親子を糾弾する。
学ランの内ポケットに忍ばせていた本当の原稿を取り出し、読み始める。
すごい騒ぎになった。
始まって十分もすると、外からガンガン扉を叩きまくりながらファビョりまくる担任の
くるったような声も流れ始めたそうで、応接室で校長と一緒に仕出し弁当喰ってた
教育委員会の面々にも、ばっちり聞こえていたようだ。
あっという間に一時間の放送時間が終わった。
やり切った。言いたいことは全部言った。
俺は粘着テープを剥がし、自分から鍵を開けて、放送室の外に出た。
先生達による事情聴取みたいなものもあったが、動機から何から全部放送しちゃった
わけで、燃え尽きた俺は「放送した通りですよ」とかテキトーに答えていたようだ。
めっちゃくちゃ怒られたが、クラスの連中は「お前よくやったよ」と言ってくれた。
担任は泡ふいてぶっ倒れて、病院に搬送されたらしい。
一週間もすると、代わりの先生が来た。
元担任が辞めたのか、飛ばされたのかは知らない。大して興味も湧かなかった。
ただ、シ也沼も一緒にいなくなったので、クラス中喜んだのは確かだ。
彼女に復讐は果たしたことを伝えられないのが、今でも時折、喉に指さった魚の骨の
ようにチクチクする。
自分の子供だと担任になれない
シ也沼だろ 乙武みたいにどうにでも出来るさ 乙ちゃんルールならぬ天使ちゃんルールでね☆
同級生に、担任が母親で、学校で「お母さん」って呼んじゃってからかわれてた奴が
いるんだけどなぁw
長々と創作乙
作文が得意なのは本当なんだね
次は身内だと担任になれないという知識を身につけてから再挑戦してみよう
あと、学年主任や組合の偉い立場とやらに夢見すぎなところも直していこう
>>159
そんな事はないよw
そんな決まりはどこにもないww
コメント
つまらん、浮気速報は浮気専門で行けよ